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paionia "Marketing Chance" Tour -東京編- w/ My Hair is Bad(2023.10.25.)@ 下北沢SHELTER

(注:paioniaは撮影可。「 」内はだいたいのニュアンスです)

8月に発売&配信開始された paioniaのミニアルバム『PRODUCT』のリリースツアーファイナル、対バンはMy Hair is Bad!

はじめましてのマイヘア、途中モッシュでもみくちゃになりながらステージ袖に目をやると、扉の奥に拳を振り上げてぶち上がってる高橋さんが。嬉しくて笑ってしまったし、こちらもぶち上がりました。

椎木さんが何度もpaionia愛を語り、「お前ら今日は何しにきたんだ? 音聴きにきたのか? 騒ぎに来たのか? 酒飲みに来たのか? 違うだろうpaioniaをお祝いしに来たんだよ!」って煽ってうわーってフロアが沸いて。
久しぶりすぎるモッシュにテンパりもしましたが、『ドラマみたいだ』や『音楽家になりたくて』をライブハウスで聴けて嬉しかったし、いつもと全然違う空気感で楽しかったです。


paioniaの『PRODUCT』は私の2023年再生回数圧倒的1位のミニアルバム。すぐにでもナマで聴きたかったけれどタイミングが合わず、今回が発売後初めてのライブでした。

どの曲も期待通り期待以上によかった。特に『平地を見ている』は今の自分に刺さりすぎました。美しくて、寂しいけれど優しくて強い曲。ライブ動画はありませんが、このvisualizerとても良いのでぜひ見てほしいです。↓

ライブで聴くのがいちばん好きかもしれないのは『何待ち』。

めちゃくちゃかっこよくないですか! paioniaの音って最近知った人はもしかしたらチルとかとろとろに溶けちゃいそうとかのイメージが強いかもしれないけれど(私は最初そうでした)こういう激しいのもすごく好き。

それから、音源と全然違う良さがあったのが『そのまま』。

音源はTENDREさんのピアノを中心に作られているので、今回3人編成のバンドセットではどんなふうになるのか楽しみにしていました。菅野さんの歌うみたいなベース、高橋さんの甘くて美しい声、謙介さんのひたすら気持ちいいドラム、全部が好きです。

さらにアンコールの『跡形』が全部を持って行っちゃいそうな勢いで最高でした。

熱くて大好きな謙介さんの跡形のドラムがこの日は特に凄まじかったし、フロアのみんなで歌ってるのも良かったです。
これまでフジロックの動画の跡形がいちばん好きだったけれど、この日の跡形はそれを超えたかもしれない。

曲の最後に高橋さんのギターの音が出なくなって、ギターを脱ぎ捨て床に置いてマイクスタンド→ハンドマイクで歌ってたのもめちゃくちゃかっこよかったし、さらにその後、音が復活してた床のギターをかき鳴らすのも熱かったし、そこにかがみ込んでパチパチ拍手する菅野さんに猛烈に癒されました。


その後ダブルアンコールを求める手拍子(マイヘアのお客さん発でワンモア! の声も)の中、高橋さんがひとりで出てきて「ありがとうございます、でも俺のギターはもう多分音が出ない。」と。そしておもむろにアカペラで蛍の光を歌い始めました。蛍の光?
ワンフレーズかなと思ったら歌は続いて皆で合唱になり、袖では謙介さんが笑ってて、歌詞が怪しいところはフロアが補ったりして、わけわからんけどものすごく楽しかった。

ほんとうにいい夜でした。
paioniaの歌があるから頑張れる日がいっぱいあります。いつもありがとう。


セットリスト


凝ってるボード
ステージ床に残されたギター
めちゃかわステッカーたち

最高のミニアルバム

全曲感想


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