162.ストーカー夢

2019.2.4
歯科医院に６時半に予約を入れていたつもりだったのだけれど、確認したら６時だった。
今は６時１０分。
いっけなーい、遅刻遅刻！

急いで行くと、先生と衛生士さんはもう戸締まりをして帰るところだった。本日最後の患者だった私が時間になっても来ないのでもう帰るところだったまた今度来てくれ、と。
予約だけ取るから裏に回ってくれ、と言われた。
裏から入るのは初めて。
歯科医院の裏は裏庭になっていてボロボロのフェンスで囲ってある。
用心悪い感じー。
フェンスの外側に水路があって以前は菖蒲がたくさん植わっていたのに何者かが全部刈って行ってしまった、と衛生士さんに訴えられた。
私に言われても知らんがな。

椅子に座って待っていると、ボロボロのフェンスの隙間から貞子めいた女の人が顔を覗かせて
先生、先生、
とドクターを呼んでいる。
先生も衛生士さんも、聞こえないふりをしている。

何度呼んでも取り合ってもらえないので、女の人はフェンスの隙間をバリバリと破って入って来た。
警察を呼びますよと言い合いになり通報を受けた警官がやって来た。
彼女はもう長いこと歯科医院につきまとっている不審者とのこと。
しかしフェンスを破って侵入してきたのは初めてのことだと。
最初は女性ひとりだった不審者の数が増えている。
60がらみのおっさんもフェンスの隙間から入ってきて、警官に何やらまくし立てている。

あーあ、早く帰りたい。
予約を入れてくれるだけでいいのに。
たった１０分遅刻したせいでこんな目に。
時間を確かめてちゃんと６時に来れば良かった…。

甘党もぐらやの、もの字パフェ。もの字焼き(どら焼き)がささってます。