ネマタの知らない麻雀界第18回「真・RPG麻雀」

 もちろんこれはエイプリルフールネタなのですが、ゆくゆくは本当に実現したいと思っているのも事実。麻雀ができるRPG…もといRPGが出来る麻雀と言えば「FF14」。当初はカジノにポーカーを導入する予定が、アメリカの法律に抵触したために日本式の麻雀を採用することになったそうです。

 当時新しいオンライン麻雀の登場を心待ちにしていた私は早速やってみようと思ったのですが、家の古いPCでは「FF14」が起動できるはずもなく断念。それから数ヶ月後に「雀魂」がリリースされ、こちらは辛うじて遊べたので再び麻雀を始めることにしたのでありました。

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 雀魂は日本のみならず世界中で多くの麻雀打ちが卓を囲む人気オンライン麻雀。麻雀ゲームとしても完成度が高いのですが、個人的には二つほど不満点があります。

 一つ目は、折角「コイン」の概念があるにも関わらず、成績は天鳳同様の段位pt制が採用されているということ。2007年にリリースされた天鳳が大ブレイクした大きな要因は、美麗な画像、実力ランキングの存在、基本無料の3点。段位pt制(いわゆるラス回避ルール)については、どちらかといえば不満を覚える方も多いのではないでしょうか。人は成功する可能性が低いものが成功するからこそ喜ぶのであり、逆もまた然り。雀荘のほとんどが、トップの価値が高いルールを採用しているのもうなずけます。

 二つ目は、折角「コイン」の概念があるにも関わらず、コインの使い道がほとんどないということ。コインで買えるゲーム内アイテムはかなり割高なうえに、対局を繰り返しているだけで手に入るものばかりなのでわざわざ買う必要がありません。使い道がないままプレイし続けていたので、気付けば350万コインも貯まってしまいました。

 雀魂は基本無料ですが、祈願(という名のガチャ)をする際に、コインの隣に表示されている青い石「輝石(他のソシャゲでいうところのジェム)」を消費します。この輝石を手に入れる手段が現状課金以外にありません。今時のソシャゲなら、無課金でもゲーム内イベントをこなせばそこそこジェムが手に入るものです。

 雀魂は麻雀ゲームとして完結しているので、輝石を配布する利点が薄いというのもありますが、「キャットフード商人」の称号を獲得する程度に課金した身としては、麻雀以外の部分でもっと課金要素があってもいいし、あったらもっとお賽銭を弾みたいという思いもあります。

 そこで私が脳内で考えたのが「真・RPG麻雀」。ゲームを麻雀パートとRPGパートに分け、RPGを有利に進めるために必要な優良レアアイテムを獲得するためのコインを、課金以外に麻雀に勝てば手に入れることができるようにするというもの。麻雀の腕を磨いて勝ちまくれば無課金でもSSR装備揃え放題。ソシャゲのヘビーユーザーから、これを機に本格的に麻雀を勉強しようと思う方も増えるのではないでしょうか。

 もちろん麻雀パートだけでも十分に遊べる作り。対局でコインのやり取りをするのですから、成績ランキングもコインの獲得額で決めましょう。雀魂のように卓のレベルを銅銀金玉王座のように分け、一定額のコインを貯めればより高レートの卓で打てるようになるシステム。平均収支ランキング(実力ランキング)と総収支ランキング(やり込みランキング)を、それぞれ期間(春夏秋冬)別と累計別につけることにします。ちょうど「麻雀格闘倶楽部」の黄龍ランキングのようなものです。

 ここ数年は「黄龍ランキング」も課金ランキングに成り果ててしまったようですが、麻雀のランキングはあくまで麻雀の実力と運で決めたいものです。しかし麻雀の強さが麻雀以外に活かすことができないというのも寂しいものなので、(ソシャゲへの課金が日課になっている人にとっては)事実上「麻雀の上手さで食っていける」世界を作る。そうした願いも込めて、「真・RPG麻雀」を提唱させていただきました。

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ネマタ
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