【nendSDK-iOS】アップデートについて / SKAdNetwork計測対応
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【nendSDK-iOS】アップデートについて / SKAdNetwork計測対応

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nendSDK導入のアプリパブリッシャーの皆さん こんにちは!いつも大変お世話になっております!久々の投稿ですが、今回のnoteはnendSDK導入とそのアップデートの時に注意してもらいたい点について説明いたします。

nendSDKは国内外の大手メディエーションSDK、SSP SDKに広く対応している、国内では数少ないアプリ向け広告マネタイズ用SDKになります。2011年リリース以降、高い評価をいただいており、nendSDKを起因とするアプリ内のバグ発生が極めて少なく、かつ収益性が向上する儲かる広告SDKとして定評があります。nendSDKを未だ導入されていないパブリッシャーさんに対しても、参考文献となるよう意識して書いていこうと思います。それでは、レッツゴー!

確認事項①:最新SDKのバージョンを確認

 - nendSDKを直接導入する場合

先ずnendSDKの更新履歴で、最新のnendSDKバージョンをご確認下さい。
7.0.4 未満:SKAdNetwork計測に重点を置くプロモーションの成果コンバージョンが計測出来ません。nendの主体はパフォーマンス型のアドネットワークになるため、広告の成果であるコンバージョン計測が出来なければ、プロモーションの入札単価 (CPC: cost per click) が落ち、収益性 (eCPM: effective cost per mille) が下がります。現在導入のnendSDKのバージョンが7.0.4未満の場合、お手数ですが、こちらのnendSDK iOS 設定ガイドに沿って、早急なアップデートをお勧めいたします。

 - ゲームエンジンUnity:nendSDKを導入する場合

バージョンの確認:更新履歴
SKAdNetwork未対応:4.0.3未満 (nendSDK 7.0.4未満)
上記に該当する場合は、こちらの設定ガイドを参考に、出来る限り早急なアップデートをお勧めいたします。

 - AdMob SDK:nendSDKアダプターを導入する場合

バージョンの確認:更新履歴
SKAdNetwork未対応:7.0.4.0未満 (nendSDK 7.0.4未満)
nendのSKAdNetwork対応アップデートには、Google Mobile Ads SDK のバージョン 8.5.0以上が必要です。最新のnendSDKアダプターを導入する時に、Google Mobile Ads SDKの最新バージョンの確認も合わせてお願いします。

 - AdMob SDK (Unity):nendSDKアダプターを導入する場合

バージョンの確認:更新履歴
SKAdNetwork未対応:4.0.1未満 (nendSDK 7.0.5未満)
8/30現在、最新のAdMob SDK, Unity-plugin, nendSDKアダプターのバージョンは、4.0.1 になります。このバージョンからSKAdNetwork計測対応になります。以前のバージョンが導入されているアプリの場合は、最新のバージョンへのアップデートをお願いいたします。

 - Mopub SDK:nendSDKカスタムアダプターを導入する場合

バージョンの確認:更新履歴
SKAdNetwork未対応:7.0.4.0未満 (nendSDK 7.0.4未満)
SKAdNetwork未対応のバージョンが導入されている場合、MopubSDKの最新バージョン (8/27現在 MopubSDK 5.18.0) と、Mopub向けnendSDKカスタムアダプターの最新バージョン (8/27現在 7.0.6.1) 双方のアップデートをお願いいたします。

 - 他のメディエーションSDK, SSP SDK

他にnendが対応しているメディエーションSDK, SSP SDKは、国内外含めて多々あります。その中の多くが、管理画面にログインしないと詳細が見られない仕様になっているため、お手数ですが、お取組のメディエーションSDK, SSP SDKの管理画面上で確認をお願いいたします。nend SDKがSKAdNetwork計測に対応しているバージョンは、7.0.4以上になります。それ以下のバージョンが導入されている場合は、出来る限り早急なアップデートをお願いいたします。

確認事項②:info.plistにAd Network IDを追加

導入の仕方は、nendSDKのこちらをご参照下さい。このAd Network IDは数字とアルファベットの小文字で成り立っています。iOS14プライバシー強化の話が始まった当初、AppleがIDの申請を行った広告事業社に、大文字のアルファベットが入ったIDを配布したこともあり、情報が錯そうした時期があります。今は大丈夫かと思いますが、以前はいくつかのネットワークの仕様書で、大文字のIDと小文字のIDが混入していたことがありました。Appleは小文字 (lower case)とDevelopr Forumの中で話していますので、少し注意した方が良い点かと思います。

これを入れ忘れる、もしくは入れ間違うとSKAdNetworkの成果コンバージョンが該当のネットワークに届かなくなるため、nendの場合、入札単価への反映がされず、収益性が上がりません。Appleのサイトにもinfo.plist全般についてマニュアルがあり、XCodeのHelp内に編集の仕方のマニュアルがあります。必要の際は、合わせてご参照いただければと思います。

