見出し画像

大半の悩みがなくなる【反応しない練習】YouTube動画要約&感想

前回の記事の最後に予告した通り、今日は「反応しない練習」という本の内容を紹介している、YouTube動画の要約と感想を書きたいと思います。

記事の最後には、私なりの解釈や感想も書いていますので、ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

チャンネル名:サラタメさん
動画名:【書籍 解説】反応しない練習|10秒でストレスを消す思考法

では早速、動画の内容に入っていきます!


結論

結論:すべての悩みは反応から生まれる

⇨悩みとは、現象から生まれるものではなく、我々自身の内側、心の反応によって生まれる

アドラー心理学の「目的論」に近いかもしれません。


例)朝の満員電車でイライラする

ブッダは「それは間違い」だと言います。
「ストレスが生まれている、本質的な原因を特定できていない」と言うわけです。


全員が同じくらい、同じようにイライラしているわけではないですよね?


満員電車という同じ現象、同じ環境でも、それぞれの人の反応次第で、ストレス、悩みは大きくなったり、小さくなったりします。


自分自身が、ネガティブな反応さえしなければ、ストレスは発生しないということなのです。


悩みの根本的な原因 (動揺、落ち込む、腹が立つ、後悔) は、現象自体ではなく、私の内側、心の反応にあります。


本書では、タイトルにもある通り

ムダな反応はするな
ムダな反応をしないための練習をしよう
ムダな反応をしなければ、大半の悩み、ストレスは解消できる
というか、そもそも生まれもしないんだよ

と、結論づけています。


「急に反応するなって言われても無理」と思った方もいらっしゃると思うので、ここからは具体的に、ムダな反応をしないためにはどうしたらいいか、反応してしまった場合の後の対処法を解説していきます。


【1】ムダな反応をしないためにはどうすればいいか

①大前提⇨この世の中の大半のことは、判断しなくていい

これは、多くの人が陥ってしまう罠なのですが、目の前に流れてくる情報や、仕事やプライベートで関わる人間に対して、我々は判断を下しすぎてしまうのです。

この情報は、嘘か?本当か?
あの人が、好きか?嫌いか?
自分は、成功したか?失敗したか?

なんでもかんでも、判断しようとしてしまいます。


なぜかというと..

正義か悪を判断するのは、一瞬、気持ちがいいのです。

人間は、結論が出て、どこかに着地できた気分になると、謎の安心感を感じる生き物なのです。

短期的な気持ちよさを求めて、テキトーに判断を下しがちなのです。


テキトーな判断=麻薬、大きなリスク

現代は、情報量が膨大な時代。
なんでもかんでも、判断を下すと、いくら時間あっても足りません。

自分の貴重な時間が、テキトーな判断を下す時間に、どんどん奪われていきます。


◯人間の心には、コミットメントと一貫性という特徴があります。

一度自分が言ったことを、そのあと間違いだと気づいたとしても、自分が発信した言葉に一貫性を持たせたいという心理効果が働いてしまうので、知らず知らずのうちに、自分の言葉に自分の行動が縛られてしまうのです。


我々が触れる大半の情報や人間が、何が正義か、誰が正義か、何が悪か、誰が悪か、なんてわかりません。

正義も悪も、嘘も本当も、グレーなことばかりです。

誰が不倫してようが、政治家が失言してようが、我々は無理矢理、良し悪しを判断する必要はないのです。


我々が、判断しなくていいことが大半です。裁かなくていいのです。
ムダな判断が、ムダな反応を生んで、心に根深い悩みを生むのです。


ですが、だからといって、我々の目の前に現れるすべての情報に、判断を下さず、常に微笑みながら暮らしましょうということではありません。

そんなことは現実的にできません。
ブッダはそれでいいかもしれませんが、現代を生きる我々には、判断を下さないといけない場面が、間違いなく存在します。

なので、すべての情報に対して、判断なんかしなくていいんだよという、大前提をご理解いただいたら、次の「②判断するかどうか、反応するかどうかの仕分けをする」というステップに進みましょう。


②判断するかどうか、反応するかどうかの仕分けをする

基準:
・快 (心地よさ) を大事にする
・真実であり、有益であること

サラリーマン的に言い換えると..

