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衝動とかの話

水曜担当の永田那由多です。
note更新がリスタートした。
良かった良かった。

さて、今私は関東を走る電車の中にいる。
どこに向かっているかと言うと花巻。

先の草津旅行で余った青春18きっぷを安藤児珠氏から買い取り、(まだお金払えてない。ごめんよ安藤氏)一人旅どこへ行こうかと悩んでいたのだが、今朝起きてすぐ「うん。花巻だな」で決行。

ギリギリツーリスト過ぎる。

宿を取り、とりあえず着替え1日分と本2冊、PC、銭湯セットを詰め込む。頭の中には『君をのせて』が爆音で流れる。取り敢えず電車に乗ったものの、多分宿のHP記載のチェックイン時間には間に合わない。電話しなくっちゃ。あと持ち金が3,000円は死んでしまうので、お金を卸さないと。そんぐらい衝動的。

最近は躁状態なこともあり、衝動に抗いきれない。その為、関係者各所にはご迷惑をおかけしている。

と言うわけで乗り換えで巻いて、どうにか……行けねぇかな。


同じようなことが数年前にもあった。
ある日午前11時に目覚め、「旅行こう、旅」と部屋にあった日本地図へマッキーを投げ、印がついた場所へ行った。

多治見

と言う場所だった。
なんだか暑い場所らしいぞ、という知識しかなかった。行ってみて何があるかわからないがとりあえず行ってみた。楽しかった。起きた時間が起きた時間だったので滞在時間は少なかったが充分だった。
多治見市モザイクタイルミュージアムへ行き永田の中の新しい価値観が爆誕し、周辺を歩き多治見と自分の街が川でつながっていて貿易が行われていたことを発見し、駅に戻り、とりあえず近くに小さな山っぽいところがあったので登った。そこからは夕日と恵那山が見えた。実家近くの建物の屋上からも辛うじて見えたのだが、それがもっとより近くなると、感慨深い何かがあった。
衝動で登ったので、夕陽が落ちて山の中が暗くなった時の対処を考えていなかった。人もいない街灯もないところだったのでまあ焦った。鼓動音がすごかった。急いで降りる。そして電車で家に向かう。さっき落ちて行った夕陽が自分の進行方向へ沈んでいく。進行方向が一緒なのでなかなか夕陽が落ちきらない。じんわり外が暗くなっていく映像をよく覚えている。

この経験が、かなり自分に影響を与えたので、同じような経験ができないかと期待している。

にしても、計画性が無さ過ぎる。本能で動きすぎだ、自分。拮抗。うぅ。


話は変わるが、エヴァンゲリオン デビューを果たした。旧エヴァと呼ばれるのかな。TVアニメ版って言うのかな。
大学一年生の時から、「エヴァというアニメを観たいが、どうやら鬱アニメらしい。そして聞くところどうやら永田がハマりそうな内容である。今ハマると危険だ。時は今ではないがいつかちゃんと観たい」と考えていた。

そして先の安藤児珠氏と「お互いちょうど鬱になったら観よう」という提携を組んでいた。

そして時は来た。

2人が同時期にちゃんと鬱っぽくなった☺️

そして10時間ほどにわたる大鑑賞会。

重い。中盤の学園ものの楽しさはどこへ行ったのか。重いけど、やっぱり内容・表現大好きだった。使徒の構造がだんたん原生生物や概念になっていく様に気付いた。なるほど。中学のあの学びがここで生きるのか。勉強大事。
箱根湯本駅のエヴァのポップアップショップに興奮していた高校の同期の気持ちがよく分かった。高校で行われた、三石琴乃さんの特別講義に参加してエヴァ発進の台詞をみんなで繋いだのもめちゃくちゃすごいことだ。
もう考察考察。ずっと考えてる。モヤモヤ引っかかるのではなく、内容をすんなり受け入れた上でグルグル考えている。観てよかった。
そして1人で観なくてよかった。特定の映像がホラー過ぎて、1人じゃ太刀打ちできなかった。
先に映画版を見終え、筋をあらかた察している安藤児珠氏。初見の永田に変にネタバレをせず、「コレ何?!」「ゲンドウのキモムーブはなんだ?!」「使徒って?!英語表記がAngelなのなんで?!」という永田の問いには笑顔でニヤニヤかわし、用語の説明を端的にしてくれる安藤氏。永田だったらできない。何故なら全部言いたくなっちゃうから。全部教えたい衝動駆られちゃうから。
すごいなー、ありがてーなー。

さて。乗り換えをした。北上していく。
この服じゃ、花巻は寒いんじゃないかと思い始めた。遠くにあった山が近くなり雪が残ってるのがよく見える。雨が降ることを全く考慮していなかった。進む方角に灰色の雲が広がっている。不安爆増。これだから無計画は。


永田那由多

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