見出し画像

解体現場に魅力がありすぎる

今日から定期的にノートを書いてみることにした。

解体現場に興奮してしまう話。
チャリで走ったり、散歩してる途中に解体現場を見つけたら思わず立ち止まってしまう。気づいたらiPhoneのカメラで写真を撮っているけど、閉鎖されていたり、柵が邪魔して上手く撮れないことも多い。現場を撮っているのが珍しいのか、怪しいのか、現場の人に不審な目で見られる。のには結構慣れてきたけど。

多分好きになったきっかけは上京して三軒茶屋に住み始めた頃だったと思う。世田谷公園近くの静かな住宅街で大きな都営住宅がたくさん建っていた。その何棟かは人が住んでいなくて、すっからかんだった。いつからかその抜け殻の解体工事が始まった。同じ広さ、同じ間取りの部屋が綺麗に並んでいて、その断片が綺麗でかなりの興奮というより衝撃だった。玄関のドアとか玄関横のキッチンの窓が全ての部屋に見えているのも良い。むき出しの鉄骨と崩れ落ちたコンクリート、一般住宅とは違う集合住宅の絶妙に冷たい空気感、規模のでかさに惹かれていた。しばらく夢中で写真を撮っていたと思う。

これからというもの解体現場を見つけては写真を撮り続てるけど、カメラロールを見返すと意外に数がない。なかなか出会えないレアな現場というのも好きな理由の1つなのかもしれない。解体現場を見たい欲が爆発してわざわざ調べて赤坂まで見に行ったこともある。けどそこは工事が始まったばかりで7.8月頃に解体するらしい。わざわざ行ったのに悲しかったけどせっかくなら見に行きたいなと思う。

この調べて行ってみた、というのもグーグルで「解体現場 リスト」と検索すると「解体工事情報」というサイトがでてくる。都内の解体予定現場の解体着工日、件名、住所、面積が記載されたリストが大量に掲載されている。それだけでなく、施工会社や解体の発注者などより細かい情報まで載っているのがすごい。たまにチェックして家の近所はピンを立てている。

だいぶ前になるが好きが溢れすぎて解体現場の写真集まで買ってしまった。よく見たら写真資料集らしいのだが。「解体・破砕・破壊」っていうタイトルからパンチのある冊子で大きい建物、美術館、図書館、商業施設など普段なかなかお目にかかれないでかい規模の解体が見れて楽しい。酒のアテにめちゃくちゃお世話になっている。

なんでこんなに惹かれるのか今まで何度も考えた。出会える機会が少ないというのも一瞬で終わってしまう儚さも良いし、かっこいい。とは思うけどそれは多分あまりどうでもよくて、とにかくめちゃくちゃかっこいいと感じる、興奮する。壊れている様にかっこよさを感じているのだと思う。そんなわけで最近は解体現場に限らず、割れている窓ガラス、風に吹き飛ばされて落ちている骨組みだけになってしまった傘、家で落として割れたマグカップにも興奮してしまうようになった。壊れたものに興奮するなんてなんてハッピーな人間なんだと思いながら。

解体現場の写真がある程度貯まったら、その写真だけ集めたZINEをつくるのが今の小さい夢でもある。解体現場が好きな人っていると思うけど、意外とコミュニティがない。インスタで稀にでてくる投稿を実際に見たいとうずうずしながら眺める日々だ。

心の奥底でいつも解体現場に出会えますようにと願いながら、今日も街に出かける。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?