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もっと食うための現代大食技術論番外編第1回「苗場」

 ハンゲブログ時代のノリを取り戻したいので、麻雀ウォッチに掲載していない大食い、デカ盛りネタをこちらで取り上げていきます。

 お金に余裕が無い学生にお腹一杯になって欲しいという、お店の方も思いやりに心を打たれます。経済のことを考えれば、利益度外視で食事を提供する店の話を美談にすべきではないという意見も耳にしますが、それは美談として仕立て上げて情報を拡散する側の問題であり、批判の矛先が食堂のおばちゃんやおじちゃんに向かうのは何か違うなと思ってしまいますね。

 「大学の近くにデカ盛り店有り」の法則。東大も例外ではありませんでした。駒場キャンパスの反対側にある中華食堂「苗場」はまさにそれを地でいくお店。当時店前に飾られていた食品サンプルは至って普通盛りなのに、実物はかなりの盛りっぷり。ファミレスの食品サンプルと実物の差に何度もがっかりさせられた私にとって、「逆の意味で信じてはいけないなんてあるんだ!」と感動させられました(笑)

 並盛りでも普通の胃袋の持ち主なら十分満腹になる量ですが、100円増しの大盛りはまさに試練。学生が己の意地を見せるため、あるいは怖いもの見たさでデカ盛りに挑むという光景。東大生でも例外ではありません。将棋部の集まりで、その場のノリで全員大盛りを頼むことになり、当時在学中だった棋士の片上大輔さんが炒飯大盛りを何とか完食してしんどそうにしていたことをこの記事を書きながら最近のことのように思い出したのでありました。苗場の大盛りでゲンナリさせられることを、「苗場で萎える」と誰か言ってましたが出所はよく覚えていません(笑)

 食べることには当時からそれなりに自信があった私は大盛りは軽く完食。大学の同じクラスの集まりで、やっぱりその場のノリで今度は私だけ大盛り2つ食べてみようという話に。これまでの経験から2つなら何とかいけるんじゃないかと思っていました。

 ご飯ものはお腹にたまる。ラーメンは昔ながらの醤油ベースの中華そばで、豚骨ラーメン育ちの私の口には合わない。そんなわけで私は「タンメン大盛りともやしそば大盛り」を選択したのですがこれが大悪手。お察しの通りタンメンともやしそばは、後者がもやし配分多めというだけのほぼ同じメニュー。半端ない飽食感に襲われあっけなく撃沈してしまったのでありました。あの時ご飯物を頼まなかったことを今でも後悔しています(笑)

 

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