カネコアヤノさんのライブに行って
今日、カネコアヤノさんのライブに行った。言葉にならない体験だった。
カネコアヤノさんの音楽に出会って何年が経っただろうか。本当にいろいろな場面で支えてもらい、救ってもらった。感謝しかない。
カネコアヤノさんの魅力とはなんだろう? いろいろと書き連ねることはできるだろうけれど、一言で言えば革命家であるということだろうか。革命家。
カネコアヤノさんは些末な日常に革命を起こす。起こし続けている。コーヒーカップやキスや部屋の隅に舞う埃が革命になる。カネコアヤノさんご自身の認識がどうであれ、カネコアヤノさんの音楽が革命的であるという事実は歴史に刻まれるだろう。だからなんだという話ではあるけれど。
そして祈り。
カネコアヤノさんが救いについてどう考えているのかはわからないけれど、カネコアヤノさん独特の世界の救い方は僕の好みである。だから彼女の楽曲をたくさん聴いてしまうし、僕が生きていく上でのインスピレーションをもらい続けている。カネコアヤノさんの色彩は僕の世界を彩り続けている。
"ラッキー
ハードルが低くなった競争
野良イヌのままがいいな
休みの日は川沿いを歩けば
ロックやパンクが終わらないように
輝く水面が見れるね 見れるね
オッケー
明日には皿洗いをしよう
欲望のままのフィギュア
休みの日は川沿いを歩けば
ロックやパンクが終わらないように
輝く水面が見れるね 見れるね
荒野を駆けるメリージェーン
無理ない範囲で君の隣にいたいだけ
どれだけ痛みを分け合えるか
心配はしてないよ
仮病使って休んだ日に見た
あなたと午後の光が僕を包んでくれるかぎり"
カネコアヤノさんはライブの最後、舞台の上から「愛してるよ」と言っていた。本気なんだろうと思う。みんな、ちゃんと本気で受け取ったかな。真実の言葉。
この言葉を多くの人に本気で言える人は少ない。僕の知る限り。
(2024.5.22)
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