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芳根京子が消えた駅

先日、わたしにとってそこそこショッキングなニュースがあった。

芳根京子(通称きょんちゃん)が、JR東日本のコンビニ、NewDaysのイメージキャラクターを卒業したのだ。

首都圏各地のJRの駅構内にある、コンビニやキオスクの店頭モニターには、いつも彼女がいた。
地元の駅も乗換駅も、大学の最寄りもJRばかりだったので、一日に何度も見かけたし、見かけるたびに元気をもらえた。

芳根さんが好きというそのモチベーションだけで朝ドラを観ていた自分にとって、こうして活躍している姿をみられるだけでうれしかった。

通勤電車の乗車列、殺気立った空間の頭上。
どんよりとした空気漂う改札前。
感染症の流行で閑散としたコンコース。

駅構内に店舗がある限り彼女はいつもそこにいて、彼女はどんなときも笑顔を絶やさなかった。

彼女に救われた、元気をもらっていたのは私だけじゃないはず。
陰鬱な気分を少しだけでも晴れやかにしてくれる、彼女に惹かれた方も少なくないだろう。

この方もそのひとりであるらしい。僭越ながら引用させていただく。

以前拝読したとき、その文才に感激を覚えたとともに、芳根さんのもつパワーを再確認した。

そして今わたしは、この方のことが非常に心配である。かなり落胆されているのではないかと。
そしてこの件のこと、ご存知なのかなぁと。


さて最近、芳根さんのいなくなった店頭モニターを見かけた。
パンとかおにぎりがイメージ映像として流れており、誰一人タレントを使っていなかった。

もしかすると、このたびの感染症で経営に大打撃を受けたJR東グループが、経費節減のために芳根さんとの契約を打ち切ったのかもしれない。

しかし、しかしだ。
芳根さんがいるのといないとじゃ、駅の華やかさは全然違う。
とわたしは思っている。

なにより、芳根さんによって救われ、生を保てている人がいる。


感染症など不測の事態の影響によって、芳根さんが駅から消えたとしたら、それはそれでひとつの悲劇である。
というか、悲劇でしかない。


これからきっと、芳根さん不足に悩まされる駅利用者が続出すると思う…。

なんて恨み言を書いていてもどうしようもないのもまた事実で。

とりあえず、芳根さん不足に苦しんで苦しんで仕方ないというそこのあなた!

『チャンネルはそのまま!』がネトフリで観れるようになったことを糧に生きていこうじゃありませんか!

(とかいいつつ、わたしいまネトフリ契約してないけど)


でもなぁ…
まだまだやっぱり、芳根京子が消えた駅には慣れそうもない。

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