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現麻本元原稿まとめについてのお知らせ

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赤5m79p24556699s北北白
「勝つための現代麻雀技術論」p86で取り上げた牌姿ですが、元ネタは2009年1月に開催された、「天鳳杯プレマッチ」で出現した浅埜プロの牌姿。プロはダブドラ赤5m使いかソーズホンイツ両天秤で79p落とし。現麻本でも打9pを推奨しましたが、当時麻雀ライターの福地氏は近代麻雀誌上で打白を主張。「今年の目標は滝川クリステルを彼女にすること」という例えで、メンホンチートイツがいかに難しく、事実上無いようなものであることを示されていました。
「ドラは恋人、リーチは許嫁」という話を第112回で取り上げました。そちらではリーチを出来上がっている手役に言い替えましたが、今回は現状出来上がっている手役は無し。手変わりを経由せずにテンパイした時に残りやすいのはカン8pなので、今回の手牌で許嫁に相当するのはこの「カン8p」と言えそうです。
カン8pが許嫁なら、恋人は勿論赤5m。しかも使いやすい5のうえにダブドラですから、この恋人は言うなれば、「一般人という名の、大企業の社長令嬢」。それこそ滝川クリステルが霞む程度の相手です。
そして、メンホンチートイが滝川クリステル並のレア役だとしても、それは凡百の配牌からみた場合の話で、今回のように2シャンテンにまでなっていれば、そこまでレアというわけではありません。2シャンテンでカン8pという許嫁に着目すれば、冴えない中堅どころの一般人にも見える手牌ですが、冴えないように見えるのはそのキャラクターだけで、実際は大企業の社長令嬢を恋人に持ち、滝川クリステルとも、彼女とまではいかなくとも、メールを交わすくらいの仲である大物芸能人です。
凡百の一般人であれば、成就する見込みの薄い二股は厳禁。だからこそ、自分の好みでなくても許嫁を大事にすべきなのですが、大物芸能人ならどうでしょう。堂々と二股をかけても、それを世間に認めさせる程度の力量があるのではないでしょうか。
…という話を、滝川クリステル本人が結婚したら書こうと数年前から考えていました(笑) 惜しむらくは大物芸能人ではなく、『ムダヅモ無き改革』で主役を張る大物政治家の息子で予想が外れてしまったことです。否、ある意味麻雀つながりで美味しかったですかね(笑)

 『勝つための現代麻雀技術論』で登場する牌姿は300以上ありますが、それらの殆どに出典が存在します。そしてそれらの多くが、当時実力者間でも意見が分かれ、現麻本換算で2~4頁の解説記事が作られるほどでした。

 本著に登場する牌姿の一つ一つにそれだけの解説記事を用意すれば、200頁強の一冊の本にまとめることは不可能。かといって扱う牌姿を減らせば、「技術論」としての体を為しませんので、牌姿は一通り採用し、解説を最低限に留める方針を取りましたが、それでもまだ分量が多く、結局第4章「読み」は不掲載。他にも幾つかのデータや解説記事を割愛することとなりました。

 元原稿から割愛することになった内容についてはこちらで掲載しましたが、この機会に元原稿を70項目に分け、元原稿に記載されている文章は無料掲載。出典や補完解説、余談については有料(100円)という形でまとめさせていただきます。開始時期はTwitterの前アカウントのフォロワーの方を新アカウントで一通りフォローできるようになってからと致します。

 余談になりますが、一姫現麻第19話では「ドラはみんなのアイドル、手役はあなただけのアイドル」と元の台詞を改変させていただきました。また今回の打牌比較についても一姫現麻第21話で取り上げたように、「最短」かつ「最強」の手の中にホンイツチートイツも含まれる(メンツ手チートイツ共に2シャンテンなので)と考えれば、よりシンプルに白残しの有用性を解説できました。本格的な麻雀講座については、現麻本の新刊が実際に出版されてから始めたいですね。

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