PerfumeオタクがKinKi Kidsオタクになるまでの備忘録〜コロナ禍とアイドルと私〜

ブンブブーンPerfume回きっかけでKinKi Kidsオタクになって一年が経った。KinKi Kidsに再び出会えた日をずっと覚えておきたいのに、だんだんと記憶が薄れているので、覚えているうちに文章にしておこうと思う。
※KinKi Kidsの登場までが長いのでご了承ください

コロナ禍、とにかく疲れていた。
2020年はそれでもどうにかなっていた。
世の中への不満と不安に溢れるなかで毎日仕事に行くしかなかったけれど、良質なドラマに出会ったおかげだった。

2021年、Perfumeの演出家/振付師であるMIKIKO先生に関する報道が出た。
東京オリンピック開会式の演出を担うはずだったMIKIKO先生を含めた数名が降板することになったのは既に知っていた。国際的な祭典での演出を任されたことはMIKIKO先生の実力が正当に評価されたんだと思って嬉しかったし、かつてないほど大きな舞台を手掛けることになってどんなものを見せてくれるんだろうと楽しみだったから、それが見れなくなるのは純粋に残念だった。詳しくは分からないけれど、なにか大人の事情があるんだろう。そう思って飲み込んだ。
けれどその理由は、MIKIKO先生が知らぬ間に演出責任者から降ろされ、理不尽に排除されていた、という本当に、本当にくだらないものだった。
怒りで頭がカッと熱くなる感覚と、失望感で身体が冷めきる感覚が同時にあった。
会社帰りの道中で記事を見て呆然としながら電車を降り、改札を出るまでに怒りが沸々と湧いて、駅を出てからすぐにTwitterで怒りを吐き出したのを覚えている。MIKIKO先生のことを考えてボロボロに泣きながら最寄り駅から自宅までを歩いた。閉じた鍵垢の中で、同じPerfumeオタク友達がすでに朝から怒り狂っていたのを見て少し救われた。

Perfumeのオタクになって10年以上が経つ。好きな理由をいくつも挙げることはできるけれど、そのうちの半分ほどはMIKIKO先生が手掛ける演出と振付が担っていることは間違いない。その仕事だけではなく、Perfumeが小学生の頃から長年にわたって彼女たちと築き上げた信頼関係、冷静でありながら愛情深いお人柄、作品に対する信念…知れば知るほど魅力的で、私にとってPerfumeを好きになることはMIKIKO先生を好きになるのと同義だった。憧れの人物像には必ずMIKIKO先生が頭に浮かぶようになった。
報道の第一報の媒体が週刊誌だったから、信じるかどうかは少し迷った。あんな素敵な人がこんな目に遭ったなんて信じたくなかった。しかし先生からの公式声明などを鑑みて、事実なのだろうと思った。
こんなことあっていいはずがないのに。こんなことがあったのに、どうして世の中は普通に回ろうとしているんだろう。

その後、続報でMIKIKO先生の開会式案に関する詳細が出て、そこにはPerfumeの出演も資料に描かれていた。
これでとどめを刺された。
正直に言えば、彼女たちにオリンピック開会式に出てほしかったわけじゃない。いつのまにか口に出さなくなっていた「マディソンスクエアガーデンでの公演」という目標の代わりに、2020年がPerfumeにとってひとつの目標になっていたことは、ファンはみんなうっすらと気付いていた。
「日本代表として」とか「世界に向けて」とかそんな大仰なことじゃなくて、彼女たちがひとつの目標を失った、それも理不尽な理由で、ただその事実が受け入れがたく、暗澹たる気持ちになった。それまでの怒る気力も奪われて、代わりに悲しみが占拠した。
広島のローカルアイドルとしてデビューしたPerfumeがたくさんの夢を叶えていく姿を見て、こんなに悲観的な私にも前向きな感情が生まれた。
努力って報われるんじゃないか。
世界って思ったよりもいいものなのかも。
たくさんの夢をPerfumeに見せてもらった。
その分だけ、深く深く打ちのめされた。
どれだけ努力したところで、どれだけ誠実に生きたところで、本当は何の意味もないのかもしれない。
2021年夏、東京オリンピックは開催された。
そのころから分かりやすく部屋が荒れ始めた。

