サザエさんの父親の呼び方で疑問に思った話

まーちゃろです。連続更新7日目。

私は日曜18時に見るテレビ番組といえばちびまる子ちゃんからのサザエさん。幼稚園の頃から20年近く変わってません。思い返せばかつては19時からこち亀→ワンピースの時代があったんですよね。2004年で終わってしまいましたがテレビ東京以外での民放局ゴールデン番組でのアニメが終了した頃が時代の転換期であり少子化の象徴、という感じがします。

そして今日サザエさんを夕ご飯作りがてら見ていたのですが、その中でワカメが波平と一緒に歩いていたらお店の人に爺ちゃんと孫に勘違いされるという場面が。それを気にした波平が若く見せようと若く見えそうなカラフルなキャップを買おうとするが…

いや既に派手すぎるわ。水色のニットに黄緑のパンツ履いてる50代男性見たことないわ。まぁアニメだから仕方ないんですが。

この回でカツオが「世の中の父親には2種類いる。パパとお父さんだ」と言っていたんですよ。早川さんやかおりちゃんみたいな父親がパパで、波平や花沢さんの父親がお父さん。つまり年齢的に若くてスタイリッシュな父親像をパパ、貫禄がある父親像をお父さん、と表現している。

これは確かにその通りだと思う。私の父親は同年代よりも年が上なこともあって「お父さん」呼びであるが、「パパ」と呼ぶ子の父親は年齢が若い。だからかつてはお父さん呼びよりもパパ呼びの方が新しくてフレッシュな感じがする。

これは母親にも同様で、ママと呼ぶ人とお母さんと呼ぶ人がいる。フネさんをカツオたちは「お母さん」と呼ぶがタラちゃんはサザエさんを「ママ」と呼ぶ。定義は一緒だ。

ところでパパ/ママ・お父さん/お母さん呼びが広まったのはいつからだろう。調べてみればどちらも古い呼び名ではない。戦後の教科書に「お父さん」「お母さん」と掲載されるとほぼ同時ぐらいに「パパ」「ママ」呼びが主流になった。

パパの語源を調べると

フランスから借りたアメリカ(イギリス?)から借りた日本語で元々はpaterでありその幼児語。へぇ。そして赤子が最初に発する言葉がmであることからママと呼ばれるようになったそう。

中国でも爸爸(パパ)、妈妈(ママ)と発音するがこれも欧米圏の影響で近年呼ばれ出した。

私はお父さん・お母さんと呼んでいるが、かつてはパパ・ママ呼びが今時でお洒落なイメージがあったので試してみたが無理だった。呼び始めた愛称から1番変えづらいのが父親・母親に対しての呼び方だろう。

何でこんなことを書いたかというとパパ=若い、お父さん=貫禄がある、というイメージに理解は持ちつつもちょっと違和感を持ったため。結局この回のサザエさんの内容は、若く見えるキャップを買った波平がワカメと一緒に買い物して親子に見られるようになってめでたし、ということだったのだが、「若いお父さん=いい」という考えにちょっと疑問を感じた。確かに若い方が体力的に余裕はあるけれど、「若ければ若い方がいい」「年齢が上だったら可哀想」という年齢至上主義の考えは賛成しない。

たかがアニメに突っかかるのも批判厨みたいで嫌なのだがちょっとスッキリしなかったのでブログに書き留めました。気を悪くしたらすみません。これだけは言っときたいのですが、サザエさんは長谷川町子美術館行ったぐらい大好きです。

父親の呼び名について色々書いたが、今日は母の日。同居してないので直接色々伝えられないが、コロナが終息して自由な世界になったら何かプレゼントしようっと。いつもありがとうございます。

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