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映画「正欲」

映画「正欲」を見てきました。

原作は朝井リョウによる長編小説。読者の価値観を激しく揺さぶる内容が多くの読者の支持を得てベストセラーとなり、第34回柴田錬三郎賞を受賞発行部数はすでに50万部(2023年10月現在)を突破、「これまでの価値観を覆す読書体験」として大いなるうねりを生み出している。

https://bitters.co.jp/seiyoku/#

映画見終わって出てくる時、原作ファンらしい若い男性が連れの女性に
「原作読まずに全くの初見で分かるかなぁ」と話してるのが聞こえました。

私、原作未読であんまり予備知識なしに観に行ったけど(新聞やネットのレビューで評判良かったから観に行ったのだけど、レビューはネタバレを避けて核心に触れることは書いてなかった)。

分かりやすい話だと思ったがなぁ。

お話は分かりやすいけど、すごくいろいろ考えさせられる映画でした。

たぶん原作だと、もっと登場人物の心情とか状況とか書き込んであるんだろうな。

映画は2時間半ものじゅうぶん長い映画ではあったけれど、わざわざ説明しなくていい部分は観客に委ねたのでしょう。

稲垣吾郎ちゃんが主演扱いで名前もトップに出てくるけど、吾郎ちゃんは多様性の理解を拒む言わば悪役で、お話の中心はガッキーと磯村勇斗くん。

ただ、吾郎ちゃんが単純な悪役かと言うとそんなことはなくて。
私も、そしてほとんどの人は吾郎ちゃん側なのだから。

読んでない原作の、新潮社のサイトより

見出し写真は映画見終わってから甘味屋「もぐらや」さんで食べた「みたらしソフト」。


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