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レミオロメン『ビールとプリン』の世界を想像してくれませんか?

はじめまして、やぎ。と申します。
私は毎年3月9日にレミオロメン『3月9日』を聴くと決めています。
好きな歌なので3月9日以外の日にも聴きますけどね。昨日3回聴いています。
レミオロメンと言えば、ある季節になるとどこかで聞く機会のある『3月9日』と『粉雪』が有名だと思います。どちらも素晴らしい歌です。
でも、私は『ビールとプリン』に勝るレミオロメンの曲はないと思っています。
私は今から好きな歌について述べます。なぜならnoteは好きなものについて語る場だと思っているからです。歌詞とともに私の勝手な独り言を記します。


僕は急いでコンビニまで駆けるから                  
君も急いでご飯を作ってくれよ             
お腹も空いたしビールも飲みたいなんて         
わがままな僕を許してよ                
僕は急いでコンビニへ駆ける              
君はゆっくりご飯を作ってる

主要人物はコンビニへ行く「僕」と料理を作る「君」です。
たぶん2人は恋人同士だと思います。

めちゃくちゃかわいいですよっ!この2人!!

最初の「僕」の「急いで」は料理を作っている「君」のことを前提に考えると、
ご飯に間に合うよう「急いで」帰ってくるってことだと思います。
めちゃくちゃ「君」のご飯楽しみにしてるじゃ〜ん。微笑ましい〜。
でもね、「君も急いで」って言っていたのに「君はゆっくり」になっている。
だって、急いでいるのは僕だけだもんね〜。はぁ、微笑ましいな。
「君」はマイペースなんだね。というよりは「僕」がご飯を楽しみにしているだけだね〜。

僕は急いで帰り道自転車こぐよ             
君の貸してくれた自転車を              
近いとはいってもこの季節だから            
手足の先がかじかむ
僕は寒くて部屋へ飛び込んだ
君はゆっくり味見をしている              
お帰りなさいとこちらを向いて            
寒くないの?と僕を笑わせたんだ

僕は急いでるから爆走したのかなぁ〜、まぁするよね、だってご飯楽しみだから。
「近い〜飛び込んだ」のところから季節は冬だとわかります。もしかしたら秋の最後の方かもしれないけど。冬にしよう!!
手足の先がかじかむ原因は何でしょうか?
答えは彼女のご飯が楽しみで自転車爆走したからですね。どう考えても!
たまたま冬だったから手足の先がかじかむけど、夏だったら汗かいて帰ってくるよ。たぶん。春なら桜の花びらつけて帰ってくるし、秋なら紅葉つけて帰ってくるよ。知らんけど。

「寒くないの?」って。寒いに決まってんじゃん!!季節は冬だよ!!
微笑ましい帰宅だな、おい。
「お帰りなさい」って言ってくれる相手がほしいよ。言う側でもいいけど。
まず、相手がいないけど。
まぁ、なにはともあれ「君」が相変わらず急いでないのがいい
本当にマイペース。好き。

僕らはいつまでも 僕らはいつまでも          
笑い合っていたいと願うけれど             
旅立つ日が来るならばせめてこの時間よ         
止まれとは言わないよゆっくり進め  

「僕らはいつまでも」に込められた想いに胸が張り裂けそうになる。
だって、2人が未来も一緒にいることを望んでるもん!!
ただ、ここで逆接の「けれど(も)」の登場により先行きが不安になります。
あぁ、やめて。順接使って。
仮定の話のはずなのに切なすぎて、しんどい。
普通は時間を止めたいじゃん。でも、止めないの!!流れに逆らわないの!!
2人別れるの〜?やだ。私がやだ!!やめて、私のためにも別れないで!!
お願いだよ〜、微笑ましいやりとりしてて、ずっと。
気づいていますか?最後「ゆっくり進め」になっていることに。
「僕」は「急いで」が多かったのに、ここでは「ゆっくり」なんだよ。

分かる?僕単体の時は「急いで」なのに、彼女と一緒の時は「ゆっくり」なんだよ!!

ねぇ、分かる??もう、未来永劫一緒にいてよ!!
最後の2行がこの世で一番好きなフレーズだと言っても過言ではないくらい好きです。いつか必ず訪れる別れを受け入れ自然の流れに逆わないという現実主義な考えを持ちつつ、できることなら別れが今すぐには来ないでほしいという願望が「ゆっくり進め」という部分から窺える表現が最高に好きです。

僕は袋からビールとプリンを取り出して        
プリンを机に置きました
空き缶をかたづけない僕のことを            
君はまだ怒っているだろうか?             
どうして買ってくるの?と笑いながら          
太っても私のせいじゃないわと             
言ってるそばから蓋を開けている           
その横でビールをただ飲んでいるだけ 

