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「キリスト教」関連書レビュー

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キリスト教関連書のレビューを、ひとまとめにしています。 後日、内容別に整理の予定です。
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2022年7月の記事一覧

「アレクセイの花園」より、最後のご挨拶

【転載:初出「アレクセイの花園」2022年7月30日】 (※ 本稿は、私の電子掲示板「アレクセイ…

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池上彰・佐藤優「日本左翼史」三部作:〈転向左翼〉の知ったかぶりと自己正当化

書評:池上彰・佐藤優『漂流 日本左翼史 理想なき左派の混迷 1972-2022』他三部作(講談社現代…

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映画 『ガザ』 : 美しい風景と、 人々の日常と、 明日の保証なき〈生活〉

映画評:ガリー・キーン、アンドリュー・マコーネル監督『ガザ 素顔の日常』 ひさしぶりに「…

8

G・ガルシア=マルケス 『百年の孤独』 : まったく〈趣味〉に合わなかった物語

書評:ガブリエル・ガルシア=マルケス『百年の孤独』(新潮社) タイトルのとおりである。私…

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セルゲイ・ロズニツァ監督 『ドンバス』 : 理想と諦観の 〈メタ・フィクション〉

映画評:セルゲイ・ロズニツァ監督『ドンバス』 ロシアのウクライナ侵攻が始まって4ヶ月あま…

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いつでも世界のどこかで : 綿井健陽監督 『Little Birds イラク 戦火の家族たち』

【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年6月18日】 (※ 再録時註:「テロに屈してはなら…

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『靖国問題』と その〈明晰性〉 : 高橋哲哉 『靖国問題』

書評:高橋哲哉『靖国問題』(ちくま新書) 【旧稿再録:初出「アレクセイの花園」2005年5月31日】 (※ 再録時註:高橋哲哉と加藤典洋による「歴史主体論争」は、一般的には加藤の論を支持する議論が多かったようだが、私は終始一貫して、高橋哲哉支持である。これは明らかに、私の物の考え方が高橋に近いからだろうし、それは自慢できることだろうと思う。加藤典洋の議論は、あまりに「日本人向き」なのである) 先日の、小泉首相の靖国神社参拝問題をめぐって、来日中であった中国の副首相が、小

意気地なしが求めた〈愛〉 : 樋口恭介 『すべて名もなき未来』

書評:樋口恭介『すべて名もなき未来』(晶文社) 本稿タイトルからもわかるだろうが、私は、…

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