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がんばれ藍住さん28

 麻雀で結果が伴わず暴言を吐きそうになってしまった藍住さん。麻雀というのはとにかく自分の思い通りにならずイライラしてしまうゲーム。最近のゲームはこうしたユーザーのイライラを緩和すべく様々な工夫が施されているものですが、麻雀はそうしたものがないのでなおさらです。

 麻雀でイライラした時にどうすればよいか。もう16年も前の記事になりますが私のお勧めはこちら。16年前の時点で、「切った牌を持ってくるということはその分河がヌルくならない長所がある」等の発想に既に行き着いている筆者の才気に改めて感銘を受けます。全ての麻雀愛好家に読んで欲しいですね。

 藍住さんが、「実力で負けているのか運で負けているのか分からない」と言われていますが、「○か✕か」と考えると、「○でもあり✕でもある」あるいは、「○でもないし✕でもない」可能性を見失いがち。麻雀の勝敗の原因はいつも、「実力でもあり運でもある」のです。何故なら例え自分の実力不足で負けたとしても、もう少し運が良ければ勝っていたかもしれませんし、ノーミスで負けたとしても、対戦相手が実力不足でミスをしていれば勝っていたかもしれないからです。

 「実力で負けているのに暴言は良くない」。とても良い心掛けですが、(マナー以外の理由で)暴言が良くないと言われる理由について。「イライラしない方法」でも挙げられているように、イライラして暴言を吐きたくなる原因は「抽選」「結果」「他家の選択」、つまり自分ではどうすることも出来ないもの。麻雀において自分でどうにか出来るのは「自分の選択」のみ。自分の選択以外のことに気を取られればその分自分の選択「今どういう状況で何ができるか考える作業」に集中出来ずにミスも増えてしまいます。暴言が理由で集中力が削がれてしまうのであれば、「運で負けた場合」も暴言は控えた方がよいでしょう。

 逆に普段から言いたいことを言わずに我慢しがちで、勝負事でも何かと遠慮がちな人は、麻雀に関してならもっと言いたいように言えば良いじゃないとも思うのであります。私の敬愛する麻雀打ち(今では引退された方も多いのが寂しいですが)には、人によっては「暴言」に聞こえかねない発言をする方も少なくありませんでした。勝負事に遠慮は無用。麻雀の正解は一つでも、正解に至るまでのアプローチは人それぞれ。自分に合ったスタイルで対局に臨みましょう!

 今回はこの辺でお開き。来週の三麻魂天何切るでお会いしましょう。それではまた。

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