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職業訓練校の思い出

みなさん、飲んどりますか、にーとです。
今日もみなさんと同じ夜を、のんべんだらりと過ごしていこうと思います。

少し前のことは思い出せるのに、1年前の事はなかなか思い出せない。
1年前の自分は何を思っていたのか、何を感じていたのか。

職業訓練校に通っていたことがありまして、建築を学んでいました。
朝から夕方まで授業がある生活を30歳過ぎてすると、これはこれで面白い。

まぁ、結局辞めてしまったのですが。
そこには、中卒から還暦迎えた人まで、年齢が様々な環境で。
30歳という年齢は、まだ何かを始められるのと、もう生き方を固めていないといけないのとの狭間の年齢でした。

僕はふらふらしている性質なので、この年になっても先生に怒られていました。道具の手入れがなっとらんとか、その年で若い子と遊んでんなとか、そんな感じで。

宮大工になりたいと思って、学校に入りましたが、現実問題この齢から大工として迎え入れてくれる場所は無く、周りの意欲的な雰囲気に混ざることもできず、学校を辞めました。

あの時はなりたかった自分がいたのに、そのなりたかった自分になれる機会を自分から投げ捨ててしまった。

いや、言い方が高尚だな・・・逃げました。

決まった時間に決まった場所に行って、その日のカリキュラムをこなすことが、こんなに体力使うことだったのかと、できないなと思いました。

あの時、一生懸命に未来を目指して勉強していた同級生が、今どこかで何かを作る仕事をしていたら嬉しいなと思います。

製図の授業をサボりすぎてついていけなくなった僕に、自分が描いた製図を貸してくれたあの人に、あの時とても嬉しかった気持ちを、いつか伝えることができたらいいなと思います。

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