麻雀Q&A第6回「連風牌対子は2符?4符?」

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 符計算で画像検索してみると、紹介されているのはどこも役牌対子を一律2符扱いにしていますが、実はオンライン麻雀では連風牌の対子は4符扱いが主流。私が多く対局してきた「麻雀格闘倶楽部」「麻雀4(ハンゲーム)」「天鳳」「雀魂」はいずれも4符。2符扱いなのは「MJ」くらいでした。

 「連風牌対子は2符と4符どちらが妥当か。」連風牌の暗刻が8符から16符になったり、連風牌の暗槓子が32符から64符になったりはしないのだから、連風牌の対子も2符とするのが妥当である。一見もっともらしい主張のように聞こえますし、私自身もそう思っていました。

 しかしよく考えてみれば、刻子や槓子は場風牌から連風牌になることで1飜から2飜になるのですから、実質的に符が2倍になっているようなものです。満貫以上ですぐ切り上げが起こる昨今の麻雀ではつい忘れがちになりますが、符が2倍になるということは1飜増えることと同義なのです。(「符」の価値が現在より高かった時代は、七対子を「0飜100符」、平和ツモを「0飜80符」で計算していたこともあったそうですが、その辺りの話はまだ後日やることにします。)

 ルールはあくまで取り決め次第でありますが、麻雀の点数計算は倍々勘定が原則という歴史的背景を踏まえれば、私は連風牌対子は4符の方が妥当と考えます。

 オンライン麻雀で未だに4符が主流な理由はよく分かっていませんが、麻雀ゲーム黎明期の多くが4符を採用(オンライン麻雀の元祖「東風荘」も4符)していたので、プログラムを組むうえでのテンプレートとなっているのかもしれませんね。

 何かとややこしい話の多い点数計算ですが、「軽庫娘と学ぶ麻雀入門」シリーズその15〜20に点数計算の歴史と方法について取り上げました。点数計算がいまいちよく分らないという方も、110符まで完璧だけど何故そのようなルールになっているかは知らないという方も是非ともご覧下さい。

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