稽古になると。

稽古期間中の序盤は台詞や舞台上での動き、出ハケ(舞台上へ出たり入ったりすること)など覚えることが畳み掛ける。


脳みそがパンクしそうになりながらも、覚えることが沢山ある責任感や日に日に疲労を溜めて重たくなる体に頑張れ！と心の中で声をかけながら、毎日向かう場所があることに嬉しさを感じながら過ごすことが多い。

そして私は移動中に一定の音楽を聴くようになる。
それはなんとなくその時々で演じている役のイメージとあったメロディーや歌声や歌詞がリンクするものを見つけてそればかりをリピートするようになる。


言うなればその役と私をリンクさせるための"テーマソング"だと私は思っている。

以前、この習性を話すと全く関係のない音楽を結びつけていることに共演者の方に不思議がられたことを思い出した。

よくよく考えてみると、自分の中でテーマソングを決めることは小さな頃からやっていた。