見出し画像

麻雀日記⑧「三東の醍醐味」

 オンライン麻雀(PC)の元祖は「東風荘」(1998)ですが、オンライン麻雀(携帯電話)の元祖は「雀ナビ」(2006)。東風荘は名前の通り東風戦がメインでしたが、雀ナビもメインは東風戦。当時は通信環境が今と比べてだいぶ遅かったので、半荘戦は長すぎたのです。三麻が実装された時も、雀ナビは東風戦オンリーでした。

 「麻雀一番街」でも現在では天鳳同様半荘戦のptが1.5倍になったので、(局数が少なすぎて運勝負になりやすいが故に)「じゃんけん」とも揶揄される三麻東風が主流になることはなさそうですが、昨今の環境で麻雀を学ばれている方には、順位を意識した打ち回しが求められる頻度が高い、局数の少ないルールにも慣れて欲しいと思っています。

 理由その①残り局数が少ないほど結果に与える影響が大きいが、戦術本では残り局数が十分にあることを前提とした戦術論から始まるのでどうしても扱いが小さくなる。

 理由その②「トップ取りルール」も「ラス回避ルール」も、「トップが一番良くてラスが一番良くない」ことには変わらないので、順位を意識した判断自体は変わらないことも多いが、ルールが違うという理由で必要以上に判断を変えてしまう人も少なくない。

 要は①「意識出来てない人」と②「意識はしているがピントがずれている人」が多いということ。確かに三東は「じゃんけん」かもしれませんが、構成要素が少ないほど必要な技術が明確になるので、①の人は意識しやすくなり、②の人はズレに気付きやすくなるという寸法です。

50-0-▲50の完全順位戦

 「言葉を交わすより牌を交わせ」。例えばこの局面。点数状況を意識さえしていれば、「点数を上げるためにリーチ」でもなく、「ダマにして下家から飛ばし狙い」でもなく…

私は牌に愛される子だ!

 余程の事が無い限り2位(0点)以上なので、最大限に1位(50点)を目指して四暗刻を狙う発想に行き着くはずです。

すごい!まるで麻雀牌が卓の上で踊ってるみたいだよ!

 ツモり四暗刻をリーチするかどうかは諸説ありますが、この局面なら上家の挙動に関わらずリーチ(降りるなら四暗刻が成就しやすくなり、降りないなら出アガリ時により点差が縮まる)。

次の牌をツモりたかった…

 でもワクワク出来たから万事OK。順位を意識さえすれば当然すぎるので誰も題材として取り上げないだけかもしれませんが、私はこういうのが自分で書いてても楽しいし、学びにもなると思っているので今後も気楽に更新していきます。それではまた。

ここから先は

0字

¥ 100

宜しければサポートお願いします。サポートは全てラーメンのトッピングに使わせていただきます。ラーメンと麻雀は世界を救う!