いろいろ10年⑩|米の婦人科でIUDをゲット

米10年目にして初めてアメリカで婦人科(OB-GYN)に行き、私の年齢には必要な検査を受け、その流れでとうとう念願のIUDをいれました。やったー!!!当日痛みで苦しんでたんですが、落ち着いたので忘れる前に書き置いておきたい。ピルや経血カップ〜などの話題が上るようになってきた中、こういう選択もあるんだなと思って頂ければ幸いです。どうやって検査~とかIUDを~とか描いてるのでそういう具体的なことは読みたくないなという方はどうぞ読まずに…あと私の性の話もしてるのでそういうのはちょっとな〜というかたは読まないでください。

いつぞやの記事でも書きましたが、まずは自分の保険が使えるドクターを自分で探します。今回は3月に主治医になってもらったドクターから推薦状をもらってたので、その推薦された方が私の保険で使えるかチェック。おっ使えるやん〜ということで早速予約。コロナ対策として家族は連れてこないで、マスクつけて、など基本的な説明を受けます。

正直言って最後に婦人科に行ったのは20代前半である5、6年前。夏休みで日本に帰ってたとき。生理が酷くて気を失うことが何度かあったので、行ってみたら先生は怖いわ、数日痛いわ、生理がひどいことを話しても特に問題ないのですることないです、みたいな感じで、何もエッなんでいったん?????っていう後味悪い感じだったので、婦人科に行くっていうのが無駄なものだみたいな風に思ってしまった。

この数年ツイッターなどで検診受けましょうねというのを見るようになったのと、こっちでもちゃんと受けましょうねというのを見るものの保険がずっとなかったので、いけず仕舞い。保険持てるようになり、行くか〜!というタイミングよくでコロナでNYが大変になってしまい、クリニックが再開して少し移動が解禁された今年の7月にやっといけました。

IUDに興味があった理由はパートナーさんとはお互いの体のことの大切さはもちろん、将来のこともよく話して、かつ二人とも性なことを楽しむタイプなので、避妊云々とかお互い(大事)がむっちゃ気を付けてても、自分たちが将来、子供云々を心身+仕事+経済的(NYでの子育ては本当にマジやばなお金がかかる)に準備できるまで、もしかしたら〜とか心配する必要ないっていうのがいいな、と思ってからというのがきっかけ。私は仕事がしたい。
そしてパさんが私の体を常に本当に大切に考えてくれるので、それがまたきっかけとなりbirth controlの種類や効果に興味を持ったという感じかな。正直、パさんが初体験の人で結婚〜!となったんで、子宮のケアの大事さみたいなのをそれまで考えたこともなかったという感じもあるし、パさんの私の体とすごく丁寧に向き合う考えにハッとさせられたというのもある。私もパさんもおたがいの体ってそうなんだ…って知らなかったことたくさんあったし、自分もパさんも大事にしたいと思うからこそ自分の体を知って、面倒見るのはだいじだな〜〜とか。そして単純に生理がにくい。

紹介された先生は韓国系のとっても楽しそうな人。にこやかにいろいろ説明してくれる。まずはじめに5年は検診受けてないので骨盤内検査をして欲しいことや、生理もPMSがきつくてしんどい、子供は数年後には考えているけど最低3年間ほどは考えていない、IUDに興味がある、と伝えると、まずはいろいろ説明。
birth controlにもこういう種類があって、IUD以外にもこういうのもあるよ、そしてIUDについて何個か種類があってどんな利点や考えるべきことがあるかをこういうのくれて丁寧に教えてくれた。

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すごいわかりやすい。私がピルも飲んだことがなかったので、お試しで試してみてもいいかもよ?とお勧めされたけど、まじで絶対飲み忘れるのでピルはご遠慮したく、リングは生理のたびに出し入れするというのがタンポンも怖くていれられない人間(セックスはいいがタンポンは怖い)にはむり、友達がインプラントしてるけどそれはどういうのなんでしょ〜とかも聞いた。意外やったのがパッチはお勧めしないよ~とのこと。強すぎることとか安定しないとかあるらしい(もちろん個人差はどれにもあります)いろいろ聞いた上でやっぱりIUDがいいな〜と思った。

