TCG麻雀第0回「基本ルール」
TCGって何ぞやという方はこちらの動画をご覧下さい。それまでのテーブルゲーム。麻雀やトランプは予め使う牌(カード)が決まっているのに対して、TCGは各プレイヤーが集めたカードの中から、ルールに則して組み合わせたカードの束(「デッキ」と呼ぶ)を持ち寄って対戦します。何百、何千というカードの中から使うカードを選ぶのですから、組み合わせはまさに無数。定期的に新しいカードが発行されるので、常に環境が変わっていつまでも飽きずに遊ぶことができるのが最大の魅力です。
TCGの特徴を一言で挙げるなら、「カードはルールに勝つ」。カードのルール文章に書かれた内容と、ルールに記された内容が直接矛盾する場合、カードの記述が優先される。カードによってゲームを拡張していくという、TCGの多様性の根幹を成すルールです。カードがルールを変える。それが可能なのは、もちろん公式によってルールが整備されているから。更に言えば、公式の存在を、日常的にゲームを遊んでいるユーザーであれば誰しもが認知しているからです。
日本の四人打ちリーチ麻雀には公式ルールが存在しませんが、公式とは言えずとも主流と呼べるルールならあります。これを機会に一度ルールを再確認し、「TCG麻雀」の根幹を成すルールを決めたいと思います。基本的に最もメジャーと思われるルールを採用しますが、メジャーなルールが複数ある場合は、追加ルールを導入しやすいようにシンプルなものを優先します。
ルール関連の話はこちらを参照。日本の4人麻雀限定でもこんなにルールがあるのか…と驚きがちですが、ここにまとめられないルールもまだまだ多そう。何ならカードゲームらしくド派手にルールを壊す牌を導入してもいいですね。とりあえずこの話だけで一生noteを更新できそうです(笑)
1 点数関係
1−01 配給原点
25000点
1−02 原点
30000点
1−03 点数精算時の100点単位の処理
1000点単位にする。100点単位は五捨六入
1−04 点数精算単位
東風戦または東南戦 延長戦なし
1−05 馬
5−15
1−05−01 同点の人の処理
(起家から見て)上家を上位とする
1−06 ノー聴罰符
場で3000点 途中流局時はなし
1−07 チップ
なし
1−08 焼き鳥
なし
1−09 飛び
持ち点が0点未満で飛び(例外なし) 飛びの罰符なし
1−10 天辺
なし
1−11 積み棒
場に300点
1−12 1精算単位終了時に残った供託点棒(立直棒、罰符)の扱い
トップの人が受け取る
1−13 持ち点の申告
特に申告しない(点数表示機能を用いる)
1−14 最終精算
なし
2 和了時の点数計算
2−01 符計算
符計算を行う 連風牌対子2符、么九牌暗槓子32符、役牌単騎4符、嶺上ツモ2符、海底ツモ2符、鳴きがあって符のない栄和の符計算30符
2−02 翻数と点数
4翻30符、3翻60符は満貫、三倍満は11翻、12翻。13翻以上は数え役満。
2−03 七対子の扱い
2翻25符
2−04 平和ツモの扱い
2翻20符
2−05 1000点未満の端数の切り上げ
なし
2−06 役満の点数
4倍満
2−07 役満の複合
いくつでも複合、単純に加算した点数とする
2−08 役満と数え役満の複合
なし
2−09 複数の待ち形にとれる場合の扱い
点数が最も高くなるようにとる
3 役
3−01 通常役
採用役、役の定義はこちらに準ずる(38種、人和、流し満貫無し)
4 立直 振り聴
4−01 立直をかけられる時期
自分の自摸が残り1回以上ある間
4−02 立直を掛けられる条件
門前の場合のみ
4−03 立直を掛けられるための持ち点
持ち点が1000点未満の時は立直を掛けられない
4−04 振り聴立直
捨て牌にかかわらず振り聴立直を掛けられる(流局しても錯和とならない)
4−05 振り聴オープン立直
オープン立直自体がない
4−06 立直後の和り牌の見逃し
振り聴立直と同じ扱いとする
4−07 和り目なしの立直
和れないが錯和とはならない
4−08 4人全員の立直で流局となるかどうか
流局とならない
4−09 立直棒の取得条件
立直を掛けていなくても和れば貰える
4−10 複数の人の和了時の立直棒の扱い
上家が取る(ただし、基本ルールは和了者は一人のみ)
4−11 立直を掛けた牌で誰かが和った場合の立直棒の扱い
立直棒は出さなくて良い
4−12 振り聴時の栄和
国士無双13面待ちも含め、全ての場合において栄和出来ない
4−13 立直後の暗槓
待ち牌が変わらなければ出来る(暗槓は義務ではない)
5 ドラ・槓・王牌
