夢のたぬき

ある日、仲の良い友人が私の元に転がり込んで来た。その人は寂しい、と言って私の座る隣で横になり、何だかその姿が幼子のようで私は背中をトントンと撫でて寝かし付けた。

すっかり元気になったその友人と都内に出掛けると綺麗な女性に出会った。どうやらその女性は友人の、彼の知り合いらしく、私はキッと睨まれた。なるほど、と合点し私はへらへらしながらその場から去った。変に誤解されちゃたまらん。私には恋人が居るのだ。冤罪冤罪。

その後は同窓会で食事した。のだが、味がおかしい。毒、と直感的に思い吐き出したが既に遅く吐き気が止まらない。それは友人たちも同じだったようでまさに地獄絵図。
そしてその毒をいれたのは先程の友人の女だった。メンヘラが過ぎるだろう。

少し落ち着いてから私は恋人にLINEを送り、友人の一部を連れて家に帰る。母に病院に連れて行って欲しい、と頼んだところで友人の、近所に住んでるあいつも被害者では、との言葉で私はその人に電話をかけることにした。
近所の友人、元恋人の名前をLINEで探す。長いこと連絡を取っていなかったなと思いつつ電話をかけるとすぐに出た。
事情を話し、私の家の近くまで少し来られるかと聞くが難しいと言われる。かなり近所なのでそう難しいはずもないのだが……と思いつつじゃあそちらに行くけどどこにいるのか、と聞いた。

するとどうやら彼は今たぬきになっているらしい。

は?と思いその丸々太ったたぬきのビジュアルが表示されてその夢は終わった。

人の夢の話ってつまらんのですが、今日は夢の話でした。尚、冒頭の友人とその女は架空。

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