ちなみにIUDの基本情報はこんな感じ。

IUD(子宮内避妊用具)とはIntrauterine deviceの略で、避妊の目的で子宮内に装着する小さな器具のことです。IUDは一度装着すれば、数年にわたり避妊が可能なので、出産経験があり、長期の避妊を望む女性に適しています。IUDには銅が付加されているもの、されていないものなどいくつか種類があります。
日本語ソース

銅のは長くもつけど大きくて、生理がよりきつくなる傾向があるからもう生理がきつい人には全く向かないと言われ、私が結果的に選んだのは3年もつというスカイラ(公式サイト)。2 cmちょっとと一番小さくて、いれる負担が少ないのもあって妊娠経験がない人でもオッケーなので、せっしぐらいの世代の人には向いているよ〜じんわりとホルモンが出ているので生理痛もPMSも軽くなるし、生理の頻度も減るよ、ピルよりは血栓ができる確率も低いよと言われ(もともとそんなに高くないけど、より低いの意味)、そんなIUDもあったとは!!!!と救われた気持ちに…今すぐ決めなくてもいいし、どうしたいと決めたら連絡してね^^まずは検診してIUDがあなたに向いてるかも確認しましょと言われ、そこから検診。

でははじめましょ〜〜〜!と、小さなオフィスのはしの方をカーテンで仕切ってもらいそこで脱ぎ(ワンピース着て行って楽だった)置いてある紙製のガウンを着て子宮内膜検査と子宮頸がん子宮検査と子宮のサイズ確認をしてもらった。ドクターと私の間にカーテンはない。
丁寧に触る時には触るけど大丈夫かな?とかちょっと冷たいよとか大丈夫?気持ち悪くない?とか確認してくれるし、ここにこうするから、変な感じするかもと言ってくれるので「私は今何をされてるんだ」感が少なかった。

指を入れて、もう一つの方の手で下腹部を押して、痛かったりするとこない?と聞かれたときは触診でゴリッとした物とかあるかどうかみてるんかな?と思ったら、あの触診には子宮のサイズ確認もしてるそうで!IUDいれるには適した子宮サイズだからオッケ〜!!!言われました。すごいな、そんなので子宮のサイズわかるんかすごいな。子宮がそこにある内臓なんだなってなんかこう当たり前のことなんですけど、ちょっと感動した。

触診とみた感じでは健康です。ラボを通しての検査結果は後日テキストするね!IUDでもほかのbirth controlも質問があったり、すると決めたらいつでも連絡してね、という会話でその日は終了。

行ってみた感想としては、IUDやほかのbirth contorlに関してはいろいろ調べてたけど、やっぱり直接お医者さんに聞くの大事やなということ。検査をベースに自分の身体や年齢にあってるのをちゃんと紹介してくれるし、こういうことも考えられるよ〜とか詳しくおしえてくれる。ネットの情報はこういうものもある(私にあうとは限らない)基礎情報って感じかな〜とか。選択肢としてこういうのもあるとは知ったからドクターにそれは私が使えるか、合うかどうか聞くというのが大事なんかな〜と。

実際にIUDいれる手続きはアメリカの医療には珍しく「実際にする前に保険屋通して値段を確認してくれる」タイプ。婦人科のドクターに改めてIUD入れたいので契約書送ってくださいと頼み、サインした契約書を送るとお医者さん側でスカイラが私の保険でどれほどのカバーしてくれるか確認(アメリカの保険手続きとしては普通な4週間かかった)、そしてCVSから「保険がスカイラの費用の850ドルを全部カバーします(21年更新:いれる費用など、含めて合計で1600ドルだったけど全部完全にカバーされました)」と連絡がきたので、んじゃドクターに送ってくだ〜〜〜いと頼む。IUDをいれるタイミングは生理が終わった直後がベストなので、今の生理終わるので〜と今すぐ予約を入れてもらった。

検診が7月の末で、とうとう9月29日。IUDを入れてもらう日。
いれるときは痛いやろうけど、まあなんとかなるやろと思っていた。

事前にこのくすりを病院にくる2時間前に口でとかしてねと処方されてたので、口に含みつつ仕事。Uberの予約も事前にしてたので時間ぴったりに到着。前回はなかった尿検査があるな?と思ったら、IUDいれる前は絶対に妊娠検査をするらしい。まあそらそうだ。そして処方された薬は子宮口を開きやすくするためだったらしく、私は「二次創作でみたことあるやつだな…そんな薬が本当に存在してたのか…知らなかった…無知」と考えていた。出産とか経験いたことあると知ってるもんなんかな。

