エスタークRTA解説に呼ばれました~リアル事情編~

*この記事はDQシリーズのネタバレを多分に含む可能性があります。
閲覧の際はご注意ください。

2記事目、
今回はゲーム内容というよりはリアルのなんやかんやについて中心に。
ゲーム内容については前記事をどうぞ。


○身内メンツでDQRTA7作リレーとは

 身内メンツでDQRTA7作、いわゆる身内駅伝の第15回目の本番が先日
 10月7日から2日間かけて行われた。当日は15チームがそれぞれ7作品を
 バトンを渡しながらRTAの総合順位を競い合う形式の大会だ。

 この7作の中にはSFC版DQ5が競技作品として採用され、レギュレーション
 はいわゆる裏ボス撃破、エスタークRTAだと発表されたのが5月。

 このnoteでもエスタークRTA関連の記事を最近はいくらか書いたが、
 まあ15チームもあれば当然あまりエスタークRTAに明るくない、あるいは
 そもそもDQ5RTAそのものに初めて触れる人もいることは予見できたので
 もし目に触れることがあれば、そう言ったどちらかというと初心者寄り
 走者の助けになればなあと思いながら書き始めた。慣れてる人は自分で
 作れるからね、お節介もいいとこ。
 (そもそもパッと思いつく経験者がかき集めても10人未満くらい…?)

 初めはエスタークRTAの要素のざっくりとした整理、続いて3股チャート
 その後エサを中心としたチャートづくりと実践、その後は息子ザオリク/
 ベホマラー
でのチャートづくりをしていたがこれは結局記事に起こす
 ことはなかった。ただ、そのザオリク/ベホマラー軸での研究の中で
 ある程度形になったマドハンド狩りについては記事にまとめられた。

○解説に、と声がかかった

 5月に発表されて以降、まあ自分もエスタークRTAは研究したいネタが色々
 と溜まっていた
のでまあ時期的にも記事にするのにちょうどいいし、と
 思いながらエスタークRTA周辺のことをいろいろと書き始めた。

 8月の頭に運営さんから声がかかり、時間帯や日程がどうかなあという
 感じで前向きに検討するつもりで一旦保留させてもらった。
 どうやら当日休みを取れそうになったので後は時間帯、深夜から明け方
 辺りの出走になるとみて、多分自宅で声を出して通話するのは厳しい。

 そんなわけでどこか外で、と考えて探してネットカフェの個室があること
 に思い至ったのでそこで夜中声出してても平気かなあというのをお試し
 しに一晩並走ミラーのアーカイブを見ながらひとりでおしゃべりした。
 8月下旬くらいだったかな?

 まあ多少お隣の声や物音は聞こえるけどとりあえず誰かに文句を言われる
 こともなく過ごせたのでどうやら使えそう。
 そんなわけでとりあえず解説を受ける旨をお返事した。

○解説のための準備

 とりあえず化石のようなマイクを掘り起こし、自分で5しながらついでに
 解説って何しゃべろうかなーと思いながらとりあえず声を出してマイク
 テスト、OBSのゲージも反応してたし録音もされていたのでとりあえず
 マイク君の生存確認。何年ぶりに使ったのかわからない。
 マイク買わないといけない、とかならなくてよかった。

 それが終わってから運営さんにマイクテスト・通話テストのために
 おしゃべりしてもらった。もちろんネカフェのPCでマイクつないだり
 ディスコ入れたりと当日環境でお試ししないとなのでまたネカフェに。
 通話してたら何名か入ってきてまあテストにはちょうどいいかと思い
 ながらそのまま何だかんだと3~4時間くらい過ごした。人数増えたり
 長時間になると通話品質落ちたりすることがあるような気もしたので。
 これが9月の中旬、かな?

 当日ネカフェの個室が取れないと困るので予約をした。
 予約利用とか初めて、ちゃんとできるかちょっとドキドキ。
 しかし同時に、使いたい深夜~明け方からの予約は受け付けていない
 という現実。ということは…解説の出番の予定はないけどその前から
 予約しておかないといけない…余計にお金がかかる…

 まあ仕方ないので予約して、席数がその時点でギリギリだったので
 危ういところだった。
 ネカフェって土日そんなにみんな使ってんの?

