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「VR感覚」告白レポート 感じる? 感じない?

Twitterで私のVR感覚告白を #VR感覚を告白する見た人もやる のハッシュタグでツイートしたところ、7/5~10の5日間で「422件」もの体験談がVRユーザーのみなさんから寄せられました!!! その結果を分析しカテゴリ別に分類しました。みんな一体どんな「感覚」を感じているのか!? VR感覚の衝撃の正体が遂に明らかにっ!?非常に興味深いので見ていきましょう!

視聴覚しか再現されないはずのVR体験中に、本来存在しないはずの感覚を擬似的に感じる「VR感覚」(ファントムセンス) 多くのVRユーザーが報告しているものの、その実態はこれまで不透明でした。今回集まった422件のデータはまさに前代未聞の知見の宝庫!?


「VR感覚」感じる 86%

422件のツイートのうち自身の体験に関するものを集計したところ「何らかの感覚を感じる」人がなんと「86%」と非常に多い結果となりました。もちろんVR感覚に関心がある人が多く話題にしてくれたと考えられるので、これが単純にヘビーVRユーザー内での割合とはなりませんが、それでも予想以上に多くの方がVR感覚を報告した事に驚きました。

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ツイートをエクセルに抽出し、強弱に関係なく、ちょっとでも何らかの感覚があると報告しているように見えた方は「感じる」一切ないと報告している方を「感じない」とカウントしました。かつてあったが今はない方は「感じなくなった」 あるともないとも答えていないツイートは「無効票」としました。(超厳密ではないです)

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「VR感覚」感じない 13%

みんな嘘ついてるのでは? とか、オカルトでは? という意見も。

こんなコメントも。いるいるwww


「VR感覚」感じなくなった 1%

興味深い事に「前は感じていたけど今はなくなってしまった」とツイートした方が1%もいました。VRをやるほど強くなるパターンもあれば、弱まってしまうパターンもあるようです。


さて、ここからは「感じる」方が実際にどんな感覚を感じているのか、カテゴリ別に分類したので見ていきましょう。


落下感覚を感じる

先日のVR感覚研究者「すかねき」さんとの対談によると、落下感覚は比較的感じる人が多い代わりに、VRに慣れるほど感度が弱くなる傾向があるそうです。高低差が多いワールドが多いので、だんだん慣れてしまうのでしょうか。


温度を感じる


風/吐息を感じる


全身の触覚を感じる


部位によっては触覚を感じる

顔や手など上半身限定で感じる、という意見も。

私の小説「仮想美少女シンギュラリティ」でもちょっと触れましたが、VR感覚を感じやすい部位は「脳の中の小人」(ペンフィールドのホムンクルス)と連動していると考えられます。この小人は、脳の大脳皮質で神経細胞がより多く使われる手・顔・口を拡大して書いてあります。

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リアルでは存在しない部位の触覚を感じる


猫耳やしっぽの触覚を感じる


オンオフできる


痛覚を感じる(ダメージを受けるレベル)


匂いを感じる


体調による


仲がいい相手だと強く感じる


仲良くない相手の感覚を感じると不快


自分で自分に触る感覚を感じる


「VR感覚」強まってきた

弄られると強くなる? 開発すると強くなる? 先日のVRヒプノセラピスト「Pylorycom」さんとの対談によると、向き不向きはあるものの、催眠術を使ったセラピーにより、ある程度は誰でも感度を上げる事はできるそうです。


まとめ

予想以上に感覚を覚えている人が多かったのと、一口に「VR感覚」と言っても、人によって感じる感覚の種別・部位・発生条件が様々でとてもびっくりしました。私は匂いとかは全然わからないですね~(鼻炎だからかもしれない)

今回はあまり正確な数字を出したわけではないですが、ある程度どういったパターンがあるのかアタリは付けられたので、この結果を元にちゃんとアンケート調査など行って、どのパターンが何%いるのかとか、実際に感度を感じる人は何%なのか? VR経験時間と比例するのか? とか、いろいろ調べてみたい気もします。


※そもそも「VR感覚」(ファントムセンス) とは


「ファントムセンス」プロジェクト

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7/30まで、VR感覚をテーマにしたクラウドファンディングを実施中です。もしよければご覧頂けると幸いです。

楽曲によるエンタメ活動に加えて、ファントムセンスの真実に迫るインタビュー・対談番組「ファントムスピーク」も行っています。



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