導入するネットワークSDKによって、かなりの数のIDを入れる必要があります。複数のネットワークSDKを束ねる1SDKタイプのSSP SDKだと、少し分かり辛いかもしれませんが、海外アドネットワークのSDKは比較的多くのIDを入れる必要があります。基本的にAppleは1事業社もしくは1広告プロダクトにつき、1IDを付与しますので、導入する広告SDKが1つだったとしても、Appleからの成果ポストバックを送る場所が異なれば、その場所ごとのIDが必要になります。複数IDを入れる=複数の事業者もしくは複数の広告プロダクトが関わることになります。

確認事項③:ATTフレームワークの実装

Appleは一連のプライバシー強化で、iOS/iPadOS/tvOS 14.5以上の端末の広告識別子 (IDFA) にアクセスするアプリに対して、ATTポップアップの表示義務を追加しました。基本的に広告関連のSDKが導入されているアプリ=「トラッキング」を行うアプリは、ATTポップアップの表示を行う必要があります。広告SDKが導入されているのにも関わらずATTポップアップが表示されないものに対しては、ストア申請の際にリジェクトされる可能性があります。

ATTの基本的な知識は、以前のnoteで触れましたので、そちらをご参照下さい。実装の方法はnendマニュアルをご参照いただければと思います。もし欧州のGDPRなど、ユーザープライバシーでオプトインに関わる複合的なものをお探しの場合は、GoogleからUser Messaging Platform (UMP) SDKが出ています。必要であればそちらをご参照いただいても良いかもしれません。

確認事項④:ストア申請時にデータ収集の情報開示

これはATT施行の前、2020年12月にAppleが全アプリに対して申請時に提出必須にしたことなので、ディベロッパーの皆さんは良くご存じかと思います。Appleが使う英語だと、栄養価や原材料が記載されている食品表示ラベルになぞらえて、Privacy Nutrition Label (プライバシー栄養表示ラベル) と当初は呼ばれていましたが、今は「プライバシーラベル」に統一されているようです。

この開示プロセスに対して、Appleは特集ページの中でマニュアルを用意しています。全般的な情報はそちらのページをご参照下さい。アプリ申請時はアプリ内でのデータ収集詳細を開示しなければいけませんので、予め導入されている各SDKが、どんな情報を取得しているのか把握しておく必要があります。nendSDKのデータ収集詳細はこちらに記載してあります。

国内事業社の場合、「データ収集」「項目」「SDK名」のキーワードで該当SDKの収集データ情報が出てきやすいです。海外事業社の場合は、「Privacy Label」もしくは「Privacy Nuturition Label」「SDK名」で、ある程度は出てくるかと思います。もし探しているSDKのものが検索で出てこなければ、問い合わせを送る際、上記のAppleのマニュアルURLを貼り付けたり、上述のキーワードを含めれば、先方は意味が分かり易くなると思います。

iOS/iPadOS 15

少し前に開かれたWWDC21で、AppleのCEOであるTim Cook氏が、iOS15のリリースを今秋に行うと話していました。これまでのリリースを振り返ると、少なくとも過去3つのアップデート (iOS12, iOS13, iOS14) は9月1X日に行われています。iOS15はいつもより若干遅れる話が巷の噂で出てきていますが、少なくとも今秋には出そうな雰囲気があります。

8/30現在、AppleはiOS/iPadOS 15 Beta 7までリリースしています。こちらのリリースノートで確認ができます。nendはbetaごとの変更点の確認作業を行いますが、nendSDKアップデートの公式リリースは、Appleの一般向け公式リリースに合わせる形で行っています。メディエーションSDK、SSP SDK向けのnendSDKプラグインやアダプターのアップデートは、nendSDKの本アップデートが行われ次第、順次進める形になっています。

AppleのiOS15のアップデートで、SKAdNetwork計測についての大型アップデートは今のところ計画されていません。nendSDKで上述したSKAdNetwork未対応の過去バージョンがアプリ内に入っている場合、出来る限り早急なアップデートをお願いいたします。

最後に

スマホ広告業界では昨年秋のiOS14リリース以降、少しずつですが確実にSKAdNetwork計測が浸透しつつあります。プロモーションを行う広告主が、従来の成果に応じてお金を使うことに変化はありませんが、成果が出ないことに対してお金を使わない姿勢も変わっていません。このままSKAdNetwork計測が主流になった場合、SKAdNetwork未対応のSDKのままでは、確実に収益性が下がり儲からなくなりますので、今のうちになるべく早くアップデートを済まされることをお勧めいたします。

ご不明な点等ありましたら、nend管理画面ログイン右上にある「お問い合わせ」で何なりとお気軽にお聞かせ下さい。今後とも何卒宜しくお願いいたします。

次回はSKAdNetworkの各ネットワーク仕様について、少し説明していきたいと思います。特定の設定がネットワーク配信全般に影響することなどがあるので、その辺りを中心に説明できればと思います。それでは皆さん、次回お会いするまでお元気で!

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日本国内のモバイルマーケティング、特にアドネットワークnend(ネンド)がサービスを提供するダイレクトレスポンス型の広告業界情報を発信しています。iOS14.5のプライバシー情報共有の場として、モバイルマーケティングに携わる人たち向けにSlackチャンネルを用意しています。