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博論日記262/365:マーラー交響曲第9番(ザリャージエ大ホール、ノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団、ディミトリス・ボティニス指揮)

今日書くべきことは夜行った演奏会のほかない。本当に久々に演奏会に行くことができた……。

題名の通り、ザリャージエの大ホールにノヴォシビルスク・アカデミー交響楽団、ディミトリス・ボティニス指揮でマーラーの交響曲第9番を聴きに行った。

ザリャージエ・ホールはけっこう連続演奏会企画を開いていて、去年はショスタコーヴィチの全曲演奏会、マーラーと並行してラフマニノフが生誕150周年なのでラフマニノフ作品をやるらしい。

2021年の末(もう1年以上前だ!)にパーヴェル・コーガンの指揮でモスクワ音楽院の大ホールで聴いた以来だ。ちなみにそのときは直前までのソフトボールの練習と、交通事故渋滞のせいで開演に間に合わず、第1楽章展開部の途中から聴くハメになった。

偶然にも2つ前の席に指導教官がいて、ご挨拶した。

これは正確に言えば偶然ではなくて、指導教官がその場にいることは知っていた。演奏会前のレクチャーを彼女が担当してたから。

ノヴォシビルスク交響楽団だから正直なめている部分もあったけど、(まあソリで細かい瑕疵はあったけれども)なかなか刺激的でいい演奏だった。ザリャージエも結構良いホールに育ってきていると思っている。

演奏後、30秒くらい沈黙が続くのが良かった。ここで即拍手が起こってしまうと興ざめなので。あと30秒くらいあってもよかったけれども。

こんな感じでごく静かに終わる曲なので、その後の余韻も含め楽しいのだ。(↑のアバドのルツェルン響の演奏も終わった後しばらく沈黙していますね 。よければ冒頭から聴いてほしい曲なので、へー、沈黙したな、と思ったら最初から聴き返してみてください)

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【終刊しました】日本と某国莫市の大学院で博士課程(専門:ロシア音楽史)に在籍している学生が博論(2本書かなければいけない)の日常生活、読書、進捗の記録です。音楽に興味のある方、海外の博士課程に興味のある方、ぜひ覗いていってください。

Ямон / やーもんの博論日記

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