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『メタバース進化論』入試問題になる【大阪芸術大学 芸術計画学科】

2023年度の大阪芸術大学芸術計画学科の入試問題・募集要項に拙著『メタバース進化論(技術評論社)』より「メタバースの定義:実現に必要な七要件」を掲載頂きました。「バーチャル美少女ねむ」の名前が入試で登場するのはなかなかショッキングですね! 受験生の反応が気になります。問題の内容は、拙著を参考にメタバースの可能性を論述し独自の企画を考える、というもの。メタバースが入試で最新トピックとして扱われているのは感慨深いですね。

入試問題・募集要項に「バーチャル美少女ねむ」の名前が登場

大阪芸術大学

大阪芸術大学 - 公式サイト

大阪芸術大学(おおさかげいじゅつだいがく、英語: Osaka University of Arts)は、大阪府南河内郡河南町東山469に本部を置く日本の私立大学。1945年創立、1957年大学設置。大学の略称は大芸、芸大。 日本で唯一の全米美術大学協会(AICAD)の海外加盟大学であり、日本における総合芸術大学としては最大規模の大学である。

大阪芸術大学 - Wikipedia

芸術計画学科

アート、スポーツ、音楽、町おこし、ウエディング……。 課題解決に加えて、人を幸せにするための場をつくるコアとなる発想力と実践力を鍛える。アートをとおした場づくり、イベントをとおした場づくり、ふたつの分野を研究する

芸術計画学科の分野 | 大阪芸術大学

入試問題・募集要項に『メタバース進化論』が登場

大阪芸術大学 芸術計画学科 入試問題・募集要項より

2023年度の大阪芸術大学芸術計画学科の入試問題・募集要項に拙著『メタバース進化論(技術評論社)』より「メタバースの定義:実現に必要な七要件」を掲載頂きました。

メタバースの可能性を論述し企画を考える入試問題

大阪芸術大学 芸術計画学科 入試問題・募集要項より

入試問題

メタバース〔Metaverse〕は昨今、近未来社会を刷新させる動向のひとつとして注目されている。その概念を理解するとともに、あなたが手掛けてみたい事業について企画構想をまとめよ。以下の指示に従って、簡潔に解答をまとめること。

A. メタバース〔Metaverse〕とは何か。その特性や可能性について論述せよ。(200字程度)
B. 今後、メタバースの発展はますます加速し、一般化すると思われるが、あなたの個性(問題意識、興味、強み等)を最大限に活かした企画を考案せよ。(600字程度)
※事業名〔タイトル〕、集客対象層、コンセプト、実施内容、効果予測は必須。その他の項目を追加しても可。解答
は項目ごとに整理し、まとめること。
C. メタバースは既存のクリエイション、ビジネスのあり方を大きく進化させると思われるが、次代におけるプロデュースは如何なる役割を担うことになるのか、本試験の総括としてまとめよ。(200字程度)

注 リサーチで参照した部分を引用する場合は、必ず「 」で囲むこと。また、参照したHP各々に番号をつけ、別紙「参考資料一覧表」にHPのタイトル、参照ページ、発信元等の情報を記すこと。

「参考資料一覧表」記入例
 (1)大阪芸術大学ホームページ「学科紹介 芸術計画学科」  
 (2)文化庁ホームページ「文化庁の政策 芸術文化」  
 (3)ウィキペディア「入学試験」

大阪芸術大学 芸術計画学科 入試問題・募集要項より

資料として『メタバース進化論』より「メタバースの定義:実現に必要な七要件」が登場

大阪芸術大学 芸術計画学科 入試問題・募集要項より

■資料 メタバースの定義:実現に必要な七要件
①空間性
 三次元の空間の広がりのある世界
②自己同一性
 自分のアイデンティティを投影した唯一無二の自由なアバターの姿で存在できる世界
③大規模同時接続性
 大量のユーザーがリアルタイムに同じ場所に集まることのできる世界
④創造性
 プラットフォームによりコンテンツが提供されるだけでなく、ユーザー自身が自由にコンテンツを持ち込んだり創造できる世界
⑤経済性
 ユーザー同士でコンテンツ・サービス・お金を交換でき、現実と同じように経済活動をして暮らしていける世界
⑥アクセス性
 スマートフォン・PC・AR/VRなど、目的に応じて最適なアクセス手段を選ぶことができ、物理現実と仮想現実が垣根なくつながる世界
⑦没入性
 アクセス手段の一つとしてAR/VRなどの没入手段が用意されており、まるで実際にその世界にいるかのような没入感のある充実した体験ができる世界

※出典:バーチャル美少女ねむ著『メタバース進化論── 仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』株式会社技術評論社 2022年

大阪芸術大学 芸術計画学科 入試問題・募集要項より

メタバースが入試で最新トピックとして扱われているのは感慨深いですね。

参考:高校教材に『メタバース進化論』「メタバースの定義」掲載

2023年度の高校「情報」科目の副教材『情報 最新トピック集 2023 高校版(日本文教出版)』でも、拙著『メタバース進化論(技術評論社)』より「メタバースの定義」を全文掲載頂きました。

参考図書『メタバース進化論(技術評論社)』

バーチャル美少女ねむ『メタバース進化論(技術評論社)』は、メタバースに興味を持った幅広い読者の方を対象に、現在のメタバースの真の姿、そしてその革命性をわかりやすく伝える「メタバース解説書の決定版」である。自身も黎明期のメタバースで暮らす"メタバース原住民"の一人である著者・VTuber「バーチャル美少女ねむ」が、自分自身の体験、数多くのユーザーへのインタビュー、そして全世界のユーザー1,200名を分析した大規模調査「ソーシャルVR国勢調査」を元にメタバースのリアルを明らかにする、世界初の「仮想世界のルポルタージュ」である。

総務省学術雑誌『情報通信政策研究』や四季報でも引用されたほか、アバター文化を広めた功績により一般社団法人VRMコンソーシアム「アバターアワード2022 特別功労賞」を受賞。2023年2月には「ITエンジニア本大賞2023」でビジネス書部門"大賞"に選出されている。


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