2022年、Perfumeが新しいアルバムをリリースするらしい。ああ、Perfumeはもう前を向いて頑張ってるのに。私はいまだに2021年を引きずって、ずっと無気力だった。
Perfume友達からLINEが来た。
「KinKi Kidsとブンブブーンみた!?」
「KinKi Kidsとブンブブーン」いま見るとすごく趣深いワードだ。
この一言が無ければ私はKinKi Kidsに再び出会うこともなかった。今となっては本当に友人には感謝しかない。
PerfumeがリリースのプロモーションでKinKi Kidsの番組に出演することは知っていた。でも最速放送地区ではないので見れないと思い、詳しく調べることもしなかった。
「Perfumeの良さが出てる良い番組やった」と友人が言った。もうお互いに長年オタクをやってきて、そこまでマメに出演番組をチェックしていなかったから、この友人が言うなら見てみようかな、そうかTVerで配信があるのか、と調べて当日か翌日には配信を見た。
そこには元気なPerfumeがいて、懐かしいKinKi Kidsがいた。

もともと、ジャニーズの中でもKinKi Kidsは私にとってずっと特別な存在だった。姉がKinKi Kidsとりわけ光ちゃんオタクで、姉が実家を出るまでは誇張なしに毎日テレビでキンキを見ていた。幼い私にはチャンネル権などなく、いつもテレビ前を陣取る姉の後ろ姿越しにキンキが出る音楽番組やドラマを一緒に見ていた。でも、自分だけはジャニーズにハマらないという謎の自意識があり、ジャニーズや男性アイドルにハマることはなくバンドや女性アイドルを好きになり、その中でPerfumeに出会った。

ブンブブーンではいつもニコニコで大型犬みたいなのっちにかわいい〜(泣)となったり、姫カットのゆかちゃんをいまだに見慣れなくてドギマギしたり、つよしくんの「女の人シフォンケーキ好きじゃない?」に対して「あ〜ふつう」と真顔で返すあ〜ちゃんにキレキレだった昔の姿を垣間見て嬉しかったり、たくさんの感情があった。PerfumeとKinKi Kidsが一緒に踊る姿は可愛くてかっこよくて、SMAPや嵐の番組に出るときはいつも楽しかったな、とジャニーズの面々と一緒に踊った番組の録画を何度も繰り返し見ていたのを思い出した。いまはバラエティ出演が珍しいPerfumeにとって久しぶりに楽しいテレビだったと思った。「ブンブブーンめっちゃたのしかった…」と友人に感想LINEを送った。結果、TVerの配信期間の一週間で5回ほど見ることになった。
元気でかわいい、いつも楽しそうな三人。私が大好きなPerfumeがそこにいて、嬉しかった。

Twitterでブンブブーンの感想を追いかけている最中「金髪銀髪シンメ」と呟いている人を見かける。ここで「えっ本当だ、KinKi Kids金髪銀髪シンメじゃん…!」という気付きを得たことから歯車が狂い始めたと思う。シンメというジャニーズ特有の概念のことは知っていて「ハマったらヤバそう」とはずっと思っていた。対称的なビジュアルのコンビなんてみんな好きじゃん。「KinKi Kids、この歳にしてシンメ感増してない…?」と呟いた。