 直接関係ないけど日が近づくにつれて交通事故とか病気とかで連絡が
 取れない状態になったりしたら迷惑かけちゃうなとか思い始めたりした。

○記事の価値はあるのか

 まあ意識が変わるというほどではないし、そもそもそれほど読んでいる人
 がいるとは思ってないが、読んでもらった時には使える、参考になると
 思ってもらえるものであるように
しておきたいという気持ちは強まった。
 他にも枠などでコメントさせてもらう場合も、自分なりにある程度その人
 に合わせて適切な中身であるように
は意識した。

 自分自身が知りたいこと・やりたいことではあるので攻略案や調査の内容
 に手抜きはないが、走者の需要を少し意識するようになった部分はある。
 まあ応え切れているかと言われれば時間や能力の問題で必ずしもそうでは
 ないが。

 今回で言えば結果的にベホマラーの記事は早めにまとめておいた方が
 よかったかもと今更思ったりもした。ついついザオリクの方に気持ちが
 シフト
してしまって軸としてはある意味同じではあるけど、結果記事には
 ならずという感じでもったいなかったかなぁと思わなくもない。

 まあザオリク・ベホマラー軸はまだこの後も自分がやりたいので色々模索
 を続ける予定なので、気が向いたら何か書くかも。

 (5のお誕生日の準備が大方3月に終わってたのはある意味助かった。)

○解説発表された(らしい)

 タイミング覚えてないけど実は解説が発表されてから初めて相方が
 やっし~さんであることを知った。もう1人誰ですか?って聞こうかと
 思ったけど運営側の事情が分からないので気を遣わせても悪いから
 とりあえず座して待つというスタイルで、正直誰なんだろうと思ってた。

 あるタイミングで突然エスタークを始めた人がいたのでもしかして、と
 数日思っていたけど結局は違ってじゃあ誰なんだ?と思ったりしていた。

 解説は誰になるんだろうという疑問自体は声がかかる前、というか
 レギュレーションが発表された時点で「これ誰が解説するの?」って
 既に思っていた疑問ではあったのだけど、まさかこの2人になるとはね、
 と少しびっくりした。というか2人とも実質隠居やん。
 wikiにDQ5だけコミュニティ載ってないし、よくこの2人にしたな運営さん
 たちは、と思ったりした。

 後は解説陣の名前が、「わー見たことあるこの名前―」っていう中に自分
 の名前も並んでいるのが違和感ありすぎてすごかった。
 一人だけ聞いたことない名前の人がおるなあって自分で思ってた。

 発表当日はというか、いつ発表されるのかも知らなかったんだけど、
 帰ってきたら発表されてたみたいで微妙なざわつきを察知した。
 まあ知ってる人(?)からしたら、この人こういうの受けるんだというか
 この人しゃべるんだみたいなところあるよね。

○当日出番まで

 仕事はお休みにしたので朝からとりあえず身内の枠を開いておく。
 が、とりあえず出番が深夜~夜明けくらいのはずなのでちょっと
 安心して寝られるうちにもう一眠りしておくか、と寝たような気がする。
 というのも、予約時間に間に合わずにキャンセルされても困るし、
 5が始まったらそれ以降はできるだけ起きていたい、うっかり解説に
 寝坊したりしてもダメだしと、何となく夕方以降は時間に追われる感じ
 なって安心して寝られなさそうな気がしていた。

 何となく1の解説を聞きながら寝て、まったりと2の後半?ではぐれがー
 とか、4の2章でメタルがーとか見てた。モンスターズは通常プレイも
 してないのでぜーんぜんわからんのだけど、家を出る準備しなきゃと
 イソイソ荷物のチェックをしたりソワソワ(主に予約のせい)したりと
 していた。気がついたら解説の相方のやっし~さんからちょいちょい
 メッセージが来ていて少しやり取りしたりしていたような気がする。

 ネカフェに持ち込んだのは公式ガイドブック上下巻と、ノートPC、そして
 何よりもマイク
 後は長時間DQRTAのお供と言えばこれだろう!と、じゃがりこ2つ(誰に
 通じるんだ?)とおにぎり2つを準備しておいたのでカバンに入れた。
 まあ解説中にはあまり食べられないんだけど何となく。

