博論日記14/365:予め言っておくと今日の進捗はほぼなしです

・朝から日本の勉強会に出席させてもらい、その後明日あるロシア音楽関係の勉強会の準備をした。ロシア音楽関係の基礎文献を読み直す的な勉強会で、私が言い出しっぺ+私が主催なので初回と第二回は私が担当する予定。

・読む文献は Frolova-Walker M. 2007 _Russian Music and Nationalism: from Glinka to Stalin_.

・この本がKindle版で1300円もせずに読めるとは驚き。私が持っているのはハードカバーで、ハードカバーなりの値段がした記憶がある。でもハードカバーで持っていてよかったと思わせるくらいのしっかりした文献だ。

・著者のフロローヴァ=ウォーカー氏はソ連末期〜ソ連崩壊直後の時期にモスクワ音楽の学生で、1994年にPh. D. 論文を「シューマンの交響曲とそのロシアへの影響」というテーマで提出している。同年にイギリスに移住すると(政治的な理由ではなくて個人的な理由とのこと)、そこで優れた本を何冊も書き、現在はケンブリッジ大の教授。

ここから先は

638字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

音楽学者の学習とロシア音楽研究の将来のためにご支援いただけると嬉しいです。演奏会や楽譜購入に使わせていただき、記事の内容も充実します。