確認として実物大スカイラ(ちっっっさ)を見せてもらいながら、ここからこう入れて〜と手順などの説明だったり、数日痛みがあったり、少し出血あるのは普通だから心配しないでいいよ。痛み止めの薬は飲んでいいよ。湯たんぽとかであっためてねとか、痛みや出血が3ヶ月も続く場合はちゃんとした位置からずれたりしてるかもだからすぐ連絡してね。その前に今日から6週間後に一度きて、検診受けてねなどの説明を受けます。そしてやっぱやだな〜と思ったらいつでも取り出せるから、連絡してねとも言われます(自分で抜こうとは絶対しちゃいけない)

まあそんな感じで本番。消毒に使うものなどにアレルギーあるかどうか聞かれてないです〜と答えると、オッケー!じゃあはじめま〜〜〜すと開始。
もちろん見えてないのでこんな感じだったとしか言えないんですが、結論で言うと、違和感あれどそっこまで痛くなかったし、数分で終わったけど子宮口広げられてる時が一番痛かった。ぐう、開かずの間が開けられている………と言う感覚。深呼吸して耐えてた。何度も大丈夫〜?気分悪くない?と聞いてくれるドクター。そしてスカイラいれるのになぜか助かるというので「ちょっとおばさんみたいにげっほごほ大袈裟に咳して!」って言われゼエゼエしながら咳。はい、5秒まってね~とか、出血はしてないね~と確認してもらい、完了。

先に説明は受けていたので終わった後の会話はほぼなく、「最低今から2週間は一応プロテクションつかってね~~」といわれ、終わった直後だったのでぼけとして出血用のおりものライナーだとその時脳内で思ってたんですが、あ、あれはコンドームとかの事ですねって次の日に気づいた。
あとはちゃんとした位置にあるかどうかを6週間後に見るから予約してね~なにかあったら連絡して~!と終わります。

この時点で感じる痛みは生理痛みたいな痛さ。このときはまだやべ~って感じじゃないけど、ふらふらはしてた。そして痛みがどんどん出てきて、帰りのuber の運転によって気持ち悪くなり、家着いた瞬間ゲロンゲロンでトイレ直行。

この時点でいたみは生理痛二日目みたいな痛さ。くすり飲んでも引かない。正直こんなに痛いと思わなかった。こんな痛いと思ってなかったから「終わったら仕事戻ります~!」とか言っちゃったせいで、今日ださなあかん案件あるやんけやべ~~て思いながら、痛みで動けない(案件はボスがカバーしてくれてなんとかなりましたありがとう)水飲むのもギリギリ。IUDがはいってることによる痛みというよりは子宮口を5-7ミリとはいえこじあけた痛みらしい。パさんに説明するときcervixという単語をド忘れたので「ドア開けられたのがきつかった…」と言ったら通じました。 その日は歩けないわ、食べられないわでぼろぼろでした。これが数日続くのかよ…と思っていたら、びっくりすることに痛みはいれた24時間後にはほぼなく、ケロリ。元気。なにかはいってるという感覚は全くない。あんなに痛かったのに…じんわりもやっとした痛みはあったので薬はのん出たけど2日目までだった。

これを打ってる日はいれてから4日ですが、痛みや違和感はまったくない。おりものライナーがいる程度の出血…と呼ぶほどでもないものはあるなというかんじ。ドクターには「いれたことによる出血はしてないけど、生理終わりかけみたいな出血はしばらく続くよ~」とはもともと言われてたので、あ、ほんとにそうだな…と。

最初の3か月程度は不定期な出血があったり、生理がきつく感じるかもしれないけど、その後は生理痛も、出血量もPMSの症状も軽くなると聞いてるので効果を感じるようになったらまたかいてみたいなと思います。はやく効果を感じたい~~~!

まあ効果はまだわからないとはいえ、IUDゲットはこんな流れでした。大変よく頑張った…偉すぎる。日本とアメリカでは婦人科系は違うことがたくさんあると思うんですが、ほんの少しでも役に立つか何かになればいいなと思います。検診大事です。





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