ボーカリストたちに愛を込めて

きょうは、80年代頃発のJ-POPやAORとの出会いと、好きなところについて、書き留めていこうと思う。ミーハーなので、詳しい説明とかは組み込めないけど、この愛を止めてはいけない!!書いておかないといけない気がした。

このnoteで取り上げたい人たち(敬称略)
・チューリップ(財津和夫、姫野達也)
・稲垣潤一
・伊豆田洋之
・カルロス・トシキ

▶︎チューリップ(出会い|父親の所有していたCDを勝手に漁っていて)

教養的に聴いておこうと思った。あのCDはおそらく父親のものだったと思うが、彼は特にチューリップのファンというわけではなかった気がする。だが、なぜかベストアルバム的なものを持っていた。

たまらなく好きになったきっかけは、「I am the Editor(この映画のラストシーンは、ぼくにはつくれない)」。リードボーカルは財津さん。とにかく色っぽくて、キザで、ナルシシズムの匂い。ぴゅあっぴゅあのチューリップのイメージからかけ離れていたので、意外性というのもあった。

チューリップは歴史が長く(活動期がさまざま)、元メンバーもたくさんいるので、すべての時期を把握しようと思えなかったのだが、彼らのことについて調べていたときに興味を惹かれるエピソードを見つけた。

「心の旅」は財津さんが作った曲であり、もともとは財津さんがリードボーカルを務める予定だったけど、録音直前にプロデューサーが「財津じゃ売れないから姫野でいこう」と強引にリードボーカルを変更させたという話。出典はどこか忘れてしまったけど、たぶん有名なエピソードだと思う。

いやなんかすごい軋轢〜〜〜〜!みたいな衝撃を受けつつ、そういうバックグラウンドもあるのねと深みを感じてみたりした。

その後は「風のメロディ」という曲を推している。
チューリップのメインボーカルをざっくり説明すると、色気担当が財津さんで、ぴゅあでキュート担当が姫野さん。そのパート分けの塩梅がちょうどいいのがこの曲だと思っている。はじめは姫野さんのボーカルで、サビに差し掛かると財津さんのボーカル。すごくいい。姫野さんは、クラスの子に恋しちゃうみたいなときめきポイントが高く、財津さんはなんだか大人の、包み込まれつつも、ドキドキみたいなポイントが高い。

あとチューリップ、バンドのコーラスがめっちゃいいな〜とずっと思っていて、ふとWikipedia見たらみんなボーカルだったというのが最近の個人的ニュース。

▶︎稲垣潤一(出会い|NHKの音楽番組をたまたま観て)

たまたまというか、母親がちょっと好きだったみたい。録画してたのか忘れたけど、観てみたら、ドラムを叩きながら「ドラマティック・レイン」を歌っているジェントル。ボーカル(だけ)のイメージが強かったから、「へ〜、この人ってドラマーなんだ」と驚いた。あと結構、独特な歌い方をする。その後も調べたり、ウォッチしたりしているうちに、地元の文化会館のホールにライブに来てくれることが判明した。もちろん行った(文化会館の窓口で席を選ばせてもらった)。

稲垣さんの何十周年とかのツアーだったようで(30周年かな?)、若い頃〜現在のブックレットが売っていたので喜んで買った。アイドルみたいなかわいさだった。

稲垣さんの魅力は、自身で言っていたか、そのブックレットに書いていたか、「昔から歌っている曲を、今になって変にアレンジしないで歌う」というところ。往年の歌手ともなると、昔の曲を歌い飽きて、「いやこれ原型留めてなくないか・・・」レベルの歌い方のアレンジをしていることが散見されるのだが、稲垣さんはそれはやらないと言っていた。そういう実直な感じがとてもいいな〜と思った。
あとこれは後述するカルロス・トシキと対照的な部分なのだが、稲垣さんはシャイなイメージ。カメラ目線はあんまりしないのも、よい。

特筆すべきところはまだあって、彼のオンラインメンバーズサイト(ファンクラブみたいなもの?)での扱われ方?売り出し方?もいい。

<潤くん観察日記>
プライベートや楽屋裏の潤くんをみんなで観察しちゃいましょう!
<語って!潤く語って!潤くん!!>
メンバーズサイト限定の独占コメント!!Jのウンチクから熱い話まで。。。

潤くん。めっちゃいい。

稲垣さんの曲で好きなのは「心からオネスティー」。「いちばん近い他人」もドロドロでいい(『1969の片想い』『Jの彼女』も好き!)。
ファン人気がたぶん高いのは「1•2•3」。稲垣さんが作詞しており、ライブではバンドメンバーといっしょにステップを踏んだりジャンプしたりする。ファンもジャンプする。楽しかった。

