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言葉は真実になる。

日本語に「言霊(ことだま)」
という言葉がありますが。

言葉には力があり、
発した言葉どおりの結果が表れる
ということを表した言葉です。

わたしは新月の日に「新月のヨガと瞑想」
というオンラインクラスをさせて頂いていて、
そこで行っている「アファメーション」も
同様に言葉の力を心理に活用する手法です。

そして、同じようなことが
YOGA SUTRAS の教えにもあります。

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YOGA SUTRAS 2−36
सत्यप्रतिष्थायं क्रियाफलाश्रयत्वम् ॥३६॥
satya-pratiṣṭhāyāṃ kriyā-phala-āśrayatvam ||36||
正直(サティア)に徹した者には、
行為とその結果がつき従う。
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以下、
スワミ・サッチダーナンダ先生の著書より抜粋。

自然はすべて、
正直な人間を愛する。
正直な人間は物事の後を追う必要はない。
それらの方が彼の後を追う。

ある人が常に正直であるならば、
その口から一言の嘘も発せられないならば、
彼の言うことのすべてが現実となる時が来る。

正直が確立すると、
恐れのない状態がやって来る。
その人は誰を怖れる必要もなく、
常に開かれた生活を送ることができる。

心が静かで澄んでいるとき、
真の「自己」が損なわれることなく映り出て、
我々は真理をありのままの姿で悟る。

ちなみに、
絶対的な正直というのは、
方便としても嘘を言わないということで。

正直であることによって問題が生じたり、
誰かに困難や不都合が生じるならば、
沈黙を守るべきであり、嘘をついて
「わたしは知らない」と言うのではなく、
「わたしは知っているけれど、言いたくない」
とハッキリ言えばよいのだそう。

要は、
ずーっと真実のみを口にしているうちに、
それが逆転して口にしたことが真実になる、
ということです。

YOGA SUTRAS を学び始めた頃は、
このようなことも現実とはかけ離れた
絵空事のように思っていましたが、
長年 yoga を実践し、哲学を学んでいく中で、
本当にそうだなぁと実感できるように
なってきました。

もともとお世辞を言うのが苦手で、
本当によいと思うものしかよいと言わないし、
興味がないものには興味がないとはっきり
言ってしまうので、時々「塩対応」などと
言われてしまうこともありますが。
要は本当のことしか言っていないのです。

若い時は人の反応を気にして、
作り笑いをしたり、思ってもないことを
言ってみたりした気もしますが。

自分に正直に生きるようになってからは、
いろんなことが楽になって。

そして、「こうなる気がする」と
過去にポロッと言ったようなことが
しばらくすると本当にそうなっている
ということが増えました。

そうなると今度は、
発する言葉に気をつけるようになりました。

思ってもいないことを発して、
それが本当になったら嫌だし、
ネガティブなことを冗談でも言って、
それが現実になるのは嫌だからです。

上記に述べた「言霊」に気をつけると
本当に物事が好転してゆきます。

人間関係も心地よいものに変わって来るし、
不要なものがどんどん自分から離れてゆきます。

逆に言うと、
不要なもの・望んでいないものが
次々やって来るような状態の時は、
自分のエネルギーが停滞しているという表れ。

免疫が下がると
病気にかかりやすくなってしまうように、
自分のエネルギーが下がると、
望んでいないものを引き寄せてしまいます。

自分のエネルギーを下げないためにも、
思ってもいないことを口にしたり、
頭を整理しないまま言葉を垂れ流してしまう
ことのないよう気をつけたいものです。

今年はすでに、
自分の願っていた状況になってきている。
それも知らぬ間に。

やるべきことをやって、
無理な努力はしない。

ゆるゆると水に浮かぶ
蓮のように過ごす。 

om
shanti shanti shanti.


nemu

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