PTSDと仕事と私

心的外傷後ストレス障害(PTSD)という、精神障害をご存知でしょうか。ざっくりご説明します。

過去に嫌なことがあって、その経験がトラウマになって、思い出してまた苦しくなってしまう。災害や、親族を亡くしたりだとか、そういった類の経験が、この病気に繋がることが多いです。フラッシュバックって耳にした事ありますか?それが、この病気の最たる症状のひとつです。

私はこの病気と10年以上共に生活しています。今はだいぶ落ち着いて、月に1回病院に行く程度になりました。小学生の頃は、入院をして、たくさんの薬を飲んでいました。
過去に何があったか、というのを思い出して、怖くないよ、と自分で認識する、という治療法をとっています。たまに音楽療法を受けることもあります。治療法はこれだけではありません。もちろん薬は飲んでいました。中学生の時に、副作用で体調を崩して、止めてもらいました。
今その症状は、月に1回くらい、多いときは月に3回くらい起こります。頻度は様々です。嫌なことが走馬灯のように頭を駆け巡って、嫌な気持ちになり、「はぁ、なんで生きとるんじゃろか。」という気持ちになります。

そんな私は今、音楽系の会社に勤めております。誰かのライブがあります。ツアーをやるってなりますよね。そしたら、その会場をおさえるのが私の仕事。ツアーの組み立てをするんです。楽しいですよ〜。やりたいこと、やれてます。最高です。

会社は、面接の時に、こういう病気を持っているのですが大丈夫でしょうか、と聞いた時、快く私を受け入れてくれました。とても嬉しかったです。


そんな私は、この前久しぶりにその症状が出ました。1日でよくなる日もあれば、2週間以上うつ状態になることもありますが、今回は長引かずによくなりました。

たくさん嫌なことが過去にありました。いじめを小学生の時に受けていたこと。何をしても楽しくない、本とラジオは私が唯一生きてると感じるものでした。本当に辛かった。これを読んでいるあなたには、分からないと思いますが。人間不信になって、入院時はほとんど人と話せなかったのです。
でも、バリバリ仕事をしております。


人は変われるんですよ。

それを、色んな場面で感じました。ある人の作品に影響を受け、ある人の音楽に影響を受けました。
中でも私は、ラジオに助けられました。「死にたい」と思ったことは何度がありました。それを、ラジオが助けてくれました。ラジオは救世主でした。そこで喋っていたパーソナリティーは私にとって命を救ってくれた人でした。
それがなかったら私は今この文章を書いてないかもしれない。そう考えると、変われるって凄い事だなぁと思いますよね。


思ったことをそのまま書いてしまいました。
色んな人に支えられて、今があるんだなぁと改めて思いました。

どんな気持ちになりましたか?
こういう人は、気づかないだけで、案外周りにいるものです。まぁ、無理に気を遣う必要はないですけどね。普通に接してあげてください。私は気を遣われすぎて逆に嫌になりました。


こんなところですかね。ではまた。
読んでくださりありがとうございました。

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