ここでタイトルにもある「ビールとプリン」のご登場です。
「あれ、ビール買いに行ったはずなのにプリンも買ったの?あっ、だから曲のタイトル『ビールとプリン』か〜」なんていう浅はかな考えはダメです。
プリンは自分用ではありません。わざわざ机に置くんだから。
このプリンに何の意味があるかって?「君」の機嫌を直すためです。
コンビニスイーツ買っていけば許してくれる確率が上がるのかなぁ?
私はそうは思わんよ。食べるとは思うけど。笑
でもね、「君」はたぶん怒っていないと思います。なぜなら、帰宅した「僕」を笑わせてくれたから。あと、お帰りなさいって言ってくれたから。
本当に機嫌が悪かったら言わねーもん、私だったら。
というより家来んなって思うもん!
別にプリンを買ってくることを望んでなかった「君」だけど、案外嬉しそうなところがかわいい。好き。
「太ったら買ってきたあなたのせい」というかわいい理論。
はぁ、かわいい〜。頭抱えるくらいかわいい。好き。
彼女はプリンが好きなのかなぁ。だってさ、プリンじゃなくてもいいじゃん。
でも、プリンがタイトルに入っているってことは意味があるんだよ、プリンを選ぶことに。食べている描写がないけど嬉しそうにプリンを食べている姿が私には見えます。
自分が飲みたかったからビール買ったと思うけど、彼女の喜ぶ顔も見たかったんじゃない?きっと「僕」は「君」が食べている様子を優しい笑みを浮かべながら見ていることでしょう。「君」のうれしそうな顔を見ながら飲むビールうまいよな。
私、ビール嫌いだからビールのうまさわからないけど。

僕らはいつまでも 僕らはいつまでも          
些細な争いを出来るだろうか?             
旅立つ日が迫って寂しさ胸の奥へ            
追いやろうとお互いは無理をするけど          
なんだか切ないからテレビを付けてみても       
見るでもなく聞くでもなくレンジが鳴って          
彼女が戻ったならご飯を食べようか 
 

来ました「いつまでも」攻撃。

些細な争いの例が空き缶をかたづけないことなんだよ〜。平和だよ〜。
でもね、些細な争いが積み重なっていくと取り返しのつかないことになるから
些細な争いはない方がいいよ〜、たぶん。
そして、これがプリンを買ってきた表向きの理由なんだよ〜。
2人で一緒にいるただそれだけで幸せなんだよなぁ〜、きっと。
ねぇ、待って。もしかして別れは仮定の話ではなくて、事実なの?

嘘でしょ、信じられないよ。
あんだけ微笑ましいやりとりをしていた2人が?
私は!!まだ!!2人の平和な世界を見たいよ!!

旅立つ日って何?海外赴任か?それとも今生の別れか?
別れることは逃れられない運命だから受け入れるということ?ここで「旅立つ日が来るならばせめてこの時間よ/止まれとは言わないよゆっくり進め」の切なさが加速してしまう。
寂しさをテレビの音で誤魔化そうとしているの?いくらなんでもそれは無理
「彼女が戻った」は文字通り純粋にご飯の用意を済ませた今のことなのか、旅立ってしまった「君」が戻ってくる未来のことなのか?
そんなことより、旅立つのが「君」の方なのが悲しすぎる。

「ゆっくり進め」って言ってたじゃん。急すぎるよ〜。もう〜。怒

この場面だけは何年後の話ですか?そうじゃなきゃ話があわねぇよ。
しかも「僕」が自転車爆走するほど(注:爆走は私の願望です)楽しみにしてたご飯を食べる前に歌が終わるという悲しさ。
せめて食べている場面くれよ。私も「君」が作ったご飯を食べたいよ。

「ラララララ〜ラララララ↑〜ラララ〜」で終わるんですよ。
この歌。やってらんねよ。

まぁ、何回でも聴きますけどね。好きだから。

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私のどうでもいい独り言を読んでいただきありがとうございます。
最初から最後まで「僕と君」の2人だけの世界。はぁ、美しい。好き。
気が向いたらぜひ聴いてください。おすすめです。
ちなみに「レミオベスト」に収録されている『ビールとプリン』を聴く方は『電話』という私が2番目に好きな歌がこの曲の前にあります。
『電話』からの『ビールとプリン』の流れが私的に最高です。
私はレミオロメンの風景や人の描写が好きです。綺麗で美しいのに悲しい。

今日は3月9日なので私がレミオロメンの曲で3番目に好きな歌『3月9日』の好きな箇所を最後に書き留めておきます。

青い空は凛と澄んで
羊雲は静かに揺れる
花咲くを待つ喜びを
分かち合えるのであれば それは幸せ



歌詞引用:レミオロメン『レミオベスト』、2009年
レミオロメン『ビールとプリン』(作詞作曲 藤巻亮太)

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