【読書】私とは何か:唯一の本当の自分は存在しない
「多様性」が声高に主張される世の中で、自分のアイデンティティって何だっけ…?と漠然とした不安感に包まれる。自分探しの旅とか言ってインドに旅立つ…
そんな悩みを持つ人へ「分人」という視点を提案するのが『私とは何かー「個人」から「分人」へ 』。
小説家 平野啓一郎さん(京都大学在学中に芥川賞受賞)の著書。
10年前の本なんですが、直近1年間でも公式サイトやYouTubeの解説動画が更新されています(本記事末尾にリンクあり)。「分人」は現代人の悩みにとてもマッチした概念。