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VTuber文芸・歴史編纂誌「風とバーチャル」第二集にNem x Mila対談掲載決定

本日発表した岩波書店『VTuber学』に続き、Nem x MilaがこちらのVTuber本にも登場します!(一体何が起こってるんです!?)

VTuberに関する文芸・歴史編纂・研究を主題とした書籍「風とバーチャル」第二集に私・バーチャル美少女ねむとスイスの人類学者リュドミラ・ブレディキナによる研究ユニット「Nem x Mila」の対談が掲載されることが決定しました! 2024年8月11日(日)に東京ビックサイトで開催予定の「コミックマーケット104」で頒布される予定だそうです。

この記事では、書籍の詳細とメディア掲載、そしてNem x Milaの最近の活動についてまとめました!


VTuber文芸・歴史編纂誌「風とバーチャル」第1.5集/第二集がコミックマーケット104にて頒布 バーチャル美少女ねむ、九条林檎、朝ノ姉妹、由宇霧、懲役太郎の運営も参加

VTuber文芸・歴史編纂誌「風とバーチャル」第二集

「風とバーチャル」編集部は、VTuberに関する文芸・歴史編纂・研究を主題とした書籍「風とバーチャル」の続巻”第1.5集”、”第二集”を2024年8月11日(日)に東京ビックサイトで開催予定の「コミックマーケット104」1日目 西2ホール “す” ブロック 16bにて頒布することを発表しました。

「風とバーチャル」は、これまで/これからのVTuberについてを記録し、歴史を編纂することを目的にしたVTuber歴史編纂・記録誌です。VTuberに詳しいライターや専門家のコラムやエッセイなどの寄稿文、VTuberや関係者からの証言をインタビュー、そしてVTuberに関する出来事を幅広く掲載したVTuber年表を中心に掲載しています。

2023年12月に発売した第一弾となる「風とバーチャル」第一集は、約400ページという圧巻たるボリューム。うち300ページ以上を紀元前から2019年までのVTuberに関する出来事などを抑えた年表を掲載。また、多数ウェブメディアで取り上げられ、「コミケ」当日は約1時間で売り切れるほどの人気となりました。

「風とバーチャル」第一集はVTuberじゃらんリサーチセンター(JRC)の機関紙「とーりまかし」に引用されたほか、各大学の講師陣からも好評をいただくなどアカデミックにも評価をいただいており、VTuber研究におけるマイルストーンになっております。

8月11日開催の「コミックマーケット104」で頒布される”第1.5集”、”第二集”はその続編となり、さらに豪華なメンバーが誌面を彩ります。

(中略)

さらに”第二集”では、VTuber研究の第一人者らによる寄稿として、美学者の難波優輝さんによる論文や2024年4月にバ美肉研究者としてNHK「最深日本研究」に出演したLiudmila Bredikhina (リュドミラ・ブレディキナ)=Millaさんによるエッセイを掲載し、同氏とメタバース関連の名著とも知られ、「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門で大賞を受賞した「メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界」のバーチャル美少女ねむさんとの対談も掲載されます。

さらに先日には文春オンラインでVTuberの活動についてインタビューに答えた九条林檎さんの寄稿文や、声優事務所・クロコダイルに所属する朝ノ姉妹さんら「朝ノ姉妹ぷろじぇくと」の面々へのインタビューを掲載しており、豪華な内容となっております。

“第二集”には、このほかにも”第一集”に続く2020年から2021年までの年表を掲載。新型コロナウイルス感染症流行後のVTuberの出来事を今回も約200ページ以上の大ボリュームで振り返ることができます。

我々の取り組みは、世界各所で行われているVTuberの知の記録と試みの中の一つとして、非常に意欲的かつ本格的な特異点になることを編集部一同確信しております。是非、発刊の際にはお手に取って頂き、ご一読頂ければ幸いです。

<「第二集」概要>
書籍名:「風とバーチャル」第二集
編集長:古月(@ran_koga_mas)
題字:八坂天(@10V_tkc)
イラスト: 河地りん(@gingatrain814)
DTP: EMA(@ema_zakiyama)、ぷる
ページ数: 348ページ
サイズ: B5
イベント価格: 2000円
通販販売: https://windvirtual.booth.pm/items/5915234

<目次>
・古月「はじめに」
・バーチャルYouTuber 草創期インタビュー
Wakaba「翻訳が世界にVを広めた」
oxxo「白詰草のブーケは星色に」
・VTuberとは?
難波優輝「記号と呪い――バーチャルなアバターに対する危害行為は中の人をどう傷つけうるのか?」
Milla「バ美肉とジェンダーについてのエッセイ」
名倉編「オブジェクト指向VTuber論2 キャラクターの技術と倫理について」
よーへん「『接続する』VTuber、コミュニケータとしての『学術系VTuber』の可能性」
九条林檎「VTuberはtuneする」
・インタビュー
朝ノ姉妹プロジェクト(朝ノ瑠璃、朝ノ茜、ノリ)「忍者系VTuberとして、好きなことで生きていく」
バッキー「『ルリイロデイズ』開発者は語るVTuberは生き方の可能性」
・コラム
古月「VTuberにおけるWikipediaの現況――立項状況と画像の観点から」
・うぇるあめ「あとがき」
・VTuber年表(256ページ)

出典:古月さんnote

メディア掲載歴

VTuber ZERO

KAI-YOU

PANORA

古月さんnote

岩波書店『VTuber学』にもNem x Mila執筆陣として参加

研究ユニット「Nem x Mila(ねむみら)」

ねむとミラがメタバースが人類に与える影響を調査するために結成した研究ユニット。ソーシャルVRの生活を調査した「ソーシャルVRライフスタイル調査」などのレポートを定期的に発表。昨年2023年には国際連合の国際会議「IGF京都2023」でも登壇発表を行った。

※参考:Nem x Mila、国連会議「IGF京都」に登壇

バーチャル美少女ねむ(VTuber、作家)

日本のVTuber/作家で、メタバース文化エバンジェリスト。HTC公式VIVEアンバサダー。2022年に解説書『メタバース進化論(技術評論社)』を出版。「ITエンジニア本大賞2023」ビジネス書部門で大賞を受賞。MoguLive VTuber Award 2023では「今年最も輝いたVTuber」に選出された。
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researchmap

※参考:VTuberバーチャル美少女ねむの書籍が「ITエンジニア本大賞2023」を受賞

リュドミラ・ブレディキナ(通称「ミラ」)

スイスの博士課程在籍の学生。2022年に「バ美肉」「VTuber」に関する修士論文でジュネーブ大学のジェンダー分野の学術賞「プリ・ジャンル」(ジェンダー賞)を受賞。 2024年にはNHK「最深日本研究」で密着ドキュメンタリーが放送。
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学術ポータル

※参考:「バ美肉」に関する論文、学術賞を受賞 ジュネーブ大のジェンダー分野で

※参考:NHK『最深日本研究』スイスの”バ美肉”研究者ミラ氏を密着。外国人博士から見た“バ美肉”と“カワイイ”の可能性


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