 後アクエリ500mlも1本準備しておいたのでとりあえず入れた。
 飲み物自体はネカフェでも提供しているんだけど、個室には持ち込めない
 ので少しだけ準備した。頻繁にトイレ行くことになっても困るしね。

 ネカフェに入ってからミラーを見つつソフト入れたりしながら、しばらく
 やっし~さんとやり取りし、直接通話したこともないので少し事前に
 おしゃべり
もしておいた。一応マイクももう一回使っておきたかったし。
 お互いのキャラ的にもまあ何とか補い合うような感じでやれそうな気は
 していたので打ち合わせというほどでもないけど少しだけ今回の内容に
 ついて話して、後はまあ仮眠取れたら取るかみたいな感じで一時解散。

 とりあえず3の前半のうちにアラームだけしっかり準備して横になった。
 1時間くらい寝たかな?

 DQ5が始まってからはとりあえず前解説のやっし~さんがどんなところを
 抑えてくれるか、不必要に話が被らないようにしておきたいし、各走者の
 進行具合も把握しておきたいので出番ではないけどひとまず見守りながら
 
待つことに。

 DQ3の神龍RTAはちょこちょこ見てるくらいで自分でやってないので感触
 はあまりわからないのだけど、神龍が大変荒ぶっているようでなかなか
 終わらなかった。倒せばゴールなのに…走者を応援したい気持ちも
 もちろんあったが、自分がよし出番だ、と気持ちをいつ準備したらいい
 のかだんだんよくわからなくなっていった。
 後は時間が後ろにずれると席の予約している時間が足りなくなる可能性も
 あるかも、なんて思いながらとにかくいろいろな事情に翻弄されながら
 ひたすら黙って神龍戦を見守る形で過ごしていた。

○解説の意識

 とりあえず走者や一緒に解説する方や運営の方などに失礼のないように
 ということは少し意識して通話していた。

 特にプレイ内容の扱いは意識して、こんな大舞台で失態やミスをわざわざ
 ミラーであげつらうような形にならないように、拾ってもそういった形に
 はあまり聞こえないようにしたかった。

 本人はもちろん、リスナーにも気分がよくない人はいるだろうし、走者の
 モチベーション低下や今後の(身内に限らず)大会に対する嫌気や不安
 通じるような発言は大会の価値を下げたり、大会やRTA自体を衰退させる
 方向に傾くと思っているので、解説だからといってミスをその場ですぐ
 正したり、プレイ内容への批評をすることがいい事だとは思わない。

 解説をするとなった時、過去の解説では何をしゃべっているのか、どんな
 ことを気をつけているのか。RTAの大会はDQだけに限ったとしてももう
 何十回と見ているかと思うが、解説の雰囲気や発言のスタイルなんて様々
 
で、見慣れた人達だからこそつい見過ごしてしまっているところがあるの
 か「解説どうしよう?」と思った時にあまり意識には上って来なかった。
 面白いところしか覚えてないという感じかも。

 なのでこれはそれほど過去のRTA大会を見てきたから自分の中に顕在化
 したもの、という感触では(全くないわけではないが)ない。
 実はこれは、近年とあるネット上の麻雀大会を見ていて、解説の人が
 打っている人のプレイをいい形で上手に拾ってくれたり、それを見て
 盛り上げてくれたり、選択の難しい局面であることをその都度きちんと
 言ってくれる
様子を見ていてすごくいいなと思っていたのがおそらく強く
 影響していると思う。
 こういった解説であるからこそ打ち手があまり慣れていない人でも安心
 して参加できるものとなり、大会が継続しているであろうことは想像に
 難くない。

 実際ゲームのプレイ内容の大半はある意味で好みみたいなものだから、
 むしろ個別の選択肢の良さ・メリットをきちんと拾い上げられるかどうか
 が自分のプレイ経験や選択肢の広さに依存する。
 それを受け止められるかは自分の5プレイヤとしてのテストみたいなもの
 でもあった。

