プレ妊活外来

前回にも書いたように、不妊専門病院でプレ妊活外来というものあるのを知り、早く知るに越したことがないと考えた私たち夫婦はその外来の予約をした。ちなみに、夫も大学では医学系専攻だったためこういうことにはえらく協力的であった。

プレ妊活外来というのは、「まだ不妊治療は考えていないけれど今のからだの状態を知っておくためにする検査」とのこと。だから結果によっては早期治療が必要かもしれないし、全く必要がない場合もある。

女性の検査項目は何パターンか選べて、
①血液検査項目(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、風疹)+相談
②内診検査項目(クラミジア、頸がん検査、超音波検査)+相談
③ ①+②+相談

の3パターンだった。
血液検査項目についてはほぼほぼ看護学生時代に調べていたこともあり、内診で自分の卵巣の状態をみてもらうことがいいかな、と思い②にした。値段は1万円だった。

男性の検査項目は、精液検査。値段は5000円。

検査当日、私の仕事が長引いたこともあり夫に初の不妊外来にひとりで先に行かせるというアクシデントが発生したものの、夫は先にメンズルームでオナニーをして精子を提出するという任務をこなしていた。笑

そのあとわたしの内診となる。看護師さんの声かけもあり「どんなところで診察してるか、男性はあんまりみることがないので一緒にどうですか?」と夫と一緒内診室に入る。わたしがあんまりにも淡々と目の前でパンツまで脱ぐもんだから、「ここで脱ぐんだ」みたいな顔されながら処置台に座る。カーテンの向こう側にM字開脚をしながら。いったい夫はなにを思ってこの処置台をみてたのだろう。笑

クラミジアと頸がんの検査は、確か棒に擦り付ける程度だったので一瞬で終わり。そのあとに超音波検査。「右と左とどっちも卵胞がたくさんあるね〜、左右合わせて54個くらいかな。これ、多嚢胞卵巣っていう状態ね。たまご少ないよりも多い方がいいかもしれないって思うかもしれないけど、多すぎるのもダメなんだよね。卵胞の発育が遅くなりやすくて排卵が乱れやすいんですよ。」(こんな内容だった気がする)

はあ〜、なるほど。だから生理周期乱れやすかったのね。と納得。一応月1で生理来ていたけど、そういうことで遅れがちだったのね。ととても納得してしまった。

そして超音波検査後の相談。胚移植コーディネーターの資格を持っている看護師さんから超音波の結果について話を聞くことになる。

「いちごぱんつさんの左右の卵巣には54個のたまごの元があるんです。卵巣のなかにこんなに卵胞があると充分に成長できず、また排卵のタイミングがずれやすくなります。なので、タイミングがとりにくくなりますね。多嚢胞卵巣のかたの特徴として、夫婦生活のタイミングをとるのに疲れてしまいやすいです。排卵のタイミングが分かりにくいので、排卵チェッカーも反応しにくい。ただ、お若いので今後おふたりが今すぐにというわけでなければ、自然にタイミングをとってみて難しいようでしたから超音波でタイミングみていくのもいいと思います。あとは旦那さんの結果にもよりますが。あとは漢方で卵胞の状態を整えていく方法もあります」

なるほど。とりあえずわたしには不妊の性質がある、ということだ。ゼロではない。不妊の性質というか、タイミングがとりにくい。たしかに。

この2ヶ月の夫婦生活の中で、基礎体温を毎日呪われたように測ってきたけど、ルナルナの予想する排卵に基礎体温が上がったためしはなかった。基礎体温上がるまでずっと性生活を続けるのも、性欲が少ない夫にとっては苦痛だったようだし。それがこの先何回続くのか…考えるだけで疲れてしまいそうだ。

とりあえずわたしたち夫婦は話を持ちかえることにした。お互いまだ始めたばかりだし、数ヶ月は自然で試したい気持ちもあったことから、何かするにしても漢方飲んで何ヶ月か試してからだね〜と帰り道に話しながら。

夫の精液検査とわたしの検査結果はまた次のノートに。

#妊娠  #多嚢胞卵巣