・どんな情報に反応すべきなのか?
・自分なりの判断を下すべきなのか?
基準:「自分の仕事が前に進むかどうか」


職場では、自分が反応したり、判断を下したりすることで「自分の仕事が前に進むかどうか」を基準に仕分けましょう。


◯注意すること⇨エラい人の独り言

大半の若手サラリーマンは、エラい人の独り言に反応しすぎなのです!

エラい人には権限があるので、明確に意図や依頼したい業務がある場合には「この業務をこんな感じでやってください」というような感じで、指示をしてくるはずです。

にも関わらず、上司が、指示でもなく質問でもない、ボソっと独り言を言うときは要注意です!

そういうときは、エラい人自身が、自分自身で考えを整理できていないけれど指摘したかったり、文句を言いたかったり、仕事を丸投げしたいというような状態で、反応してもまったく得しないケースが多いのです。


「サラタメくん!」と、明確に呼びかけてない、そして、質問なのか?意見なのか?依頼なのか?わからない場合は、全部スルーしてます。

もし仮に、スルーされたら困る内容であれば、内容を整理して、明確に「サラタメくん!」と、声をかけてくるはずです。

ハッキリと呼びかけられるまで、自分の仕事に集中しています。


この、独り言スルースキルが身につくと、会議にも使えます。

会議でもエラい人は「こんなプランでうまくいくかなぁ」などと、独り言を言ったりしますが、これも質問なのか?意見なのか?依頼なのか?わからない。かつ、私の仕事を止めようとするニュアンスがある発言なので、明確に呼び止められるまでは、全スルーです。


一方で、完全に独り言であろうと「あれ?このあいだ、うやむやになった案件の結論を出すための切り口になるかも」と思えば、急に「あ!部長、その件なんですけど」と言って飛びつきます。

「仕事が前に進むかどうか」という基準で、スピーディーに反応するかしないかを仕分けられるようになれば..

・エラい人の独り言に邪魔されない
・仕事を進める材料にすることができる


◯大事なこと
条件反射的に反応する前に、一旦立ち止まって、反応することを、ちゃんと仕分けしましょう

「自分の仕事を前に進めることにつながるだろうか?」
会社内の情報、人間関係に対して、厳しい目で審査していきましょう。

我々が、判断に使えるエネルギーと時間は限られているなかで、この仕分けの質とスピードを高めると、かなり強い武器になると思います。


感想

と、ここまでが、YouTube動画の「ムダな反応をしないためにはどうしたらいいか」の内容でした。

動画内では、このあと「反応してしまった場合の、反応してしまった後の対処法」が出てきます。

個人的には「このムダな反応をしないためにはどうしたらいいか」の内容が、とても役に立ったので、今回の記事では、ここまでにしておきます。

続きが気になる方は、ぜひ動画を観てみてください。


私は「①大前提⇨この世の中の大半のことは、判断しなくていい」の内容を聴いて、これまでたくさんのことを判断しようとしていたなと思いました。

「あれは私がいけなかったのか」
「あのときしたことは間違っていたのか」

などと、さまざまなことに対して、判断を下そうと、日常のなかで何度も何度も、自分に問うてたのかも..と気がつきました。

それは疲れてしまいますね。


そして、自分なりに判断できた気になっても、それが正解なのか、本当なのかなんてわからない。

だったら、最初から判断しない方がいいことが、たくさんありそうですね。

このことに気がつけただけでも、大きな収穫だったと思います。


次に「②判断するかどうか、反応するかどうかの仕分けをする」では、サラタメさんがサラリーマンなので、動画内では、職場での内容となっていましたが、これは職場に限らず、日常生活にも通じる内容だと思いました。


