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ねむ、東京大学でゲスト講義【人工現実感特論】

私バーチャル美少女ですけど、東大で講義してきました!

東京大学稲見昌彦教授の大学院講義 「人工現実感特論」2022年6月14日の回のゲスト講師として著書『メタバース進化論』を題材に、実際にメタバースで生きる住民目線で、その文化と可能性について解説しました。私はアバターとボイスチェンジャーを用いて、メタバース空間(Neos VR)からVTuberとしてオンラインで登壇しました。頂いた反応や感想をまとめました。

東京大学「人工現実感特論」

稲見昌彦教授の東京大学大学院情報理工学系研究科「人工現実感特論」とは、東大シラバスによると以下のような講義です。

本講義ではVR及び人間拡張工学を対象とし、その背景となる考え方、想定される応用を適宜ゲスト講師を招きつつ議論したい。

講義のオンライン化が始まり早くも2年経過した。対面講義と比較したときのメリット、デメリットはどのようなものになるのだろうか?そしてそれはどのような方法で改善することができるのだろうか?

本講義は例えばそのような課題に情報技術面からアプローチする。具体的にはVirtual Reality(VR)、Augmented Reality(AR)、Diminished Reality(DR)、Mixed Reality(MR)など、近年はxRとも称されることのある分野がを取り扱う。

本講義では例えば

・講義のDX化とはどのようなことか。
・VRや人間拡張工学は社会にどのように活用可能で社会にどのようなインパクトを与えるのだろうか?
・現状のメタバースはどのような問題点を抱えどのように改善すればよいのだろうか?

など、VRや人間拡張工学に関する様々な話題を議論する。

東京大学シラバスより

メタバース空間から登壇!

アバターとボイスチェンジャーを用いて、メタバース空間(Neos VR)からVTuberとしてオンライン(Zoom)で登壇しました。

こんな感じで講義してきました

87ページもスライドを作ってしまいました!

アジェンダはこんな感じにしてみました。

受講者の皆さんの反応

なんとクロスモーダル現象の研究で有名な鳴海先生など、教員の先生方にも聴講して頂いたようです!

VRの体性感覚・錯覚研究の雨宮先生も! VR研究のビックネームのみなさんがこんなにいらっしゃったことに後から気づいて恐縮です…


ねむの感想

東大って1コマ105分もあるんですね! そんなに長時間喋れるかなと思いましたが、私が喋るのに夢中になってしまったのと、学生さんからも稲見先生からもたくさん質問や考察を頂いて議論も盛り上がり、結局授業時間をちょっとオーバーしてしまいました。緊張しましたが、私自身も熱気と刺激を頂き、とても楽しい時間でした。

主に議論が盛り上がったポイントは以下の3点でした!

  • 建設的な議論にあたってメタバースをどう定義するか(没入性を必須と捉えるかどうか、Web3やNFTと混同されやすいポイントの整理)

  • メタバースの普及にあたってのVR酔いの問題(私は完全解決は難しいが、それでも普及するのではないかという立場)

  • メタバースでの自己認識が精神や実生活にどんな影響を与えるのか、どうやって自己をスイッチするのか、新しい自己を具体的にどう見つけるのか

バーチャル美少女として東大で講義する実績を解除! また人類のステージがひとつ進んだ感じがしますね!(?)


稲見先生には私のイベントに出演して頂いたこともあります。今回は貴重な機会を頂きありがとうございました!


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