TCG麻雀第25回「役満etc」
役満(ローカル以外)についてもルールによって定義が変わる場合があります。
小四喜、字一色、清老頭
七対子が採用されなかった時代の定義を引き継いで七対子形の字一色が認められない(または役満ではなく10翻役)とされるルールがある程度。基本的にに定義揺れがほとんどない役満です。
緑一色
発無し、あるいは発を刻子で使わないと緑一色が成立しないルールがあります。元々は発が必須だったようで、その理由は、当時のルールだとチンイツタンヤオでも役満に近い得点が与えられたので、発無しを役満とする必要性が薄かったためと言われています。現在では発無しだと逆に高くなるルールもあります。
天和
他に5倍満とするルールもありました。七対子形で成立しないルールがあるのは字一色と同じ理由です。
天和とダブル役満の可能性がある役満と複合した時の取り決め、そんなの都市伝説だと思っていた時期が私にもありました。
地和
地和が今の人和で、人和が今の地和だったこともありました。
大三元
比較的出やすいので国士無双、四暗刻と合わせて3倍満扱いされるルールもあります。門前ならダブル役満は初耳です。
四槓子
役満の中でも最高難易度のこの役。そのためダブル役満扱いしているルールもありますが採用例は不明。元々のルールは四槓流れの特殊例として、一人で四つともカンした場合は流局したうえに役満分の点数が貰えるというもの。難易度を下げるために雀頭を完成させなくて済むルールが出来たのかと思いきや、後から和了役とするために単騎を完成させる必要があるルールに変更されたのでした。
最も難易度が高い役満にも関わらず、私は知り合いだけで三人和了った人を知ってます。しかもこの方は何とこれが初めての役満だったそうです!
四暗刻
単騎なら5倍満とするルールも聞いたことがあります。暗槓があると不成立は三暗刻の項でも紹介した香港ルールです。
ちなみに定義が名前の通り暗刻4つなので、「アタマ」においては鳴き四暗刻が有り得ます。隠れアタマ愛好家としては一度くらいやってみたいですね笑
国士無双
フリテンでも和了可、アタマ跳ねの影響を受けないというルールを聞いたこともありますが、国士を和了れず悔しい思いをした人がゴねて出来ただけのルールな気もします笑 元々は十三門張のみを国士無双としていた説もあり、純麻雀でも採用されています。しかし十三門張でしか和了ることができないとなると、狙って作ることがどれくらいあるのか気になります。
九蓮宝燈
5倍満とするルールもあります。九門張の純正のみを認めるルールには中国麻将や純麻雀があります。マンズのみ成立というのは、説明書の九蓮は大半がマンズ待ちなのもあり、よくあるルールの誤解の一つと思われます。
純正なら10倍満ならぬ10倍役満という冗談みたいなルールもありますが、目無し問題解決のために「最終戦で純正九蓮を和了すれば無条件で優勝」。というルールを導入するのはありな気もしますね。
暗槓しても成立するかどうかで取り決めがあるのは、現状最も主流と思われるルールでは、1113456788999mの形でリーチして1mをカンすることが出来るため(1m単独暗刻のみなので暗槓可、手役の増減に関しては制限されていないルール)と思われます。
大四喜
小四喜との差異化を図るために点数が上げられることもよくある手役。大三元のような門前で高くなるルールは確認できていません。字一色とか四暗刻とかまでついてえらいことになりかねないからでしょうか。最近で大四喜と言えばこちらを思い出された方も多いでしょう。
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