そこからTwitterでキンキのことを検索しまくる日々を送ることになる。いろんな強すぎるエピソードが出てきて、え…?なんなのこのふたり…こんな物語みたいな…と思わず口元を手で覆いつつ「でもかなりオタクの主観入りなんだろうな」と冷静な自分もいて半信半疑だった。(なお、ここでキンキTwitter界隈の地獄を見たり絡まれたりするが、その話はここでは省略する。)
好きになったらヤバそうだと察していたので友人には「こわ…あんま近寄らんとこ…」と言っていたのに、欲望には抗えずYouTubeにも手を伸ばした。そこで公式YouTubeが開設されたばかりということを知った。ジャニーズは権利に厳しいことは知っていたから、これには本当にびっくりした。ジャニーズもそういうのをやる時代になったんだ…
YouTubeを覗くと知っている曲ばかりで、懐かしさで昔の記憶がたくさん蘇る。今でもそらで歌える曲ばかりなのが嬉しかった。そんな中で「このまま手をつないで-YouTube Original Live-」がアップされた。この曲知ってる!実家でよく聞いた、たぶん姉がいちばん好きだった曲。歌詞、こんなこと言ってたんだ。良い曲だな、と素直に思った。
このふたり、25年、いやもっと長い間たったふたりで一緒にやってきたんだな。
調べてみるとKinKi KidsとPerfumeは歩んできた歴史が少し似ていた。12-3歳の頃に出会い、14-15歳で親元を離れて上京、17-18歳でメジャーデビュー、結成からキンキは30年以上、Perfumeは20年以上、ずっと変わらずに同じメンバーで休止等もなく継続的に活動している。(細かく言えばキンキにはつよしくんの突発性難聴での活動休止、Perfumeは結成初期にのっち加入がある)
そして両者とも仲が良かった。会話を聞いていれば自然と笑ってしまう。もちろん長年の活動の中でずっとそうではなかっただろうが、それでもなお今も一緒に居続けていることに胸を打たれた。ずっと同じ場所にいるためには、変わり続けなければいけない。普段の生活のなかでの人間関係でさえそうなのに、ましてや競争が苛烈な芸能界のなかでそれを維持すること。周りの環境が変わっていく中で、自分たちだけ変わらずそこに立ち続けること。それが努力なしには成し遂げられないということはPerfumeを見ていれば自ずと分かった。なるほど、どおりで好みのはずだった。息の長いアイドルからしか摂取できない栄養素がある。この時点で既にキンキにかなりやられていた。

姉の背中越しに見ていた昔のキンキをまた見たくなって、動画を漁りはじめた。ジェットコースターロマンスを踊る王子様みたいなふたりに胸がギュッとなってキンキに恋していた"無い"記憶が蘇りそうになったり、DistanceのAメロBメロを聴いて知らない曲だなと思っていたのに突然サビで「この曲…なぜか"歌える"…!」となったりして、心は完全に1990年代に戻っていた。
それと並行して、奇跡的に録画していたLOVE LOVE あいしてる最終回、Paraviで配信していた金スマ、The CoversのKinKi Kidsナイト、たくさんの番組でふたりを目にするようになった。毎日見たい情報がありすぎて寝不足だった。
若いキンキと現在のキンキを交互に見ることになって、頭が混乱して情緒もめちゃくちゃになった。
特につよしくんに関しては自分の中で整合性をとるのに苦労した。このつよしくんがこうなって…?この年の平安神宮奉納演奏に参加するまで、これが続くことになる。でもいまだに時々その感覚になることがある。
光一さんをテレビで見るとなぜかハラハラした。なんでだろうとしばらく考えたが、幼少期に毎日顔を見すぎてもはや身内のような感覚があるからだ、と気付いた。姉越しに見すぎて「姉の兄」のような錯覚がある…一年経っていまはその感覚がほとんど消えてしまったのが、少し寂しくも思う。
デビュー記念日には間に合わなかったけど、25周年のテレビ露出が多い時期に好きになれたことは本当に幸運だった。夏イベントに間に合えば良かったな、という後悔は今もあるけれど。