例えば、反応すること、判断することを仕分けるとき「自分の人生がよくなるかどうか」を基準にするなどです。

家族や身近な人が、ネガティブな話をしてきたとき、それが自分の人生をよくしてくれるものでなければ、スルーするとか。

スルーせずに反応してしまうと、どんどんネガティブな話をしてくるし、こちらも巻き込まれるので、自分の心に悪影響を及ぼします。

もちろん、すべてをスルーするのではなく、大切な人であれば、話を聞く時間をとることも大切だとは思いますが、相手は自分が人に対して悪影響を与えていることを、自覚していない場合もあります。

会社の上司の例と同じで、ほんとうに話し合いが必要なときに、しっかり話し合えることが、大切なのではないでしょうか。

ほんとうに話し合いが必要なときに話し合えない人とは、関係を継続していくことは難しいでしょう。

自分が相手の話をスルーする基準を持ち、その基準に沿ってスルーできるスキルを身につけると共に、自分自身が話をするときも、相手の人生によい影響を与えられる話なのかを、一旦立ち止まって考えてから話すことも大切だなと思いました。


これは実際、私の彼がしていることで、私が話してもスルーされる、つまり無視されることがあるのです。

単純に口数が少なくて、話すことが得意ではないからそうなっているのかと思っていたし、日常生活のなかで無視されることなんて、そうそうないことだったので、とても戸惑いました。

ですが今思えば、そんなときの私は、どうでもいい他人の話だったり、ネガティブな話などをしていたので、彼は自分の心のためにスルースキルを発動させていたんだなと気づきました。

もちろん、いつもいつもポジティブな話ができるわけではないし、スルーしてほしくない話や、どうしても聴いてほしい話もあります。そんなときは「ねぇ〇〇くん、聴いて」と伝えます。

そう、ハッキリと呼びかけるのです。


あとは動画内でもあった通り、職場で周囲の人の独り言に反応してしまうことが、私自身あったので「あ、反応しなくいいんだ」と知れたことは、大きな収穫でした。

これは、日々瞑想をしていると、自然とできるようになったりするので、私はほぼ毎日瞑想をしています。

そして、これは私の個人的体験ですが、職場のロッカールームや休憩室で、ほんの数秒でも目を閉じて、瞑想をすると、その感覚を感じやすいです。

その瞑想状態のまま、職場の人のなかに入ると、周りがあまり気にならなくなります。というか、そこに誰もいないくらいの感覚になることもあります。

そして、感覚過敏が緩和されました。

ですが、これも、習慣化して続けていないと、すぐに反応してしまう状態に戻ってしまうので、これからも日々続けていきたいなと思っています。


「そこに誰もいないくらいの感覚になる」と書きましたが、だからといって、職場の人と話さないとか、コミュニケーションが取れなくなるわけではなく、むしろ心地よいコミュニケーションが取れるようになります。

余計な反応や判断がないので、明るく楽しい話ができるようになりました。


今回は、こちらのYouTube動画のアウトプットと感想を書きました。


こちらの動画や本で、ある程度、頭で理解をしてから、瞑想をしてみると、より反応しないスキルが身につくのではないでしょうか。


本日の余談


以前、美容に関するYouTube動画のアウトプット記事を書きました。

「シートパックを毎日朝晩やるといい」と、記事に書いたときには、(そんな毎日朝晩つけるなんて無理だよ〜) と思っていましたが、実はその後、シートパックを毎日朝晩つけるようになりました!

今では習慣化していて、つけないと気持ち悪いです。笑

不思議ですが、アウトプットをした影響がある気がしています。

アウトプットすることで、記憶に定着すると共に、行動も促すのだなと感じました。

今後もアウトプットをしながら、心豊かに暮らしていきたいです。

次回は何を書こうか決めていませんが、心を豊かにするような気づきなどが書けたらいいなと思います。


ねねこ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?