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博論日記195/365:サバネーエフのすごさ

ヘッダー画像はモスクワメトロのクリスマスムード。出口に「ツリーはこちら」というステッカーが貼られていました。でも外を出ても相変わらず雨。気持ちが沈むようなシトシトの雨。どうせなら雪が降っていてくれ。

ご飯を食べてクラウトロックを聴きながら踊っていたらこんな時間になっていました。てへ。


本が届いた

ボリース・シュリョーツェルが1923年にベルリンで出版した『スクリャービン』が届いた。99年前……あとちょっとたったら100年前の本になる本。
かなり状態が悪くて、表紙はなんかクシャってなっているし、背もしっかりくっついていない。再製本をどこかで頼むか……というレベル。しかし、ベルリンで亡命者が出版した本がもう一度ロシアへやってきて、終いには日本へやって来ることになる(日本へ持ち帰るつもりなので)とは、なんとも歴史の奇遇さを感じる。

届かなかったもの

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