ここまできても、男性アイドルしかもジャニーズを好きになるのには抵抗があった。今思えばそれはジャニーズへの偏見と変な自意識も含まれているのだけど、主な理由は「異性のアイドルを好きになる」というのは仮想の恋人のような扱いをしたりうちわを振ったりキャーキャー言ったりしなければならないのだ、と思っていたからだ。元々異性を恋愛的に好きになることがよく分からない性質だし、しかも若いならまだしもこの歳で…という理由でキンキが好きだと認めるまでにはそれなりに時間を要した。でもまぁ、ふたりのことは普通に大好きだった。夢に毎日ふたりが出てきてたし。
Twitterを見ていく中で、少なくないファンがふたりの関係性に焦点を当てているのを見て「そうか、そういう"好き"でもいいんだ」と少し救われ、ようやくKinKi Kidsファンを自認することになった。この界隈ではセンシティブな話題ではあるとは思うけど、こういうオタクもいる。

あとの行動は早かった。Twitterでおすすめの円盤を検索して、まずはウィアコン(2016-2017 We are KinKi Kids)円盤を購入した。バックダンサーに馴染みがないので人数が多いステージに慣れるまで時間がかかったが、キャッチーなヒット曲の多いセトリ・ふたりの美しいビジュアルとパフォーマンスにまんまとやられてしまった。
Twitterを彷徨う中で、KinKi Kids Party!の話題を度々見た。つよしくんの突発性難聴によりリモート出演になった20周年イベントのダイジェスト映像がThe BEST初回盤の特典についてくるらしい。多分今のキンキを知るならば見たほうがいいんだろう。っていうか見たい。でもどうやら初回盤はもう普通には流通していないらしい。中古盤を手に入れるため、金曜日の仕事帰りに電車を乗り継ぎ片道1時間かけて隣の隣の市のブックオフまで赴いた。ハマりたての熱量のあるオタクにはそれくらい容易いのだ。むしろそうまでして手に入れたいものがあることに楽しみすら感じていた。ブックオフまでの道のりを歩いた、夏の夜の身体にまとわりつくむわっとした空気さえ今思い返すと大変にエモい。三連休前の金曜日、The BEST初回盤と食料を買い込んで帰宅した私は最強だった。晩酌をしながら初回盤特典のBDを再生した。
画面の中のつよしくんの前で光一さんがひとり歌うFRIENDSで、思わず涙が出た。to Heartをギター片手に歌うつよしくんにまた泣いた。つよしくんのために光一さんが新曲を作り、それにつよしくんが歌詞を書いて、Topaz Loveの原型が出来た。こんなものを見せられて、どうしろっていうんだ。
つよしくんの身体に何も起きず、ふたりで立てるステージが実現できたのならそれが一番だったことは間違いない。光一さんも言っていた通り、これを美談にするのは違うな、とParty!の映像を見て何度も葛藤した。でもこの映像に映るつよしくんと光一さんの間に、そしてKinKi Kidsとファンの間に、たくさんの感情が溢れていたことはもう誰がどう見たって変えようのない事実で、有体に言えばそれは愛と言い換えられるものだった。
それまでTwitterでのキンキ評で、運命とか永遠とか奇跡という言葉を何度も見たけれど、正直オタク特有のオーバーな表現だと思っていた。でもこれは、それに限りなく近いものなんじゃないか。ふたりの姿を見て涙が出るのは、こんな世の中にもまだそれがどこかにあると、信じたいってことなのかもしれない。

秋にはPerfumeのアルバムに合わせた全国ツアー"PLASMA"があった。このアルバムのプロモーションでPerfumeがブンブブーンに出演してからキンキに再会してしまったので、なんだかあっという間だった。
2021年に観劇した"Reframe"はライブというよりもコロナ禍に合わせた新しいショーで、あらゆる生き物と距離を取る生活のなか「生」を強烈に感じさせてくれるステージングだった。五輪のことが判明したあとだから余計にボロボロに泣きながら見た記憶がある。
ライブの形式でPerfumeに会うのはコロナ禍直前に開催した"P Cubed"から2年以上が経っていた。声出しのできないPerfumeのライブは初めてだったけど、そんなこと気にならないくらいに3人が輝いて見えた。Perfumeはもうとっくに進んでいた。今も昔も諦めずに地道に進み続けるのがPerfumeで、彼女たちはずっとそういう風にやってきたんだった。結局泣いたけど、昨年の涙よりも悲しみはずいぶん減っていた。

