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麻雀日記③「貴人の手組」

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 オンライン麻雀「雀魂」は、魂天神社の麻雀大会で優勝するとどんな願いでも叶うという世界設定があります。

麻雀大会の優勝者が四人?妙だな…

 その麻雀大会の前回優勝者が「四貴人」と呼ばれる容姿端麗な女性陣。2021年に剣聖「西園寺一羽」、2022年に修道女「北原リリィ」が実装。残りの二人は未実装ですが、北原リリィの実装時に期間限定シナリオの中で名前と身分が公開されました。

 これまでの流れからすると、2023年に「東条玄音」。2024年に「南楓花」が実装されると予想されます(「一姫現麻」は物語の構成上2022年末に結末を迎える必要があったので、「公式で未実装のキャラの二次創作」を書くことになりました。)が、二人は一体どのような出で立ちをしているでしょうか。東条玄音は芸妓で、名前に「玄」とあることからも、黒髪の和服美人であると容易に想像が付きます。白髪の武人「西園寺一羽」と「東」「西」で丁度対になっているというわけです。

 南楓花(竹雲財閥の代表、すなわち商人)も、金髪で青い修道服を身に纏った北原リリィと対になる姿をしていると考えられます。金(黄色)の補色は紫。楓は紅葉のこと。そして雀魂は日本語、中国語、英語版がリリースされていることから、四貴人も和洋中を揃えてくるでしょう。

 以上を総合すると、南楓花は、紫の髪で赤いチャイナドレスを着ていると予想されます。予想が当たっているかどうか、今から楽しみに待つことにしましょう。

 …紫髪の赤いチャイナドレスの女の子。何処かで見覚えがあるような…

そう、実は彼女こそが最後の四貴人…!

 新刊をお待ちの方は、noteのトップ記事にある元原稿および「一姫現麻」をどうぞご覧下さい。

配牌は坊主でしたが3巡目にして貴族に

 ドラ8pで序盤からチャンス手。一見3sを切るよりなく、実戦でもそうしたのですが、切ってしばらくしてから頭に過る中トイツ落としという選択。中ポンテンの3900は取るに足らず、門前で跳満ツモ以上を狙う「貴人の手組」。昨今の麻雀戦術記事で学ばれた方には、いかにも勝ち味に薄い打牌と揶揄されそうですが…

東一局0本場 北家 3巡目 ドラ: 八筒
4678m3488p3678s中中 1向聴 (一般手: 1向聴 七対子: 4向聴 国士無双: 11向聴)

計算結果

打: 中, 受入枚数: 15種53枚, 有効牌: 234569m258p12345s中 (向聴戻し)
期待値: 3163点, 和了確率: 26.97%, 聴牌確率: 81.13%

打: 三索, 受入枚数: 4種12枚, 有効牌: 258p中
期待値: 3143点, 和了確率: 29.50%, 聴牌確率: 83.53%

打: 四萬, 受入枚数: 4種12枚, 有効牌: 258p中
期待値: 3093点, 和了確率: 29.47%, 聴牌確率: 83.40%

打: 三筒, 受入枚数: 18種63枚, 有効牌: 234569m234568p12345s中 (向聴戻し)
期待値: 1759点, 和了確率: 16.68%, 聴牌確率: 66.25%

打: 四筒, 受入枚数: 18種63枚, 有効牌: 234569m123458p12345s中 (向聴戻し)
期待値: 1752点, 和了確率: 16.68%, 聴牌確率: 66.25%

打: 八索, 受入枚数: 6種19枚, 有効牌: 258p58s中 (向聴戻し)
期待値: 1537点, 和了確率: 14.05%, 聴牌確率: 57.81%

打: 八萬, 受入枚数: 6種19枚, 有効牌: 58m258p中 (向聴戻し)
期待値: 1537点, 和了確率: 14.05%, 聴牌確率: 57.77%

打: 六萬, 受入枚数: 6種19枚, 有効牌: 69m258p中 (向聴戻し)
期待値: 1490点, 和了確率: 14.05%, 聴牌確率: 57.81%

打: 六索, 受入枚数: 6種19枚, 有効牌: 258p69s中 (向聴戻し)
期待値: 1490点, 和了確率: 14.05%, 聴牌確率: 57.81%

打: 八筒, 受入枚数: 18種64枚, 有効牌: 234569m256789p12345s中 (向聴戻し)
期待値: 1400点, 和了確率: 26.15%, 聴牌確率: 80.86%

打: 七萬, 受入枚数: 6種19枚, 有効牌: 57m258p中 (向聴戻し)
期待値: 1354点, 和了確率: 12.33%, 聴牌確率: 57.77%

打: 七索, 受入枚数: 5種15枚, 有効牌: 258p7s中 (向聴戻し)
期待値: 779点, 和了確率: 7.32%, 聴牌確率: 42.51%

「何切るシミュレーター」でも3巡目までは僅差で打中がトップ!無論このシミュレートは「一人麻雀」想定。中のポンテンや中待ちの出アガリやすさについては考慮されてないことから、実戦的には「それでも一向聴に取る」ことが多いと言えそうですが、今回のポイントは序盤からど真ん中の牌を切ってきている下家。

対門と中持ち持ちは読みようがないですが下家の河に注目

 4m3s周辺は下家に持たれていない可能性が高く、逆に8p中は持たれている可能性が高まります。平面何切るは突き詰めるほど僅差の比較になるのですから、手組の技術を熱心に学んでいる人ほど、河を見てツモりやすそうな待ちを残すことにも力を入れたいです。

 点数状況もまた、「貴人の手組」の有効性を後押ししていると言えそうです。「一姫現麻」的には「林」の点数状況ですが、点数で競っている下家が配牌からど真ん中の数牌切り、2巡目は手出しで発なので、「配牌時点で不要なヤオチュウ牌の無いアガリに近い手」の可能性も減りアガリに遠いと予想されるうえに、跳満ツモになれば一気にトップに近づくので素点を稼ぐ価値が高い。しかもアガリ逃しに終わっても結果が下家以外のツモアガリか下家の放銃ならむしろ好都合です。

結果は予想外にも下家のアガリ

 25p受けが埋まらない以上どうやってもアガリ目は無かったと思われますが、分岐点は意外なところにあるもの。そこに気付くことこそ、麻雀が強くなるためにも、麻雀を楽しむためにも大事なことではないでしょうか。

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