祠を直しに来たあなたに、木霊くんは感謝しているようです

本編はこちら。

以下、裏設定になります。

この自然豊かな場所に来る人間は、あまり自然を大事にしない人間が多く、木霊の彼は良い印象を抱いていませんでした。
だから人間が来て、祠やらその場所に悪さをしようものなら、人間が怖いと思う存在に化けて、脅かして追い返していたのです。

「そんなことすると、心霊すぽっとって…言われちゃうよ…?」

心配そうに助言をしてくれる狐の彼がいました。
たまにここへ来る、木霊の彼のお友達です。
この狐の彼から聞く話の中に、人間のお友達がいるというものがありました。
…人間は、自然に害をなす存在なのに…。
嬉しそうに仲良くなった経緯を話す彼に、最初は猜疑心を抱く木霊の彼でしたが、きっとこの子の言う事だ、嘘はついていないし、何より嬉しそうだ…と、少しだけ人間に対しての印象を変えました。
そして、いつか自分もそんな存在に会って話してみたい…。そう思うようになります。

実はもう、その存在はずっと近いところにいたのですが、木霊の彼は今回のきっかけで会うことが出来ました。
これから彼は、あなたともっと話してみたいと、来てくれる事に嬉しさを覚えてくれることでしょう。
そして、あなたは手土産を持って、穏やかなこの場所で彼と癒しの時間を共有することでしょう。
自然溢れる音色が、2人を包むまで。

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