 あまり聞いていても気づかなかったかもしれないけど、最も自分が印象的
 に覚えているのはミルドで娘石かと思ったらサンチョ石だったシーン。
 走者本人の実際の思惑はわからないが、娘石はミルド強が少し戦いにくい
 ので、レベルも高めじゃないしサンチョ石にしたのかも、とすぐに発想を
 切り替えて話ができた
のは自分ではよかったかなと思っている。
 (その直前にミルドに入った走者も娘石だったがレベルが高かった。)
 これを「息子星降るでレベルもあるのに娘石にしないなんて」、という
 ようではまだまだだった、セーフ
 どこかにアウトもありそうだけど、、、ごめんなさい。

 実際にはいじられて輝くみたいな走者もいるのだろうけど、自分(私)と
 の距離感を認識してくれている人がそもそもほぼ存在しないから自分の
 立ち位置
ですることではないと思っているのでそれは基本的にはなし。

 まあ細かいところまでプレイ状況が見えてないことが多いので、ホントは
 もっといろんないいところを拾って褒めるような感じでしたかったけど
 中々難しかった。

○解説での色々

 神龍戦を見守る間に色々な意味で自分が疲弊していたので通話に入った
 時点で割と既に元気はなかった。とりあえず無難に解説ですって自己紹介
 をした気がする。
 (一般人ですが応援に来ましたって言おうかなと思ってたのになー。)

 それはそれとして、ミラーの音声自分だけ小さくなかった?後から反省の
 ためにほぼ全部見直したけど割と声小さめで申し訳なかったんだけど…。
 自分がリスナーだったらもうちょい声上がりません?ってコメントして
 そう。(ちなみにPC上のマイク音量はゲージ100まで上げてあった。)

 通話相手は自分と話したことがある人などまあほぼおるわけもなく、大概
 の人は初対面orほぼ初対面な状態で、それでも特に緊張したりせずに話が
 できたのはまあよかったかな。ある意味見慣れた大会で、空気的には
 いつも通りだったし、時間が浮いたら話の方向性は聞き手の方に任せる
 
ような形にさせてもらう感じで過ごせたのはかなり楽だった。
 事前にアドバイスで「無言の時間を恐れない」と教えてくれた人もいて、
 それにすごく支えられたと思う。本当にありがとう。

 コメント自体は見れておらず、というかミラー画面見るので精いっぱい
 それでも状況把握しきれないくらいだったのでその点でも聞き手の方が
 いてくれたのはとてもありがたかった。

 とりあえず3人でミラーのどこかに注目しながら、他の人が見ていない
 ところを見たほうがいいのか、同じところを話ができるように見たほうが
 いいのかよくわからないまま過ごし、どうやら後から見たところ7時間弱
 ほど通話していたみたい。30年分はしゃべった。

 はっきり打ち合わせしてるわけではないけどちょこちょこお互いに違う
 ところの情報を拾えていて3人で状況把握なんとかできてるくらいの感じ
 ではやれていた、かな。それでも追いついてなかったと思うけど。

 最後の方はラリホーとラリホーマの確率差がすぐ計算できないくらいには
 頭やられてた

○解説後

 席の時間が18時間パックになっていて、あらまあお金がかかるわねえと
 思いながら疲れたしちょっと頭痛いしとりあえず帰って寝たかった。
 18時間粘る気はなくとりあえず割とすぐに帰宅。(帰り雨降ってた…。

 6はあの後おそらく2人の解説がとっても愉快な時間を提供したと思うけど
 残念ながら全然見れずにほぼそのままおねむに。

 どこで起きたかもう一回寝たかとかも時間たったしもう覚えてない。

 翌々日くらいに自分の枠を見返して一人反省会をした。
 声ちっさくてわかりにくい…。
 とりあえずマニアックなことをしゃべりすぎないようにというのは
 ある程度達成したと思う。ちょっと出たけど。
 まあそれについては多少は1記事目の解説補足に書いたので気になる人は
 そっちを読んでもらって。
 色々と書き忘れたなーと思ったことがあった気がするけど多分わざわざ
 解説補足に追記することはない。

○さっき閉会式が終わった

 10/14、無事閉会式も終わりまして、これにて大会終了のようです。
 運営の方々、走者の方々、裏方の方々、解説の方々、リスナーの方々、
 お疲れ様でした

 めずらしい形で身内に関わらせていただき楽しませてもらいました
 ありがとうございました


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