あと、CDジャケットが最高。
30周年記念のベストアルバムのジャケットが、レコードショップ店員(店長?)に扮した、エプロンをつけた稲垣さん、という設定!すごい需要わかってるなという気持ちになった。

▶︎伊豆田洋之(出会い|稲垣さんのバンドメンバーだった)

前述した、地元での稲垣さんのライブでピアノを弾いていたのが伊豆田さんだった。会場で、伊豆田さんのCDが売っていたので、終演後に買ったのが出会いだったと記憶している。対バン相手のCDをうっかり買っちゃうみたいなことはよくやっていたので、その感じで買った。あと、たぶんライブ中の”ピアノの人”のコーラスが耳に残ったんだと思う。伊豆田さんとの出会いは本当に偶然で、感覚的な瞬間だったのでわりと記憶は曖昧ではある。

買ったCDは、伊豆田さんがそのときに出していた最新のCDだったので、ピアノ弾き語りみたいなものだった。超いいな〜と思いながら、ただ、もっとほかの曲を聴きたいな〜!となっていたところ、80年代〜90年代に、その時代の音楽をやってることが判明!!!!かなり、切なさと憂いを持っているなあと思い、その伸びやかで広がりのある歌声に引き込まれる。しゃくりとかフォールとかが効果的な感じ。

ビートルズの曲をよく歌っているらしく、「和製ポール・マッカートニー」と呼ばれていたりするのか〜と情報を得れば、またもや偶然にも、財津さんと伊豆田さんが並んでギターを持ち、「Don't let me down」をいっしょに歌っている映像を見つけてしまうのであった。なんでこうも、何もかもが繋がっていくのだ。運命じゃん。

伊豆田さんはいまでも精力的にライブをしていて、youtubeチャンネルもお持ち。
https://youtu.be/b8Ca_DveWh0
私も大学生のとき、越谷の「ABBEY ROAD」というところで伊豆田さんのピアノ弾き語りライブを観に行った。

伊豆田さんの曲で好きなのは「ALGO」。

▶︎カルロス・トシキ(出会い|『君は○○』というタイトルの曲が気になって)

出会いがなかなか謎。好きなバンドのメンバーが、ツイッターにて「君は○○」というタイトルの曲を列挙していたことがあった。たとえば「君は天然色」。その次に「君は1000%」があった。タイトルも、「オメガトライブ」という言葉も聞いたことはあったけど、なんだっけ?曲自体は聴いたことないかも、と、すぐ調べる課として気になってしまい、youtubeで検索をかける。

すると、"王子"がめちゃくちゃカメラ目線でこちらに向かって歌ってくるのである。びっくりするほど。なんだこれは。吸い込まれそうになってどうしようとなった。歌もうまいし、とにかくうろたえた。こういうときに、「椅子から転げ落ちる」という表現を使うのかもしれないと思った。

カルロスからは愛がものすごく伝わってくる。
アダルトな歌詞、曲調が多いなか、カルロスのビジュアルと声色に透明感がありすぎて、その違和感にも惹かれる。そしてそれがうまく作用して切実さが強く、全面に出てくる。こちらが直視できないくらいの爽やかさなのだ。

カルロスへの愛を蓄えていると、タイミングよく、デビュー30周年?でカルロスが来日するという情報を得る(カルロスは日系ブラジル人で、日本でデビューしたときも、家族をブラジルに残して日本へ。今はブラジルに戻って『ニンニクのスペシャリスト』として農家をしてるらしい)。
そのときはモーションブルーまで赴き、カルロスのライブを観た。またその1年後くらいも来日してくれたので、コットンクラブでも観た。ライブでも変わらずに愛を振りまいてくれるカルロスだった。

Wikipediaを見てみたら、カルロスのおもしろエピソードが書いてあった。以下2つほど抜粋。

・好物はピラニアの天ぷらであることが、1986年の『ザ・ベストテン』で判明している。
・ラジオのヒットチャート番組でゲスト出演時、ファンからの葉書の名前を読むように頼まれた際、呼び捨てで列挙しだし、司会が少し慌てて敬称をつけるよう頼んだ。

カルロス・トシキ&オメガトライブで好きな曲はいっぱいあるけど、ベストアルバムから選ぶとしたら「ブラインド・プロフィール」かなあ。前半であれだけカルロスについて爽やかだ、王子だと言ったはいいものの、この曲はアダルティに歌い上げている部類ものだ。ぜひイヤホンで聴いてもらいたい。2番に差し掛かると、ぎゅんっとボーカルが近付いてくる瞬間がある。沼へGO。

以上、自分の愛の衝動を残そうとPCをカタカタしていたら3時間半が経過している。一度眠ってから読み直して投稿しようかちょっと迷う。けど衝動だからいっか。そのまま投稿しておきます。

彼らの音楽がまだ続くことを祈って。おやすみなさい。


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