新版『勝つための現代麻雀技術論』、および『現代麻雀押し引きの教科書』進行状況について

 前回の報告から何と半年以上経ってしまいました。お待たせして申し訳ありません。現時点では来年3月を目処に出版できるよう調整中です。

 新版では麻雀ウォッチで連載済みの「もっと勝つための現代麻雀技術論」、および前著では割愛した「読み」等の内容が一部追加されます(現在どの内容を追加するか検討中です)。前著を持参されている方にも購入をお勧めできるものに仕上げたいですね。

 来年3月には、『押し引きの教科書』(私は問題解答を担当)の新刊も出版されます。こちらは問題を一部修正、および新規で10問程問題が追加される予定なので、前著を購入された方もよろしければご購入下さい。

新版『勝つための現代麻雀技術論』出版後の予定

 教科書や参考書は、たとえその内容が優秀だとしても、本を読み込めば強くなるというものではありません。重要なのは、内容をいかに実戦で活用させるかにあります。その為に具体的にどうすればよいかについて、『勝つための現代麻雀技術論』の内容を元に、講義形式で、「雀愉ブログ」およびnoteに連載することにいたします。

 現在では様々な麻雀本が発売されていますが、それと同時にネット上では様々な形式の麻雀講座を視聴することができます。その多くは内容としては優秀なものばかりと言ってよいでしょう。

 しかし、教科書を読むだけで勉強ができるようになるわけではないのと同様、教科書抜きで講義だけ聞いても身にはなりません。麻雀講座の再生回数が何十万回にもなることも珍しくなくなりましたが、正直ほとんどの人が「聞き流し」状態になっているものと思われます。

 座学だけでなく実戦が必要なのも当然ですが、果たしてどの程度の人が、麻雀の「打ちっぱなし」ではなく、自分の牌譜を検討しているでしょうか。更に言えば、その検討内容が麻雀本や麻雀講義等の座学が元になっている人がどれだけいるでしょうか。

 ①教科書を読む②講義を聞く③対局をこなす④牌譜を検討する ①〜④を全てこなしている人というだけでも少数派ですが、①〜④の内容が全て関連づいている人となれば更に少ないのではないでしょうか。理由は言うまでもなく、「①〜④まで色々な人が色々な手段で発信しているため」。一つ一つの内容は優秀でも、コンテンツが膨大になればそれだけ、「①〜④のどれかばかりを選んでしまう人」「①〜④をバランス良くこなしてはいるが、参考にしているものがバラバラなので関連づけて身につけられない人」の割合が増えてしまいます。

 最近つくづく思うのは、「自分は最も恵まれた時期に麻雀を学ぶことが出来た」ということ。私が最も麻雀にのめり込んでいた大学生時代。麻雀関連のコンテンツは今とは比べられないほど少なかったですが、それでも優秀なコンテンツが少なからず生まれ始めていた時代。当たりが1個でもあれば、コンテンツの数は少ない方が当たりを選び取りやすいものですし、少ないが故に自然と、①〜④をバランス良くこなし、それぞれを関連づけて学ぶことができたのでありました。

 私自身、『勝つための現代麻雀技術論』という①に特化したコンテンツを制作した分、「麻雀ウォッチ」を初めとするネット上の記事では②〜④に関連した内容を意図的に多く取り上げてきたつもりでしたが、「1日1記事は更新する」ことが半ば自分の中で義務になってしまったのもあり、何ともまとまりのない文章ばかりが増えてしまいました。来年からは新刊『勝つための現代麻雀技術論』の出版に先駆けて、現麻本とnoteの記事だけで①〜④が自己完結する作りに仕上げるために、更新を不定期としてじっくり進めていく所存であります。

 

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