見出し画像

初めて空を飛んだ日~in the sky~


皆さんは空を飛んだことはありますか?
飛行機・パラシュート・鳥人間コンテスト
とかではなく丸腰で…



ここで記事の途中ですがお知らせです。

実はこの記事二度消えてしまいまして、今この記事を書くのが三度目で(笑)
どんどん文章がデロンデロンになってしまっております。
二度も消えてしまうってことは
「この記事は書くでないぞ」
と神様から言われてるのではなかろうか…


まぁ書くのですが(笑)

(本当に具のない話を長々と書いてるだけなので)


自分の記憶に残ってることをこれからも完全なるZIKO☆MANで綴るぜ…
時間に余裕が無い人は絶対に見ないで下さい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



私は昔から人にキレたことがなく、というか母親以外と喧嘩とかしたことが皆無です。

だから誰かが怒ったりすると私は即座に謝ります。自分が悪くなくても、理不尽な理由で相手が怒っても光の速さで謝っちゃう。
あまり良くないなって思っててもその場が収まるなら私は全身全霊で謝ってしまう人生を送っていました。


人にムッとすることがあってもまず怒り方がわからずなので結局そんな自分に腹が立って終わるのです。


あ、でもアリンコには恐怖からくる怒りを
ガンガン殺虫剤にのせて毎回丸々一本使い切ってしまうぜ。



しかし、そんな私にも一度だけあったのです…
しかも相手は人です!人間です!

その話をしたいのですがここで一つ…!
その相手のことを悪い風に言ってしまう様な表現があるかもですが今ではすんごい良い思い出(ある意味)として書いてることを念押しておきます!!

私は高校卒業してくらいの時にいっちょ前に付き合っていた人がいたのですが…
(この人は前からラジオ投稿などのネタによくさせてもらっている、何かとすぐに壁に頭を打ち付ける人・大事な場面で気志團さんのOne Night Carnivalをリピートで流す人です)


「ちょっと何言ってるかわかんない。」


そう思ったそこのあなた様。
間違ってません。ほんとそれよ。

んで、その彼の名をカベヲと名付けよう。

カベヲはとても優しく、しかも面白くて笑いのツボも同じで超インドアの私を色んな所に連れてってくださいました。

しかし、付き合って4,5か月が過ぎた頃
カベヲの様子が凄まじく変わりました。

細かくいうのはやめておきますがザっとオブラートに包んで説明すると・・・

・私の服装や髪色を指定してくる/言葉使いや口調に文句言ってくる
・謎の幼児化
・突然髪色を紅に染めてくる

そして
漁師さんが漁業で使ってそうな網タイツを渡された時は言葉がつまりました。
あの時の私ちゃんと笑えてたかな。

オブラートに包めていますか?
ちょっとはみ出てますか?
そうですか…。

そんなこんなでカベヲは日々ことあるごとに壁に頭を打ち付けるし(少し言い合いになったりすると自分を責めながら壁に頭を打ち付けるのです。)
(主な打ち付け場所は電柱人んちの塀ありとあらゆる壁etc,,,)


上記のことで少しずつストレスがチリチリとチリチリしていってました。
しかしこんな自分の事を好きになってくれる人なんてそうそういない…ありがたいことなんだ…皆んなそうなんだ。(違う)
とストレスを耐え凌ぎ付き合っていました。


そしてまぁまぁな月日が経ち来たるXデー。

この時はもう喧嘩?というかカベヲに何かとキレられてばかりの今思うとため息交じりの血反吐が出る様な友達からも大変不評な付き合いに変わっていました(笑)
もちろん私が悪い時もありました!)


ある日、カベヲと街に繰り出した帰りになんかのきっかけで(ここら辺記憶がほとんど飛んでる)誰もが目を丸くする勢いで突然不機嫌になったカベヲ。

この時の私はもう色々と無の境地に達してたんですね。

そのまま電車に乗り、地元に到着してもカベヲは怒りの先の向こう側に行ってて話し合おうにも話にならなかった記憶。
(まず怒り出した理由を言わず)


(ここだけの話、おまけにカベヲのやつは仕事先の年上の女性にかなりのうつつを抜かしていた事を私は知っていたのでそれがかなり大きくての無の極みでした(笑))




で、私の家の前も無言で通過して行き
(こやつ、バイビーも無しに今日も終わらせるのか!)
と私はそこで立ち止まり歩き続けるカベヲを見送っていました。
その時、歩きながらカベヲがある言葉を吐き捨てたのですが…




(((やべ…なんだっけ忘れた))))





でも明らか私に聞こえる様に吐き捨てたその言葉に
私の中で何かがトゥーーン!って音を立てたのは確かです。(トゥーーン)







まず私は持っていたカバンを地面におきました。






次に、履いていた靴を脱ぎました。






そして私は走った。
カベヲ目掛けただ走った。








そして気が付いたら私は宙に浮いていました。






そうです。





飛び蹴りをしてしまいました。




どのくらい浮いていたのだろうか。


でもその時の感覚だけは強く覚えています。
まず空は青くもない真っ黒。
自分の中のどうしようもない怒りが飛び蹴りした足の先からカベヲの背に伝わる感覚とその瞬間がとてつもなくスロー再生。あゝ儚い。


私よりも、
うんと背が高いはずのカベヲがすんごく目線下にいました。

「むぎゃ…」とカベヲの口から出た瞬間にカベヲが吹っ飛んで行きました。


まさに私が空を飛んだ日でした。
(タイトルの空を飛んだっていう表現は実にオーバーだけどそこは見て見ぬ振りしてください。)



無事着陸に成功し私は生まれて初めての出来事の連鎖にただただ呆然。
カベヲも呆然。

そして時も止めてしまったのかと思うほどの静寂。







その後のことは正直覚えていません(笑)(ええー!)
ただただ頭痛が酷かった記憶…
あまりの怒りに断片的な記憶しか残されていない都合のいい脳みそ野郎だぜ。



あれから数ヶ月後、色々事件が重なりお別れしましたが(笑)
お前といると頭が痛くなる」と言われもしました。
(それはあなたがすぐに壁に頭を打ち付けてるからだよ。確実に。←とは言いませんでした。)笑








最後に。


私はあの日から飛び蹴りはしていません。
生涯、飛び蹴りする事はしないでしょう。



いいですか皆さん。






たとえ腹が立っても決して


人に飛び蹴りはしてはいけません。











おわり。









(ちなみに現在は怒るというかムム?って思ったら時と場合にもよりますが大人な対応で相手に伝えられる様になりました(笑))












この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?