真・雀魂日記第29回


雀魂日記第185回の続き

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 ツモ9pでリーチドラ1カン6pになるより、三色と一通と東のくっつき1シャンテンに取れる方がよいと見て打5p。ところで2つの役が同時に見えて、なおかつ両方の役がつくことがないケースを「両天秤」と言いますが、3つ以上役が見える場合は何と言えばよいのでしょうか。三天秤という表現を聞いたことがありますが、秤りが三つでは天秤にならないので麻雀界隈でしかまず聞かない表現です。

 両天秤とは二股をかけることで、三股だったら一般用語としても見かけますが、二股、三股ではまるで浮気の話なのであまりイメージが良くありませんね。二兎、三兎でも、「二兎を追うものは一兎も得ず」という諺のイメージが先行してしまいます。結局のところ、見たままをそのまま言えばよいだけで、あまり用語化しない方がいいような気もしますね。

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 この点数状況でダマ40符3翻カンチャンならダマにするところ。前巡からダマにしてましたが、この巡目で対門から切られた手出し1mがもしペンチャン落としなら次巡こぼれることが期待されるのでなおのことダマにしたいですね。

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 1mは本当にペンチャンから落としていましたが、次巡はたまたま1pの方を切る手順になったうえに南家からリーチが入ったので不発。リーチ者以外からの出アガリが期待しづらくなったのもありリーチに切り替えましたが結局流局。

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 南が重なればチャンタ三色1シャンテンですが、南切りで7p8sツモからリーチ三色14p待ちになればチャンタにならずともさほど悪くなく。789三色にならない牌を引いて手が進む場合は南を切っていた方が有利とみて南切り。最高の受けを残すより、最高以外の受けが少しずつよくなる選択が有力になることが多いものです。

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 こうなれば789三色より一通とリャンメンを残せる678三色狙いで打9s。

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 もちろん打9mでテンパイ外し。

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 8pは1枚しかありませんが5pが出ても5800以上になるように打4sリーチ。

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 まさかの高め裏3で倍満。毎回これくらい上手く決まってくれれば言う事ないんですけどね。

他に迷った局面

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 メンツ手3シャンテン、チートイツ2シャンテン。それなら西家の手順から1sは使われづらいので山に残っている可能性が高く、逆にマンズはやや使われている可能性が高い。2枚切れ北は安牌兼チートイツの待ち頃の牌として残すに越したことはないとみて先にマンズ落とし。

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 9mがポンされて即7mツモ、上家は仕掛けのレンジが極めて広い(副露率47%)のでとっととマンズを切り飛ばしてしまおうとも思ったのですが、いくらレンジが広くても遠い仕掛けの可能性を高めるだけで、近くて高い仕掛けの可能性を否定できるわけではありません。7m8mが上家にポンされないなら、すなわち自分が重ねてチートイツでアガれることもそこそこあるということ。リスクは低いけどリターンはもっと低いとみて打1sとしました。

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 上家(放銃率16%台)の温い振り込みが無ければ、私が対門に7mを掴んで裏ドラ8pで18000放銃だった局面。ドラ発が見えていて裏3でようやく18000になるくらいですから流石に判断を変えるほどではないとみますが、相手が一定の割合で押し引きミスを起こすからこそリーチが強いということも少しばかり意識しておく必要があったと思ったことでありました。


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