宝塚の舞台を最前列で見た話
宝塚友の会に入会し、ゴールド~プラチナ辺りのランクであれば年1はムラか東京でSSが取れるなーと体感。そんな中、月組の大劇場SS席が当選しました。
やったーまたSSで見れる🎶
……メールをスクロールして2度見しました。
ご用意された席はなんと1列目Σ(*°口°*)!!!!!
え、嘘でしょ?!まさか、今?!私が座っていいの???信じられん!!!!
月日は流れ約2ヶ月後、とうとうその日はやってきた。
どうせなら超スペシャルな旅にしよう、と前日から高級ホテルを予約してしまう。
ああ私、人生めちゃくちゃ楽しんでるわ、、
と1人何かに浸る自分。
演目は
月組トップスター月城かなと様退団公演
まさかまさかトップスター退団公演をこんな良い席で拝める日が来るなんて夢にも思っていなかった。
朝ホテルをチェックアウトし阪急電車で宝塚まで向かう。気持ちよく晴れた5月の土曜でした。
何度来ても大劇場はわくわくする!!
いざ客席へ
ドキドキしながらゲートを抜け、
席に座るとそこは、、、
もうそこは、夢の舞台の目の前。
足伸ばしたら銀橋についてしまいそう。
落ち着かなすぎる。
比較的オペラ使う人の少ないSS席でもバリバリオペラ上げる私でも、流石にこの席でオペラはただの一度も使いませんでした。
月城かなと様の銀橋降臨
いよいよ幕が上がり、ジェンヌ達が登場。
そしてついにれいこさんが銀橋へ来て、私のど正面でしばしご滞在、、、、
いやもう、体が固まっちゃう。。
取り乱さないよう平静を装うのに必死。笑
全てが輝いている月組トップを目の前に最初に思ったことは、、
れいこさんの瞳はダイヤモンドで出来ているの?
ってくらい目がキラッキラでした。
髪の毛からつま先までとんでもないオーラで包まれていた。
それから色々な人が銀橋を渡る度に目を皿のようにして見入っていたけど、あまりに近すぎてなんかもう人間とは思えず、人形が踊っているみたいに感じる笑
最前列でも舞台の奥の方にいない限りはつま先まで見切れなく良く見える宝塚の客席構造にも感心しました。
視覚情報処理に脳の容量の大部分を割いたため話の理解は二の次でした。。
芝居の内容なんてどうでも良かった、ただただ近くで見れるだけで幸せだから、、
怒涛のショー
続いてはお待ちかねのショー!
ショーを最前で見たら私はどうなってしまうのかと心配でした。
客席降りの位置は大体把握していて、おだちんとハイタッチできますようにと密かにお祈りしていました。
ショーの幕が上がり、きらびやか過ぎるゴールドの世界が目の前に広がる、、
もう近すぎて何が何だか!!!
近すぎるともう目の前がどうなっているのか分からなくなるんですね。。
最前列は近すぎてフォーメーションとか舞台進行が分かりづらいんだなと思いました。
ジェンヌさんと同じ目線での臨場感という意味だとSS席4-5列目辺りが1番良席だと思いました。
観劇のOGさんとかVIPの方は大体その辺から観てるし。
ちなみに銀橋のジェンヌさんとは視線はほとんど合いません。
最前列の私たちは顔を下から見上げる形になるし、歌のときは口の中の上の歯も見える!
銀橋でダルマの衣装の時はちょっと気まずくなりました!
銀橋に娘役さんがズラっと並んで一斉に後ろに振り返った時に帽子の下から覗くお団子キャップが並んだ光景は壮観!でした。
こんなに近くでお団子キャップを眺めたのは初めてで、一人一人デザインが違うし娘役さんのこだわりの結晶を見た気がしました。叶うならもっと一つ一つじっくり見たい、、
ドキドキの客席降り
そうこうしているうちに客席降りが始まる。
おおお、、おだちんが、風間柚乃様が、私の前に立ってる、、、!!
そしてなんと、
歌詞の「あなたと歌おう」に合わせて
風間柚乃さんが私に向かって両手を広げてくれました!!!!!!!!
もう昇天です。
こんな特大ファンサを頂いた日にはファンにならないわけが無い。
そしてさらにハイタッチタイムに入り、
おだちんはブロックの端から順番にお客さんとぱんぱんしていて、私も3番目にぱんぱんして貰っちゃいました。しっかりこちらと目を合わせて、両手でやさしくハイタッチ。
ああ~なんて幸せなんだろう、、
私の人生宝塚に出会えて本当に良かった、、
あまりの多幸感に涙が出そうになっていた頃、
なんと、、、あましちゃんもこちらに手を伸ばしてハイタッチしてくれました!
ええ~!!あましちゃんまで!!
嬉しすぎる!!!(;_;)
こんな体験人生で初めてだーーー!!!
感激して笑顔と涙でおかしくなってた私におだちんはもう一度視線をくれて、銀橋へ戻って行ったのでした、、
ド迫力の初舞台生
初舞台生を劇場で見れるのは初めてだったので楽しみにしていました。
おだちんに導かれて登場したフレッシュ感あふれる初舞台生。今回の振り付けは序盤からバリバリ足上げあるしかなり激しい!
最前列からの光景はただただド迫力!でした。
後半の足上げに入る前に腕を回しながら両隣りの子達と顔を合わせる振りのところでまた涙が出た。笑
みんなの笑顔と汗がまぶしい。
誰か1人歯に口紅がついちゃってたけどそこも眩しい。正直客席降りの瞬間くらい感動してしまいました。
感激のパレード
ショーのパレードは1番華やかで1番好きな場面だけど、もうすぐ終わってしまう寂しさもこみ上げてきて感情がいつも忙しい。
最前列の下手寄りだったので階段降りのフォーメーションが良く見えない!
そんな時、目の前でお辞儀をするジェンヌさんを見ると、、
みーーんなこっちを見ている!!
パレードのときの最前列は視線の嵐でした。
みんなどんどんお辞儀をする度にこちらに目線をくれました。目が足りない!なんて幸福!!
最後に大羽を背負ったれいこさんが登場。
最後の言葉は「ありがとう。」
なんて幸せなんだろう、なんて素晴らしいんだろう。
銀橋に勢揃いした時に最前列最後の夢を噛み締めました。目の前がみちるちゃんで優しく笑いかけてくれました。
そして放心状態
幕が降りた後は放心状態。
隣の方はしばらく静かに泣いていた。
すぐに退場するのが勿体なくて、席の余韻をじっくり味わって夢の劇場を後にしました。
またいつかここに座れるように。
月組のみんな、初舞台生のみんな、
ハイタッチしてくれたあましちゃん、
そしてハイタッチだけでなく両手広げて歌ってくれたおだちんに最大限の感謝を込めて、これからも宝塚歌劇を愛し続けようと思ったのでした。
おしまい