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映画「シャーリイ」

見てきました。

怖い作家の話かと思ったら、怖い夫婦の話だった。
作家の夫は最初から余すところなき胸クソぷりなのだけど、ラストで「えっ、もしかして妻である作家のために胸クソ演じてた部分もあるわけ?」とちょっと混乱。
共依存?

共依存といえば、作家のカリスマ性に魅せられ巻き込まれ、共依存状態にされてしまう若夫婦の妻。
作家夫婦によって人生観ひっくり返るような目にあって
「もう元通りにはならないわ」と言って去っていく。

夫の大学の学部長がシャーリイに言う
「君の小説を読むと自分の机に置いてある文鎮も怖くなる」。
シャーリイ・ジャクスンの小説の怖さって、まさしくそういうとこ。

なので、もっとすごーく厭な話になるかと思ったら案外こじんまりしてたな?という印象。
若夫婦は気の毒ではあるけど、別に哀れな感じじゃなかったし。

シャーリイ役のエリザベス・モス、怪演。

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