実験くん:「鈍感力」判定 モスキートボイスを聞け!
はじめに
過去に色んなところに書き散らかしていた日記アーカイブスをnoteに移植することにした。デジタルならではの復刻シリーズ。
本編
2007年04月10日
昨年亡くなった祖母は生前、けっこう耳が悪かったようだが、母親に言わすと、「都合の悪いことは聞こえないけど、悪口とかはよく聞こえる…典型的な地獄耳」だったそうだ。
でかい声で堂々と悪口言ってる分には案外聞こえないけど、低い声でボソボソ言ってたら聞こえるらしい。加齢に従い、高周波の聞こえ方が急激に衰えるのが原因だとか。
そんな知識はあったけど、実生活では関係ないね~…と思ってたら、案外そんなこともなさそう。
最近モスキート音なるものがナウでヤングな人たちの間で流行ってるそうな。
モスキートっちゅや、「蚊」のことやね。プ~ン…っていうあのいやらしい音。
携帯サイトで、「大人には聞こえない着メロ」なるものが配信されてるというので、好奇心から取りに行ってみた。
年代別で6段階の着信音有。全部ダウンロードしてみた。はたして俺の聴覚年齢は??
恐る恐る聞いてみることにした。
レベル1:60歳代レベル→うん、聞こえる聞こえる。年一回受ける健康診断時の聴覚検査みたいな音
レベル2:50歳代レベル→問題なく聞こえるし。
レベル3:40歳代レベル→だいぶ音量が下がったような気がでもまだ聞こえる
レベル4:30歳代レベル→ゲゲゲ…ほんのちょっとしか聞こえない。意識してたらなんとか分かるけど、これで聴覚検査されたら無理かもしんない
レベル5:20歳代レベル→音としてはもはや認識できず。ちょい悔しい
レベル6:10歳代レベル→もう無理
人間、自分に認識できないものは信用できないものである。レベル4以上の音がホントに鳴ってるのか疑わしいので(←将来疑ぐり深い爺ィになりそう)ヤングな人で実験くんしたみた。
■被験者:家族4人
■結果:
・美人嫁:
3つ年下だが30越えたら誤差みたいなもん。お肌年齢では負けてないと思うので聴覚でも勝負!
→→→なんと、レベル5まで聞き取れたよう。かなり悔しい。。後付けでネットで調べた知識によると男性のほうが聴覚の衰えが激しいらしい。ちょっと安心。
・長男/次男:7歳と5歳。
→→→あっけなくレベル6まで判別しやがった。俺だけ聞こえないなんてつまらん。
そういや、小学生のころ、踏切が鳴りだす前とかテレビが点いたのとか、高周波で分かったよな。オヤジとかは聞こえてなかったのを今思い出した。
・長女:3歳。
→→→ 一番ヤングな愛娘。意外なことに「????」「なに?聞こえない??」
となった。この年では聴覚はまだ発達してないのかな?
それとも、聞こえてるけど、「音」としての認識が出来てないのかもしれない。調べてみたけどそれらしきデータは見つからず。
という結果になった。
調査の結果、元々は暴走族とかタムロして困ってるお店がモスキート音で、演歌とか古臭い音楽流して「ダサいお店」のイメージをヤングのみに刷り込んで自然に足が遠のくようにしたんだとか。ん~イグ・ノーベル賞!すごい!
が…今じゃティーンなヤングたちが学校で先生には聞こえないのをいいことにケータイしまくってるとか。負けとるやん、大人。
ということで、家族の中では「鈍感力」準優勝だった。
「老い」がはじめて見えてきたような気がする・・・
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