5−01 最初にめくるドラ表示牌の枚数
1枚
5−02 裏ドラ
あり
5−03 槓ドラ
あり
5−04 槓裏ドラ
あり
5−05 ドラ表示牌とドラ牌との関係
ドラ表示牌の次の牌がドラ
5−06 裏ドラの表示牌とドラ牌との関係
ドラ表示牌の次の牌がドラ
5−07 裏ドラ拒否権
なし
5−08 ドラ替え
なし
5−09 ドラ表示牌のめくり間違い
間違えてめくった牌を伏せ、正しいドラ表示牌をめくり直す
5−10 槓の連続
あり
5−11 ポン槓、チー槓
なし
5−12 槓が出来ない時期
海底牌(河底牌)は槓は出来ない
5−13 2人以上による四槓で流局となるかどうか
流局とならない
5−14 1人で4つ槓をした後の槓
槓は4つまでで、四槓後は槓出来ない
5−15 1人で3つ槓をした後の槓
誰でも槓して良い
5−16 槓ドラをめくる時期
暗槓・明槓によらず、槓をして嶺上牌を自摸る前
5−17 搶槓の時に槓ドラをめくるかどうか
めくらない
5−18 他家の捨て牌を明槓し、嶺上開花で和った時に明槓させた人の包(責任払い)とするかどうか
包としない
5−19 槓がない時の王牌の枚数
14枚
5−20 槓と王牌の枚数の関係
槓によって王牌の枚数が変わらない(海底牌が1つずつずれていく)
5−21 海底牌の直前で槓をしたことにより嶺上牌が最後の自摸牌となった時、その牌は海底牌と認められるかどうか
半分認められる(嶺上牌を自摸って和っても嶺上開花海底撈月とならないが、嶺上牌を自摸った人の捨て牌を栄和すれば河底撈魚となる)
5−22 暗槓の時に4枚の牌を公開する義務
あり
5−23 暗槓の副露時に表向きに表示する牌
内側の2枚を表示する
5−24 暗槓の牌で栄和
出来ない(国士無双も出来ない)
6 縛り・後付け・聴牌
6−01 縛り
常に一翻縛り
6−02 後付け
あり
6−03 聴牌
6−03−01 形式聴牌
あり
6−03−02 空聴牌
あり(和り牌が残っていなくても聴牌)
ただし、自分の手牌(副露牌を含む)で全ての和り牌を使い切っている場合はノー聴
6−03−03 流局時の聴牌・ノー聴の宣言順
親から順に宣言する
6−03−04 聴牌時のノー聴宣言
あり
7 罰則
「TCG麻雀」では全て和了放棄。和了放棄後は鳴き、立直不可、捨て牌は手牌から可能、ノー聴扱い。イカサマ等の重度の違反行為については出場停止処分。
8 その他
8−01 割れ目
なし
8−02 赤牌
なし(「TCG麻雀」で使用する牌によってはあり)
8−03 花牌
なし(「TCG麻雀」で使用する牌によってはあり)
8−04 北ドラ
なし(「TCG麻雀」で使用する牌によってはあり)
8−05 その他常設ドラ
なし(「TCG麻雀」で使用する牌によってはあり)
8−06 白ポッチ
なし(「TCG麻雀」で使用する牌によってはあり)
8−07 チップ
なし
8−08 包
なし
8−09 九種九牌
なし
8−10 二家和 三家和
8−10−01 二家和
上家の和了とする
8−10−02 三家和
上家の和了とする
8−11 四風連打
なし
8−12 食い替え
なし
8−13 食い直し
あり
8−14 鳴き
暗槓は常時鳴き扱い
8−15
8−15−01 荒牌(通常の流局)時に親が流れるかどうか
親が聴牌の時は連荘、ノー聴の時は常に親流れ
8−16 最終局の和了やめ
親かつトップ目の場合和了または聴牌でも終了(終了は義務)
8−17 役満の和了による1精算単位の終了
なし
8−18 同巡の定義
次に自分が自摸るか鳴くまでは他家の鳴きにかかわらず同巡(他家の鳴きで延々と自分の番が来なければずっと同巡)
8−18−01 和了牌を見逃した直後の自摸牌で和れるかどうか
和れる
8−19 見せ牌
なし
8−20 河底牌のポン、チー
できない
8−21 自摸番がない人の鳴き
できる
8−22 最終局の和了制限
なし
8−23 役満の御祝儀
なし
8−24 場決め
「TCG麻雀」では場決めの際にも、牌によってルールが変わる機会を設けるため、次回以降独自の方法を考えます。
8−25 起家決め
場決めの時の東の人がそのまま起家となる
8−26 場替え
場替えはしない
8−27 自摸開始位置決め
「雀麻」形式を採用
8−28 牌の捨て方
6枚切りとする
8−29 捨て牌の成立時期
河に表向きに置いた時
8−30 手積みで、賽子の出目の位置の牌が足りなくてその山から牌を1枚も取れなかった場合
「雀麻」形式なので考慮不要
8−31 利き手でない手の使用
特に制限しない
8−32 本書に記載のない問題が生じた場合の処理
全員で相談する
9 超ローカルルール
なし