見出し画像

髭 TIKA 第2回 @下北沢 SHELTER(2024.05.11.)

髭マンスリーライブTIKA @下北沢SHELTERの第2回。
今回のセトリ担当コテさんが「最近あまり演奏していない曲から選ぶんでしょ?」という独自解釈をしていたためにレア曲だらけ(嬉しい)、さらに宮川さんプロデュースにより後半ガガガっと盛り上がる曲も加わって、最強のセトリ、最高のライブとなりました。
(↓右がコテさんの原案、左が最終セトリ。)


個人的にまず嬉しかったのが『せってん』。近年もたまにライブで演奏されるのですがそういうときに限って参加していなくて、今回初めて生で聴くことができました。

(撮影許可あり)

この曲、最初に音源で聴いたときはAメロの「すくないせってん みつけてわらって」が印象的で、可愛い曲だなあと思ったんです。でもよく聴いたらサビは「たのしいよりつらいよる よるはぬけだせないくらいもり どくははきだせないくらいもる あとはかみだのみ、かみだのみ、かみだのみ」って、かなりつらい。
ただこの動画をご覧いただけたらわかるように、須藤さんが歌っているのを見るとやっぱり優しさが強く感じられたりもして、髭ちゃんのそういう二面性(多面性)に私はいつも惹かれています。


ライブの真っ最中、今でもふっとコロナ禍の、声を出せなかった頃がフラッシュバックすることがあります。

今回『テキーラ!テキーラ!』(曲)のときにテキーラ(酒)がフロアを回って須藤さんに差し入れられるのを初めて見て、無言のフロアに何年もずっとマイクを向けて掛け合いをしてくれていた姿を思い出して、めちゃくちゃ楽しく踊りながらもちょっと泣けてしまいました。


本編最後の『魔法の部屋』もよかった。

須藤さんが「結局、僕と君ってことなんだと思う(表現は違ったかもしれないけれど、須藤さんとお客さん個人個人、1対1だということ)」と言っていました。

この曲を聴くといつも「君がいない」ことにフォーカスして悲しくなっていたのですが(そこが好きなのですが)、この日は「君がいてそして僕がいた
他何が必要だい?」ってまさにその通りだなと、髭ちゃんがここにいて音楽を聞かせてくれているんだから他に必要なものなんてないよなと思いました。

後日、斉藤さんからのポストにもぐっときました。

本編最後がこの曲だったの、すっごいよかったです。コテさんありがとう。


アンコールでは須藤さんがコテさんをおんぶして出てきてほっこりしたあと、昔から変わらないコテさんと尖っていた須藤さんや斉藤さんの話に笑って、『Surfin' JPN』の重いビートでぐでんぐでんに気持ちよくなって、最後の最後は『黒にそめろ』。
この曲の間奏で宮川さんと斉藤さんが揃って前に出てくるの、髭ちゃんのライブでもいちばん好きな場面のひとつです。シェルターでは須藤さんも前に出ていて、低い天井やステージの近さも相まって、すごい迫力。斉藤さんが頭を天井につけて支えてギターを弾きながらCome on, baby! って(オフマイクで)煽る姿にそれはもうぶち上がりました。


シェルターでのTIKA、初回は激しさ近さに興奮しましたが、今回はそれに加えて優しさ、温かさを感じたライブでした。
どこか曲と曲の間で須藤さんがじーっとフロアを見回して、「愛してるよ、下北沢」って言っていたのとか。
須藤さんがちょっとふざけながら言っていた「ドリフの言ってたことがほんとうだってわかったんだ。風邪ひくなよ」っていう言葉とか。
「俺たち、来月も再来月も来年も再来年も、ずーっとやってるから」って言ってくれたこととか。
健康でいること、続けていくことの大変さが身に染みる今日この頃だからこそ、こういった言葉が嬉しかったです。
いつもありがとう。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?