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じい散歩 妻の反乱

2024年最初の読了本。
…読了に1ヶ月以上かかりました😅
集中して本を読むことが困難になって来ました。

などと言ってる場合ではない、まだ50代の私!
本書の主人公は90代の元気な爺さん。
同じく90代の糟糠の妻を老老介護しながら、散歩に励み、散歩の道すがら食道楽に励みます。

前作「じい散歩」も楽しく読みました。
前作は、楽しかったけれど、結婚しそうにもない中年の3人の息子と80代になってもワンマンで散歩と言っては毎日長時間家を空ける夫を持つ英子のことを少し複雑な気持ちで読んだのでした。

前作「じい散歩」

続編である本作では、英子は自力では動くことも出来ず、胃瘻をつけてほぼニコニコしているだけ。
じいさんだけが、相変わらず、昭和の頃のことを思い出しな゙がら、令和の町を散歩し続けます。

高齢の両親に、その両親を介護するわけでなく同居している独身の子供。
これからはそういう世帯が当たり前になるのでしょうね。

書かれている内容は深刻ですが、主人公新平の無闇な自己肯定感(うちの90歳の義父と似ている…)で、読んでいて楽しい滑稽な物語になってます。

でもやっぱり英子は夫より長生きしたかったろうし、するつもりだったのだろうなぁ。

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