離れて暮らす姉と久しぶりに会い、キンキのYouTubeを一緒に見ることになった。YouTubeを見ながら、この曲好きだったなとか、Summer Snow良かったよねとか、昔行ったコンサートでこんなことがあって…と曲にまつわる思い出話をたくさん聞いた。
いまではお互いに丸くなって話すようになったが、実家に住んでいた頃は仲が良い姉妹だったとは言いがたい。ストイックで優秀な姉(今となっては光一さんに影響を受けて育ったことが納得できる)と、マイペースで怠惰な私は基本的に性質が真逆だ。だから私はいつも姉を憧れの目で見ると同時に、劣等感に苛まれて上手く話すことができずにいた。お互いに思春期だったこともあり、同じ家に住んでいても一週間に数えるほどしか会話を交わさなかったような気がする。20年以上経ってからキンキの話をこうやって一緒にするようになるなんて、昔の私はついぞ思わなかっただろう。ほとんど会話もなかった家族が普通に話せるようになるまで、ふたりはずーっと一緒に活動してきたんだな。そう思うと25年という月日が一気に実感を伴って胸に迫ってきた。

2022年末、キンキにようやく会えるときが来た。コロナに感染して行けなくなったら絶対に後悔すると思って、万全の体制で行けるように忘年会の誘いも断った。前日、仕事をしながら「明日キンキに会える…明日キンキに会える…?」とずっとドキドキしていた。何かのイベント前にこんなにソワソワしたのは本当に久しぶりの感覚だった。大寒波が押し寄せるクリスマスイブ、新幹線は一時間遅れで東京へ到着した。初めてのキンキのコンサートはとにかく幸せだった。歌声は安定しすぎて音源かと思うほど、むしろそれ以上だったし、ふたり並んでのダンスがたくさん見られて、瞬きが煩わしく思うほど目を皿にしてそれを見つめた。この日のためにいろんなことを乗り越えて努力してくれたのだと思うと嬉しくてたまらなかった。MCは評判通りの長さと面白さで、ずーっと笑っていた。初めての東京ドームはさすがの大きさだったけど、遠いことなんて全然気にならなかった。初めてペンライトを振る体験をしてアイドルの現場みたい!と思って楽しかった(アイドルの現場です)。帰路の新幹線、あまりの幸福にビールを飲みながらひとりで泣いた。

KinKi Kidsを好きになって一年が経つ。一年経っても好きが増すばかりで、そろそろ落ち着かせてくれと思う。こんなに活動歴を重ねてもまだまだ新しい姿を見せてくれるなんて、ファンとしてとても幸せなことだ。あわよくば、昨年秋のラジオ特番KinKi Kids三昧であ〜ちゃんが言ったPerfumeとKinKi Kidsの対バンが、いつか実現することを強く強く願っている。(セトリ案をしぬほど考えているオタクより)

Perfumeはアイドルではなくアーティストだという意見を見かける。KinKi Kidsでも同じ文言を見かけた。(どうでもいい〜と毎回思っている)
夢を見させてくれる存在。そういう意味で私にとってPerfumeはずっとアイドルだ。
やっぱり希望なんてない、と世の中に絶望していたとき、また夢を見させてくれたのはKinKi Kidsというアイドルだった。
私にとってアイドルを応援するのは楽しさの享受であるのと同時に罪悪感との闘いでもある。過度な期待は人間を神格化させて、いずれ本人たちを傷付ける刃に変わる。自分の言葉が好きな人たちを傷付けているんじゃないかと思うと、怖くて何も言えなくなる。
それでも「この関係が永遠に続いてくれればいいのに」そう思いながらずっと目を離すことができないでいる。
夢なんてないけど、永遠なんてないけど、運命なんてないけど、もしかしたらそれに似たものはあるかもしれないって、それを信じさせてくれる存在。
やっぱりアイドルって最高だ。

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