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がんばれ藍住さん26

 今回は御前試合レポ。私は運良く5位に入賞出来ましたが、麻雀というのは調子が良い時ほど分岐点も多く反省点も多いもの。実力で5連トップを逃した半荘を振り返ってみましょう。

実際はチャンタ傾向

 第一打から山読みが生じることもあるのが三麻。上家が索子一色傾向なら(現状は七対子、チャンタ、国士、他に不要な浮き牌の無い手の可能性もあるので決めつけることは出来ない)タンヤオ、一盃口の打点上昇込みで打9索も候補に挙がるところ。筒子が2344567ならそちらを選びそうでした。

 タンヤオの打点より和了やすさ優先で1枚切れ筋9筒単騎で立直を打ちますが、場況が良さそうな67筒リャンメンを落として立直となると、6677筒からの67落としで58筒待ちでないならいかにも単騎待ち。単騎待ちでないなら67筒より優先して残す搭子が見当たらないからです。一方打9筒立直で2479筒と並べれば候補は索子のリャンメン待ちで36筒はあまりなさそう。打9筒立直が良かったように見えます。

 5索は25索58索2種類のリャンメンに当たりますが、河情報が少ないのでペンチャンカンチャンにも当たる3sの方が放銃率が高そう。打5索ならツモ126索の手変わりもあります。結果的に打5索なら和了出来る手順を取れてそうです。

 役牌手で受けを狭めたり手牌で使える赤ドラを使わないようか先切りをしない前提なら、東家の待ち候補は58筒くらいしか残っていません。和了には先に他家に和了されないことが条件ですから、どんなに押し寄りなルールで、どんなに良さげな聴牌だとしても、必ずしも押すのが正解とは限らないのですね。

 二手先の混一色二盃口や混一色一通一盃口変化まで見て前巡5筒ダマ発スルーからの、手変わり牌を引けなかったので7筒ツモ切り立直。しかし1巡回してツモ切り立直になったので5筒の筋2筒待ちがいかにも警戒されそう(2巡以上回せば手変わりを待っていたように見える)。こういうのにも正解を導き出せるようになる日は来るのでしょうか。

 今大会は和了止め無しなので、和了しづらく和了してもトップを決定付ける和了にならないとなると流局時に聴牌外しでトップを確定できるようにダマを選択したくなるところ。

 西家にダマテンが入った可能性があるとみて3s4枚見えから打1sとするも七対子に振り込む大誤算。改めて見ると、3s8s7pと中張牌が3種類も4枚見え。順子を作る組み合わせがかなり限られているのでダマテンが入ったとすれば七対子の可能性が高く、1索単騎なら山に残っている和了牌は高々1枚なので自ら1索を切りさえしなければ流局トップで終われる可能性が高い。想像以上に反省点が多い半荘でした。

 そこから3連大トップで入賞圏内の5位まで暫定順位を上げ、時間的に最後の半荘となったところで藍住さんと同卓。10万超トップの他家に総合順位で捲られてないか気が気でなかったですが、今回は無事入賞圏を維持することが出来ました。

 参加者の皆様。誠に有り難うございました!

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