ゆっくり読んでくださいねー
こんばんは!日向猫です。
昨日久々に、小説「無意識」シリーズの最新話をアップしました。
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「昨日」と言っても更新時刻23:51なので、実質今日みたいなものですけどね。
ただ、5/3(月)分の更新にすれすれ間に合ったので、12月末からの連続投稿が途切れずに済んで、少しホッとしました。
今回のお話は思った以上に時間がかかりました。
5/2(日)の夕方ごろから書き始めて、その日のうちに3分の2ぐらいはスラスラッと進んだので、「よし、これなら残り部分と見直しで5/3(月)の昼間にアップできちゃうかも!」と余裕でいたのですがその後が納得いく感じに書けず、それでも他にnoteの話題を準備していなかったので、後で少し修正するのを前提に何とか日付が変わる前にアップ。
案の定、朝になってからだいぶ書き直しました。
(アップしておきながら「まだみんな読んでいませんように!」と変なことを願いながら)
「無意識」シリーズをまだあまり読んだことのないみなさんも多いと思うので少し解説すると、この小説は1990年代前半のある田舎町を舞台にした一応「音楽小説」です。
どこにでもありそうな地方の地味な町に、東京からちょっと変わり者の(元)業界人がやって来てレンタルショップを開きます。
主人公は、その(元)業界人・・・ではなくレンタルショップに集まってくる高校生〜20歳前後のお客。彼らは自覚してないだけで実は何かしらの才能を持っていて、そこから生み出される音楽が少しずつ育っていく様子を描いています。
第1シリーズ「空の章(全12話 公開中)」では、その「お客」の一人、東野空(ひがしの そら)の目線から、レンタルショップがオープンして、いろんな人物が集まり、ふとした拍子に最初の一曲が出来上がるまでが語られています。
現在進行中の第2シリーズ「泉の章(第4話まで公開中)」では、「空の章」で途中から登場した北里泉(きたざと いずみ)に語り手をバトンタッチ。
続編ではあるのですが、時間軸で言うと実は「空の章」の第5話あたりに一旦戻ってスタートしているのです。
なので
・「空の章」 第5話〜第6話 = 「Ⅱ泉の章」第1話〜第2話
・「空の章」 第7話〜第9話 = 「Ⅱ泉の章」第3話
・「空の章」 第10話〜第11話 = 「Ⅱ泉の章」第4話(昨日アップした話)
この辺りの時期が完全に被っています。
それによって、続編にも関わらず「泉の章」で再び「空の章」と同じ日の同じ出来事が描かれることも多々あります。(しつこいぐらいに 笑)
ただ「語り手」が変わることにより違う視点になるので、同じ場面でも意外な「新事実」が発覚していたりして。
例えば「Ⅱ泉の章」の第2話では、空が泉に初めて話しかける場面が再び出て来ますが
★空からの目線→「真っ白い、気の弱そうな顔が更に怯えながらこっちを見た」(空の章 第5話「女子高生」より)
⭐︎泉からの目線→「感じワルオじゃん。何かご用ですか」
(Ⅱ泉の章 第2話「木曜日」より)
空くんは泉が怯えて振り返ったと思っている。
けど、実は直前の空くんの態度(接客)でだいぶお冠(おかんむり)の泉さん。
空くんのことを「感じワルオ」と名付けて「まだ何か用?」と思っている。
こんな、些細なことから結構重要なことまで
時期を被せながら「実はこうだった」というアンサーや種明かしをしながら、やがて本当の続編へ雪崩れ込んでいく予定でいます。
昨日アップした Ⅱ泉の章 第4話「イコール」でも、空くん目線からは「謎」でしかなかった「未来の歌」の出来る過程が、泉さん目線で語られることで「そんなことが起きていたのか」と少し判明していくように書きました。
「空の章」からずっと読み進めてくださっている方がいるなら、そのややこしさ、一方で「これに気付いてなかった空くん」の間抜けさと可愛らしさも感じていただけるかも知れません。
これから読んでみようかなと思ってくださったみなさんには、お願いがあります。
それは「どうか、ゆっくり読んでください」ということです。
構成も文章も拙いものですが、実は全体のストーリー以上に「どうでも良さそうな」「細かい」ところにシンクロや小さい奇跡を込めているので、それをひとつでも多く探して欲しいという意図もあるからです。
私自身が書く速度もゆっくりで、やっとここまで進んでいますが
今後もペースはそんなに変わりません。
どうかじっくりと、時間のある時に読み進めていただけたら嬉しいです。
そして、ちょっと笑える会話や、新しいシンクロを見つけたら、その印に「スキ」を押してくれたら幸せです。
あー今日も長く書いてしまいました!
(今日は、まだ21時過ぎだから充分間に合うか)
それではみなさま、残り少ないGWですが
素敵な時間をお過ごしくださいね!